とはいっても 対「大人」
そんな衝動に突き動かされ、30代にして新米日本語教師となった私。
日本語学校。「学校」のイメージをもって入職したものの、
周りを見渡せばまだ10代もいるけど、20代、中には30代の学生も。
しかもクラスはたくさんある、担任を任されているわけでもない。
先生に紹介されて黒板に名前を書いて自己紹介する機会なんてそうはない。
そうこうしている間にこの知らない日本人は誰なんだという奇異の目が向けられる。
どうやって自己紹介すればいいんだろう・・・。
大声で叫べばいいのか、それともしばらくは迷彩服を着て、自然に溶け込めばいいのか・・・。
で、結局どうしたかというと
毎日放課後に、会う人会う人に頭を下げながら
「最近、この学校に来ました○○です。どうぞよろしくお願いします。」
と言いながら歩き回ったのでした。
選挙か?
立候補したのか?
清き一票が欲しいのか?
と、今となれば笑い話なのですが、その時はもう必死でした。
学校がなんたるかもわからない。
外国人との接し方も分からない。
大人の学生との接し方も分からない。
という状態だったのですから。
でも、こうも思います。
中には学生と言うだけでやたらラフで上からな先生もいますが
それは違うぞ、と。
自分にはないスキルや経験を持っている人たちもたくさんいます。
年齢が近い人、中には年上の人もいます。
ですから、ぜひ「敬意を持って大人としての対応を」
後々の良好な関係性を思うと、結局これが正解だと、思うわけです。
自分の年齢の方が上ならなおのこと、敬意で返ってくる気がします。
*あくまで個人の感想です。
効果・効能を保証するものではありません。