フラメンコカスタネット講座入門編第1講 ー音階について&やってみよう「Ta」と「Pi」ー
今回は前回のはじめようカスタネット編の続きとなります。
紐のつけ方、手への装着方法の説明と知識としての”ホタ”について解説して参りましたがいよいよ今回から音階の説明実践、練習を開始していきましょう!
インド音楽の代表的な打楽器タブラの奏者は、その十種類以上ある音階を先ず口で歌うことから始めて、そのあとそのリズムを指や手のひらで表現(演奏)します。
フラメンコのカスタネットではそこまで量はありませんが、 Ta(タ) Pi(ピ) Chi(チ) Pan(パン) Ria(リア=巻き舌)
の5種類です。
これをインドのタブラ同様、はじめは口で歌い、そのリズムを指で表現できるようになることを私はお薦めします。
そのリズムをしっかりと頭で理解出来ているということは、しゃ口で歌うことも出来るはずで、打つことに集中して運指に一生懸命になってしまうとリズムがそっちのけになってしまい、結果いつまで経っても叩けるようになりません。
初心のうちは先ず口で、そして指と同時に出来るようになるよう練習することをお薦めします。
では今回TaとPiについて解説いたします。(全5音を一気に行うのは大変ですので今回は2音について学習、練習していきましょう!)
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