なんでカエルパンダで3DダンジョンRPG?②
「残月のアレ(仮)」 Vol.0
ゲスト:田村P(アクワイア株式会社)の回より
なぜカエルパンダが3DダンジョンRPGを手掛ける事になったかについて
語られている箇所の抜粋②です。
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主催:奥田 覚(株式会社カエルパンダ)
司会:白石もへ
ゲスト:田村P(株式会社アクワイア)
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【プロト制作の経緯】
白石:
「残月の鎖宮」のプロジェクトは
どういう経緯で始まった感じでしょうか?
田村さんからお答えいただけますか?
アクワイア田村P(以下、田村P):
2018年くらいなんですが、
元々、 さっきも挙がった
ルネサンスの「ウィザードリィ」ですとか、
「ととモノ。」シリーズですとか、
あれも結構シリーズたくさん出てるんですけど。
あと、ちょっとマイナーになるんですけど
vitaで出てた「MIND≒0(マインドゼロ)」とか、
そういった3Dダンジョンモノって
結構やってはいたんですけど、
「MIND≒0」から結構新作なかったので、
そろそろ何か新しいの作ろうっていうのが、
まあ社内でちょっと上がりまして。
白石:
なるほど。
田村P:
そんな中で
白黒の和風なやつをやろうっていうのが出てきて。
そういう企画があって、
その時はちょっと別会社さんとやってたんですけど、
試作をちょっとやったんですね。
白石:
ああ、プロトがあったんですね。
田村P:
うん、そうなんですよ。
半年ぐらいやって、
まあいろいろとやってやってたんですけど、
ちょっと色々と問題というか、
これ、どうやれば面白くなるのか、
うまくいくのかっていうところもあって、
一旦ちょっと中断してたんですよ。
白石:
うん、うんうん。
田村P:
中断してたんですけど
まあうちのその遠藤の方に
カエルパンダさんとの繋がりがあったみたいで。
白石:
遠藤(琢磨)社長ですね。
田村P:
はい、社長と繋がりがあって、
じゃあカエルパンダさんの方で
「やりたい、やれる」って言う話が
こちらの方にも来たので、
「じゃあ」っていうところで、
改めてリブートしたっていうのが
今回カエルパンダさんの方で作って頂いたっていう流れなんですね。
白石:
で、カエルパンダでどう対応したの?
奥田:
当時、
「そろそろ次の仕事取らないとヤバイよなぁ」って時でw
うちの河上が、
遠藤社長に「企画提案できることないですか?」って伺った時に、
「(墨絵調で)和風・白黒のウィズライク」
ってコンセプトのプロジェクトが
試作品を作った段階でペンディングになってて
チャレンジしてみます?ってお話頂いて、
「おお、来たぁ」ってなったわけです。
ただ、カエルパンダとしてはRPGの実績がなかったんで…
1ヶ月位お時間いただいて
現実的な落とし所を考えながら
コンセプトとか練り直して企画提案して
まず、試作品作るチャンスをいただいて
始まった感じです。
白石:
またプロト作る感じになったんだ?
奥田:
うん、前に作られたプロトの段階で
敵のテイストは
かなり良い感じで固まってたんですよね。
多分、遠藤社長が結構あそこはかなり拘って?
田村P:
はい、わりと細かいところに拘ってましたね。
まあそんな中でそういった
プロトをさらにやった上で
「あーじゃこれだったら行ける」って言う感じもありまして
そのまま制作を進めたって感じですよねうん。
奥田:
実は、ちょうどその頃、自分も
今風のドット絵のウィズライクの企画を温めてて、
それをクラファンするか、どこかパブリッシャーさんに
提案するかってのを検討してて、
自分のアンテナもそっちに結構向いてたんですよね。
白石:
そのプランについては
僕もなんとなく聞いてました。
奥田:
そう。
まあ、そうこうしているうちに、
アクワイアさんからお話いただいて
温めてたやつはいったんペンディング。
<コンセプトワークの話へ続く>