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ミニ小説100編 その④

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ミニ小説100編です。その④
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#短編

昨日観た優しい映画。

昨日、Netflixで観た映画の余韻がまだ残っている。 いい映画だった。 いい映画を観たあとの心…

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心が震えない日々についての途中経過。

心が震えなくなっていることに気づいたとき、原因はただの疲労なんだと思っていた。 少し多く…

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キモイので空気読まない。

新年会。 女子が帰りおじさん3人だけ居残り。 下ネタ。 内心、 「きもっ」 と、思う。 が…

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感動の別れっぽい。

駅から徒歩七分ほどの道。 約三名。高校生ぐらい。 二人。ちょい離れて一人。 「先輩が大好き…

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マスク蒸し暑い。【小説】

マスク蒸し暑いなぁ。 いつまでやってんだろうなぁマスク。 ショッピングモールで、妻の買い…

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ホット。【小説】

「ブレンドのSで」 上着が増えて、休憩時間に注文する飲み物がアイスコーヒーからホットコー…

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心の垢。【小説】

日常で多く耳にする言葉が否定的な言葉が多いと、やはり心も引っ張られている。 そんなことを何気なく映画を見ている時なんかに気づいたりする。 見ている映画の世界観が心地良く、 「ああ、こういう世界観が好きだったなぁ」 と、ふと、思い出したかのように心が感じたとき、なぜ、こういう心持でいられないのかと考え、そこに日常の垢のようなものを見つける。   通じない言葉は使わない。 僕はただ黙って、そして受け流す。 そして、心が垢まみれになっていく。   その心地よさについて、「遠い記憶」

「生きていることが不自然」な世界。【小説】

俊彦は仕事柄、クレームに対応しないといけないことがある。   お金を払ってるのだから、それ…

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好きでもよく分からないこと。【小説】

まだ子供の頃、僕は小さな妹と手を繋いでピアノ教室へ通っていた。   僕は大学生になり、妹は…

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「Ring Ring Ring」を聴く。【小説】

高校の友人が突然謎の病になった。 医者が言うには、「どこも異常はない」とのことだったが、…

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【小説】そこそこの成功確率。

彼は小さな街の商店街にある、古い喫茶店にいた。 わたしは、さり気なく近づき、声をかけ観光…

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【小説】まだら

もう十数年まともに写真を撮っていない。 自分の顔を写真に残したいと思えないのだ。 このまま…

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【小説】目撃してしまった。

帰り道。 少し前を歩いている男性の背中に、「夜逃げ」と書かれた張り紙がついていた。 夜逃…

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