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感動の別れっぽい。

駅から徒歩七分ほどの道。
約三名。高校生ぐらい。
二人。ちょい離れて一人。

「先輩が大好きでした!」
と、一人泣く。

ちなみに女子三人。

「先輩のアタックをレシーブすることが快感でした!」
バレー部?
「あの日の事、忘れません!」

どの日だ。

先輩らしき一人、歩き出す。
「先輩!」

先輩らしき一人、呼び止めに立ち止まり、振り返り、

「インターっっっ」
と、叫ぶと、
三人で声合わせ、ジャブしながら
「チェンジっっ!」

インターチェンジ?

三人、駆け寄り抱き合って泣いてる。
なんだ。
まあ、なんかなんだろ。

イイね。
イイと思うよ。

と、その道を通り過ぎた。

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奥田庵 okuda-an
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