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コード番号不足時代突入

 今年は新規上場(IPO)が2月7日のSOLIZE(5871)を皮切りに始まります。昨年は96銘柄のIPOがありましたが、全体相場が上昇する中で今年はどの程度の企業がIPOしてきて、どのような株価変動を見せるのかIPO銘柄ファンの皆様も楽しみにされているものと拝察致しております。

 日本の株式市場には東証や地方市場を合わせて現在3900ほどの企業や400余りのREIT、ETFが上場し株式同様に取引が活発にされております。
 取引される際に便利なようにそれぞれの銘柄ごとに証券コード協議会によって1300から9999までの4桁の番号が割り振りされることになりますが、現在、毎年100社前後のIPOなどがありますので、その枠が不足してきたのに対応してコード番号をこれまでの数字のみ4桁から1文字だけアルファベットを入れるというやり方が今月からスタート。

 その第1号が2月8日に東証グロース市場に上場する創薬系のVeritas In Silico(130A)となります。また、これに続いて2月22日には製造業向けAIソリューション提供のVRAIN Solution(135A)のグロース市場上場が予定されております。


 これまでコード番号と言えば、そのコード番号でその会社の事業内容が想像できましたが、ここ数年の中ではコード番号と事業内容がほとんど一致しない状況が見られました。英文字が入ることで今後ますますそうした状況に拍車をかけることなりそうです。
 数字4桁での表示からA、C、D、F、G、H、J、K、L、M、N、P、R、S、T、U、W、X、Yといった19文字のアルファベットを2桁目か4桁ないしはその両方に入れて使用することになります。

 制度の変更で混乱も生じやすく、定着するまでには多少時間がかかるのかも知れませんが、取り敢えず第1号銘柄、第2号銘柄あたりは話題を集めそうです。


(炎)


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