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有料メルマガライブラリから(189)決算短信発表後に株価が急に大きく下げても、その企業の事業内容や資産背景を研究していれば、損切りの誘惑に耐えることが出来る

有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を再編集して毎週掲載いたします。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。

 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。

==「決算短信発表後に株価が急に大きく下げても、その企業の事業内容や資産背景を研究していれば、損切りの誘惑に耐えることが出来る。」==

  (有料メルマガ第291回・2014/8/19配信号)

※注 2014年8月現在の内容ですので留意下さい。

 いつも感じていることですが、株価が上がり始めるためには何かのきっかけ、カタリスト、触媒が必要になります。

 業績の上方修修正があったということがカタリストになり、株価が上げ始めることがあります。

 しかし株価が上がり始めてしまうと、株価が上がることが投資家の注目を集めて、株価が上がるから買うという投資家が増えてきます。

 これは個別銘柄ばかりではなく、日本株全体にもいえることですし、為替相場にも同じことが言えると考えています。

 逆のこともあります。第1四半期の業績が通期予想と比べての進捗率が悪かった。そんなことから株価が急に大きく下げることも良くあります。いったん下げだすと、下げるから売るという投資家もでてくるので、株価がなかなか戻さずにダラダラ下げ続けたり、下げ止まっても安値で低迷してしまうことも良くあります。

 その企業の当初の業績予想で上期は利益が低く、下期に利益が増えるという業績予想が発表されていても、そのことは無視されることが多いような気がします。

(中略)

 ただ、あまり短絡的に短期の株価の動きとか、単年度の業績だけで投資判断を行うと、せっかくの高収益企業の株を取り逃がすことになるかもしれません。

(中略)

 投資家は自分がその銘柄を、いまの株価(=いま買える株価)で買うことに納得がいくと投資を実行します。トレーダーのようにチャートなどや、いろいろな投資シグナルに基づいて(=納得したら)投資を実行することもあるでしょう。

 しかし、それぞれの投資家が利用している納得材料には株価が上がり続けているという状況が影響を与えていることを忘れては、投資判断を間違う可能性が高くなります。

 株式市場では株価が上がり易い『上昇期』と、株価がなかなか上がらない『混迷期』が存在します。これらが交互に訪れます。上昇期にも株価が下げるときがあり、混迷期にも株価が上げる時がありますし、株価が横ばいで推移している時期も長いです。でも少し長い期間のチャートで見るとトレンドが右肩上がりの時期と右肩下がりの時期があることが分かります。

(中略)

 ただ日本株は外人投資家の影響が強いので、米国株などが下げると、日本国内だけで事業を行っている低PER銘柄(=業績の良い割安株)の株価が下げてしまうことも良くあります。

(中略)

 最近の私がウォッチしている日本株の株価の動きを見て感じることは、やはり低PER銘柄が上げることが多いということ。また資産の割安株が上げることが多いということ。魅力的な優待のある優待銘柄はPERが低くなくても上げることがあるということ。このような感想を持っています。

(後略)

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎

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 本日配信の有料メルマガでは、米国を中心に全世界で事業を展開しており、国内に於いても今後の業績向上が期待でき、4期連続最高益更新をしており、低PER低PBRで、東証1部昇格も視野に入る企業を、研究銘柄として掲載しています。

 また、コラムでは、「日本株全体としては、まだ株価が弱い状況が続いていますが、直近の決算短信の数字が良かった企業には、継続的に資金が入り始めたように感じられます。油断は禁物ですが、低PERかつ低PBR銘柄に少し多めに資金を投入しても報われる可能性が高くなったように感じられるこの頃です。」と題し、しっかりリスク管理をするのはもちろんのこと、バリュートラップと思しき銘柄も中長期目線では高騰することも多いという分析を行い、具体的に3銘柄ほど取り上げております。また、良い事業でありながら株価が下げている3銘柄も同時にウオッチしています。

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