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9月、公演のあとの活動。


Hispanic Heritage Month

マエストラでの研修の最終週、私にとって最後のマンスリーミーティングがありました。
9月はHispanic Heritage Monthということで、それにちなんでヒスパニック系ミュージシャンのパフォーマンスをおこないました。もちろんリフレッシュメントはタコス!
サパテアド(Zapateado)と呼ばれるタップダンスのようなものも披露してくれて、わたしはおそらく人生で初めてちゃんと初めて観ました。

メキシコ系ミュージシャンによるパフォーマンス

大好きな「わが町」を観劇

公演準備で忙しくて8月はまったく行く暇がなかったので、久しぶりの観劇でした。
…なのですが、まずはミュージカルではなくこれを。「わが町」とても好きな作品でして。

吊られた照明がきれいでした

「Big Bang Theory」という人気の海外ドラマで主演をしていたジム・パーソンスが舞台監督役、ほかにもケイティ・ホームズも出演していたり、けっこうスター出演!的な売り方をされていましたが、私が観たのは初日が開いてまもなくだったからか、観客のマナーも悪くなく集中して観られました。

演出や芝居的には「うん悪くないけど、ふーむなるほど。」くらいでしょうか。元々とても好きなアメリカ戯曲で、それが生まれた国で、しかもブロードウェイで観られるということで、ちょっと期待しすぎたところもあるかもしれません。
個人的な意見としては、特に派手なことはせず、ただていねいにセリフとプロットを積み上げていった結果として、観客に人々の営みの壮大さを感じさせるような観せかたがこの作品にはあっているように思いますが、俳優によってはちょっと芝居が大きすぎて雑に感じてしまいました。劇場が大きかったせいもあるのかな。

とはいえ、やっぱり3幕でじーんとしますよね。
Time Flies.
わずかでも気づいて生きていきたいものだなあ、と思いました。


いまさらながら「SIX」を観る!

帰国日が近づいていたため、9月以降にはあわててオンブロードウェイ定番作品に足を運びました。どうしても期間限定の作品や話題の新作などを優先してしまって、ずっと後回しにしていたので。

ということで、
いまさらながらSIXを観ました。

TodayTixオファーのおかげで
少し前の席

なるほど、シーケンスありだけど4リズムが舞台上(女性ミュージシャンのみ)なのが良いですね。
しかしまあミュージカルというよりはパフォーマンスでしょうかね。ミュージカルよりコンサートが好き!みたいな人への導入編としてはおすすめできそうです。

たまたま私のすぐ前に、とてもおとなしそうな、見るからに日本人の女の子がひとりで観に来ていて、でも始まったらすごくノリノリでこのショーをよく知っている感じだったので、きっと好きなショーなんだな、すごく楽しみにしてきたんだな、としみじみ思いました。

ミュージカルでも小説でも映画でもなんでも、これだ!これこそが!みたいな作品に出会える人生は、豊かで尊いと思うのです。


ミュージカル「See What I Wanna See」

オフブロードウェイで上演されていた、マイケル・ジョン・ラキューサのミュージカル「See What I Wanna See」のリバイバル公演を観に行ってきました。
情報をたまたま知ったのが公演終了直前だったので、あわててなんとかスケジュールをこじ開けて千穐楽に滑り込みました。私はもともとMJLのファンでもあるし、この作品の題材が芥川龍之介の短編だということにもとても興味があったし、キャスティングがオールAAPI(アジア系アメリカ人と太平洋諸国系アメリカ人)だという点も。

主演は日本出身の俳優

なかなか複雑な作品でした。1幕では、芥川の短編をもとにした物語と1951年にニューヨークのセントラルパークで実際に起こった事件とが絡み合っていて、さらに2幕では、とある神父を中心とした新たな物語が語られます。1幕と2幕は関係あるようでなさそうで、でもほんのりあるんだろうなあという感じ。私は正直言って2幕のほうが好きで、こちらがあったから何とか集中したまま観られた、という感じでした。

今回の演出では、まず幕開けの曲を字幕もなしで突然日本語で歌い出したので、一瞬耳の錯覚かと思ってびっくりしてしまいました。
そして、昨年のホリデーサロンでともに作品を発表したAdam RothenbergがたまたまMDを務めていて、彼はサロンの時の曲も良かったしピアノも上手いなという印象だったので、MDとしてのスキルもじゅうぶんで、難しい曲ばかりでしたが安心して観られました。

商業的な作品ばかりではなく、こういった挑戦的な作品も、クオリティ高く日常的に観られるというのは、ニューヨークの良い点だと思います。

満席でした!

Pierにも秋がやってきた

そうこうしているうちに、すっかり秋の気配。
今年の体感は、マンハッタンの夏は東京の次くらいにしっかり暑くてびっくりしましたが、その代わりけっこう短かった。8月下旬になったらもうすっかり涼しくなっていって、秋らしい秋がしばらく続いていました。

私はPierがとても好きなのですが、マンハッタン側にもブルックリンの側にもニュージャージー側にもそれぞれPierがあって、しかもマンハッタンだけでも場所によってそれぞれかなり雰囲気が違うんです。

マンハッタンでは、レストランに入ると物価高&円安&チップの影響で日本人には相当価格が高く感じますので、真冬は無理ですが、それ以外の季節でしたらTo Goでなにか買って、最寄りのPierに行かれることをオススメします。椅子やテーブルもたくさんあるし、気持ち良いですよ。

これはW65thあたりのPier

Parkにも秋!

もしくは、公園もいいです。
セントラルパークは有名だと思いますが、他にもブライアントパーク、ユニオンスクエア、マディソンスクエアなど憩いの公園がたくさんあり、人がたくさんくつろいでいます。

セントラルパークは日中は良いのですが、広いので日没以降はあまりオススメしません。その点、ブライアントパークなどは23時に閉まるまでずっと煌々と明るいですし、狭いところでいろんなイベントを毎日のようにやっていて、穏やかな感じです。ジャグリング教室とか、マーシャルアーツ教室とか、ビンゴ大会とか(笑)

定番のブライアントパーク

また私は行ける時は、英語の練習のためにSNPLというニューヨーク公共図書館で開講されているカンバセーションクラスに通っていたのですが(無料です!)そこによく来ている移民や外国人在住者がよくブライアントパークにたむろしていたので(SNPLとブライアントパークはすぐ隣なので)、だいたいいつも行ったらだれか居るみたいな感じでした(笑)

そろそろ研修も終わりが近づき

そんなわけで、おかげさまで研修は9月21日をもって無事に終了いたしました。
諸事情により帰国を約1ヶ月後にさせてもらっていたので、追加でTOFTへ行ったりは10月にも行いましたが、荷造りやビザのための報告書類提出などもあったりで、その後もけっこう忙しくしておりました。
せっかくなので、1年住んだ家で記念撮影もしたり。

大きな窓のある部屋が好きです

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奥田祐 OKUDA Yu
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