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#15 プロシップ(3763) 2019/07/02

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       山本潤監修「グロース銘柄発掘隊」 第15号

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 山本潤氏率いる「株の学校」で、山本氏をはじめとする講師陣の薫陶を受けた精鋭アナリスト達が、成長株を発掘し、その内容を詳細にレポートします。

 毎週火曜日配信、1回に1銘柄の深掘りレポートです。


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               【目次】


     ■はじめに
     ■プロシップ(3763) 客員アナリスト 小月陸


※本メルマガの一部内容を、億の近道へ抜粋の上掲載することがございますので、あらかじめご了承下さい。


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■はじめに


 NPO法人イノベーターズ・フォーラムのご協力により、客員アナリスト
たちのレポートの有料メルマガがスタートしました。

 グロース銘柄発掘隊の隊長は東京2期生です。
 彼の指揮下、隊員たちは、週に一本のフルレポートをディープに発表します。
 どれも個性あふれるレポートです。

 投資家のみなさまにおかれましては、ぜひ、グロース銘柄発掘隊の客員アナリストたちへのご支援をよろしくお願い申し上げます。

(山本潤)


【発掘隊より】

 グロース銘柄発掘隊は、5年から10年以上の長期投資に耐えると思われる銘柄を発掘し、調査分析するものです。配信した銘柄は短期的に株価調整する場合もありますが、対象企業の前提条件が変化しない限り、問題ないと考えます。
 配信した銘柄は定期的にチェックしております。もし、前提条件が変わったりビジネス環境が大幅に変化した場合には、あらためてフォローコメントを配信致します。


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■プロシップ(3763)


【会社概要】


◆サービス概要

 同社は大企業向けに固定資産管理ソフトをパッケージ形式で提供しているソフトウェアベンダーです。
 固定資産は会計と税務で償却や評価方法が異なるため管理に手間がかかります。また、固定資産は会計制度の中でも比較的頻繁に制度が変わり、そのたびに計上方法を見直す必要にも迫られます。
 固定資産管理システムとは、そのような複雑な資産を担当者が効率的に管理できるようサポートするためのシステムです。

 同社が提供するシステムは一般的なERPとの違い、固定資産の管理に特化しており、税務と会計の2つの帳簿に分けて単一資産を管理できる点や、会計制度が変更されたらすぐにシステム上で反映される点などが優れています。
 特に同社の主力製品であるProPlusはカスタマイズ性が非常に高く、他社のERPや企業独自の社内システム上に連結させて使うことができます。

 同社のホームページでは業界トップ企業の導入事例集が掲載されていますが、そこから同社の製品の導入以前の業務がどれだけ面倒なものだったか伝わってきます。
 まず、JX日鉱日石金属株式会社の場合、独自開発したかなり古いシステムで固定資産を管理しており、データを修正する際は保守会社に依頼しなければならないという非常に手間のかかるオペレーションになっていたようです。
 また、固定資産管理システム自体は導入していた大丸松坂屋百貨店を運営するJ.フロントリテイリング株式会社や、株式会社AOKIホールディングスにおいては、従来のシステムでは制度変更や細かいニーズに耐えられず、結局計算表ソフトで管理する必要があり、ソフトを導入しているのにもかかわらずかなり手間のかかる運用体制となっていました。
 同社の製品を導入することでこのような手間を大幅に削減できるので、作業時間が1/6~1/10程度になったというような事例が多く掲載されています。


◆ビジネスモデル

 同社のホームページでは過去5年分の決算説明資料が掲載されており、表1は2014年3月期から2019年3月期までのセグメントごとの売上をまとめたものです。
 2019年3月期のセグメント別の売上比率としてはパッケージ製品の開発が62%、保守が33%、受託開発2%、運用管理3%となっています。

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