#43 マーキュリアインベストメント(7190) 2020/01/21
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山本潤監修「グロース銘柄発掘隊」 第43号
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山本潤氏率いる「株の学校」で、山本氏をはじめとする講師陣の薫陶を受けた精鋭アナリスト達が、成長株を発掘し、その内容を詳細にレポートします。
毎週火曜日配信、1回に1銘柄の深掘りレポートです。
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【目次】
■はじめに
■マーキュリアインベストメント(7190) 客員アナリスト 田中雄一
■モデルポートフォリオ
※本メルマガの一部内容を、億の近道へ抜粋の上掲載することがございますので、あらかじめご了承下さい。
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■はじめに
NPO法人イノベーターズ・フォーラムのご協力により、客員アナリスト
たちのレポートの有料メルマガを提供しております。
グロース銘柄発掘隊の隊長は東京2期生です。
彼の指揮下、隊員たちは、週に一本のフルレポートをディープに発表します。
どれも個性あふれるレポートです。
投資家のみなさまにおかれましては、ぜひ、グロース銘柄発掘隊の客員アナリストたちへのご支援をよろしくお願い申し上げます。
(山本潤)
【発掘隊より】
グロース銘柄発掘隊は、5年から10年以上の長期投資に耐えると思われる銘柄を発掘し、調査分析するものです。配信した銘柄は短期的に株価調整する場合もありますが、対象企業の前提条件が変化しない限り、問題ないと考えます。
配信した銘柄は定期的にチェックしております。もし、前提条件が変わったりビジネス環境が大幅に変化した場合には、あらためてフォローコメントを配信致します。
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マーキュリアルインベストメント(7190)
【会社概要】
業種としては、証券、商品先物取引業に分類される。
オルタナティブ投資を中心としたファンド運用や自己投資事業を行っており、オルタナティブ投資分野におけるリーディングカンパニーを目指している。
◆沿革
2005年:日本政策投資銀行とあすかアセットマネジメントの合弁会社としてADキャピタル(旧社名)を設立し、第一号ファンドとしてあすかDBJ投資事業有限責任組合を組成する。
2008年:後にSpring REITとして上場するChina Central Placeのアセ
ットマネージメントを開始する。
リーマンショック後の2010年にProject Sweep、2012年にProject
CSといったバリュー投資を目的としたファンドを組成する。
2013年:香港証券取引所に子会社が運営するSpring REITを上場する。
2016年:マーキュリアインベストメントに社名変更後マーキュリア日本産業成長支援投資事業有限責任組合を組成する。
2017年:航空機リースファンド組成、2018年にインフラファンドの投資法人を設立する。
◆経営理念・コンセプト
同社は経営理念として「Cross Border」を掲げており、あらゆる垣根を超え、日本の強みを基盤として世界に広がる成長分野や成長可能性への投資を中心にユニークな投資機会を見出そうとしている。
実際、55名の従業員で日本、中国(香港、北京、蘇州)、タイ(バンコク)に子会社を持ち、日本だけに限らず、世界中で投資機会を伺っている。
◆ビジネスモデル
当社はファンド運用事業による管理報酬(0.5%~1%)と成功報酬
(元本を超えた利益の10%~20%程度)及び自己投資(タイミングブリッジや管理運営ファンドに対するセイムボート投資)による営業収益で成り立っている。
2018年/12月期における、営業収益の割合は以下のようになっている。
・ファンド運用事業:84%
・自己投資事業:16%
※同社のファンドは大きく5つに分類されている。
成長投資戦略
不動産投資戦略
バリュー投資戦略
バイアウト継承投資戦略
キャッシュフロー投資戦略(航空機リースファンド、タイメザニンファンド、インフラファンド)
投資運用業という性格上、特許や商品による優位性は小さいが、日本政策投資銀行、伊藤忠商事、三井住友信託銀行とアライアンスを組んでおり、幅広い収益機会に恵まれているのが同社の特徴となっている。
◆市場動向
□[オルタナティブ投資について]
近年、先進国経済成長率や国債利回りの低下により、伝統的4資産である国内株式・債権、海外株式・債権のβのリターンが下落傾向にあり、オルタナティブ投資に注目が集まっている。
アメリカ、カナダ、イギリスなどの年金基金に占めるオルタナティブ投資の比率は20%程度まで高まっており、GPIFに占めるオルタナティブ投資比率も過去10年で5%(5%⇒10%)程度増加しており、同社に とっての追い風となっている。
(GPIFの資産規模が約1.2兆ドルであることから1%をオルタナティブ投資にリバランスすることで約1兆円程度の資金が流れる。)
【成長ドライバ】
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