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相川伸夫の新規ピックアップ銘柄日本アクア(1429)&J-MAX、フリューフォローアップ

 ご無沙汰しておりました。相川です。

 最近、取材にレポートに決算にと慌ただしく過ごしていると億の近道の執筆から手が遠のいており、申し訳ありませんでした。

 相場環境は極めて悪いですが、ドル建て日経平均をご覧ください。あくまでドル建てで見た場合という説明には成りますが、現在の位置はコロナショックの日経平均19000円と同じ位置にいることになります。
 世界で唯一利上げせずに緩和をし続けて円安が大きく進み、この後輸出企業の上方修正が増え、反面エネルギーを始めとした輸入企業はネガティブインパクトが出てきます。
 世界を見ると暗い話が多いですが、日本の個別株を見ると買える銘柄だらけというのが私の感想です。コロナショックが来て「もう終わりだー!!大暴落だー!!」ってなった時に冷静になって『買える』銘柄を買った人間は資産をその後大きく増やしました。
 下値は相場にしか分からないですが、買える銘柄を買って時間軸で戦えば個人投資家が勝てる道筋は必ず存在します。

 今日もアツい銘柄を探しに行きましょう!!

 本日の記事はピックアップフォロー&新規ピックアップ銘柄です!


■相川伸夫ピックアップ銘柄フォロー


●丸順改めJ-MAX(3422)18年9月18日初回配信

⇒8月末にZoom取材させて頂き、9月に名証IRセミナーでの展示ブースで現状&今後の展望について詳しく伺ってきましたのでご報告させて頂きます。
 基本的な私の認識として業績のボトムが現在の位置にあると思います。
 また、2Qは上海ロックダウンが入ってくる悪い四半期(連結が3カ月ズレる)とはいえ、1Qで上期の数字の進捗まで進めた状況であり、2Qが赤字にでもならない限りは会社の期初予想を下回ることはありません。
 が、そもそもコロナ禍でも1四半期たりとも赤字にならなかったという同社が今の四半期で赤字にならないと私は考えています。

 また、23年3月期の本決算と一緒に発表されるという次期中計では増収に関する戦略方針で『攻めの経営』にフォーカス。また、その時には配当性向についても明言をすると確認しています。
 現在、世界中で半導体不足による自動車大減産が継続していますがこれはモノが無いだけで自動車需要が減ったわけではありません。

 執筆時点でのJ-MAXのPERは4.1倍のPBR0.4倍、配当性向10%水準で配当利回り2.4%とまるで石油銘柄のような「業績の見通しが立てられない企業、外部環境で来期大赤字になるかもしれない」評価を受けています。
 残念ながら市場からこのような株式評価を受ける原因は同社自身にもあります。次期中計を再出発点としてしっかりと投資家と自社評価のあるべき水準について向き合って頂けることを切に願うばかりです。

 配当性向も岡山工場の投資があるとはいえ、次期中計のスタート時点から25%は最低欲しいです。中計最終年度に30%は超えていないとおかしいでしょう。現在の自己資本比率とCF創出力から考えて40%をゴールにしてもらうのがもっとも好ましい水準であると思います。

 事業の話としては特に懸念を感じる部分は無く、まさに経営の玄人であると感じました。今後も中国などに関しても増収を目指していく中で人員削減できるような自動化含めた省力投資を推進していき、生産効率を上げる方針での投資戦略であり、EV比率上昇に伴い、同社の売上に占める電動化向け比率も上がることが獲得商品群からも明らかです。
 EVに関しては世界No.1車載バッテリーであるCATLからの受注という一番分かりやすい部分に関しても好調とのことです。CATLの製品展開速度は日本の比ではなく、見積もりや設計確認に関しても非常に速いレスポンスを求められるそうですが、これに関しても対応できていることで受注を獲得できています。

 展示会でも改めてプレス製品を確認し、細かい寸法精度や要求品質を技術担当の方から説明を受けながら確認させて頂きましたが、非常に難易度の高いものを上質な品質で加工されています。私は元々大手自動車部品メーカーで大型プレスも金型保全もしていたエンジニアですのでこうした目利きは現場レベルでできると自負できていますが、私が元居た大手よりも明らかに能力が高いと感じています。
 新型軽EVのサクラも好調であり、下期から来期に向けて半導体も徐々に戻って自動車生産も元気になりそうなニュースも足元増えています。

 現在のPER4.1倍は自動車生産大幅減産と中国のコロナ影響を受けての会社予想業績ですが、来期~再来期水準で考えると現在のPERは3を切る水準にあると私は考えています。来期の配当性向が何%なのかが非常に気がかりではありますが、何にせよ大変割安な企業という認識です。
 自己資本比率4%で倒産危機の有った2016年から着実な回復を見せ、足元の自己資本比率40.8%(岡本工場新設投資で期末38%着地の見込み)となりました。すでに業界でも安定企業となり、利益率も危機状態の現在でも6%オーバーを創出するほどです。
 半年後の次期中計発表に大変期待しています。

 切に願うのは5年以上辛抱強く待ちに待った株主に対して経営陣としてしっかりと報いてくれる経営を期待しています。いたずらに借金を返して自己資本比率を上げる行為は経営とは言わないと私は思います。
 そして、株主の方は大いに声を上げて会社に届けないと今の現状に「満足している」と思われてしまいますので、是非株主総会を始め意志を伝えましょ
 う!!

・名証IRエキスポ2022資料
 https://www.jp-jmax.co.jp/ir/news/20220913181121.html


●フリュー(6238)22年4月4日初回配信

 先月9/8(木)にオンラインセミナーを開催いたしました。
 三嶋代表にアツく語って頂き、中長期での同社の未来に期待が持てる内容でした。

・6238 フリュー個人投資家向け説明会 in 東京勉強会 2022年9月8日
 https://www.youtube.com/watch?v=NFoSowuGqac
 ↑が説明会での質疑も含んだ動画になります。
 同社に投資をしている方は『必見!!』という内容です。
 フリューに関してはフルレポートを執筆しているので何が面白いのか?どういう会社なのか?などはこちらをご覧ください

・6238 フリュー 『嬉しい』を創り、『楽しい』で稼ぐエンタテインメントビジネスの可能性 レポートby相川伸夫 2022年9月5日
 https://double-growth.com/6238-furyu-20220905/

 セミナーでのポイントを少し取り上げます。

・キャラクタMDは為替予約を入れた。23年3月には150$になるとみて仕入れ原価の半分を為替予約入れた。
・プリントシールはコロナが戻れば戻る根拠がある。高校の文化祭にプリクラ持って行って500円払ってもらって撮影した子にアンケートを取ったw
 そこで分かったのはクラブ活動が一番影響していると思われた。日頃遊ばない子と土日に会って遊ぶプレイは控えているという話も合ったのでこれは今の状況とも合致していた。文化祭の盛り上がった中とはいえプリクラには長蛇の列ができたので需要は確信している。
・版権獲得から、商品化するまでの流れとして商品化には1年掛かる。ジャンプで人気のキャラとかの大型案件を取りに行っている。
・3Qから運賃を別建て、有料化をしている。4Qは売価アップをしている。為替で痛んでいる収益部分は運賃と売価アップで対応。今はまだ全体の20%しか値上げ出来ていない為替に合わせるように売価を変動させていく、為替はいくらになっても商売は出来るけど急激な円安についていくのに苦労しているだけというのがポイントになるかと思います。
 総じて三嶋代表は今後の会社業績に対して非常に明るい見通しを持っており、目をキラキラさせていたのが印象的でした。詳しくは動画をご覧くださいませ。

※ピックアップ銘柄は買い推奨ではありません。
 私の目で面白い、アツイ要素がある!という理由で記事を執筆した企業の経過観察です。
 銘柄には大化け狙いと堅実成長狙いの銘柄が混じっており、銘柄数もかなり増えたので全てを列挙することはやめることにしました。

■新規ピックアップ銘柄日本アクア(1429)


 株価が先週で少し上がってしまいましたがまだまだ今後のことを考えると全く問題ないでしょう。
 同社についてもフルレポートを執筆していますのでこちらをご覧ください

・1429 日本アクア 大“省エネ時代”到来!住宅のこれからが変わる!
 レポートby相川伸夫 2022年9月27日
 https://double-growth.com/1429-nipponaqua-20220927/

 ここに全てを書いているのでこれを読めば何がアツいと私が感じているのかわかります。
 また、レポート執筆に至る調査メモに関してもアップしています。
↓ダウンロード期限:2022年10月13日(木)
 https://twitter.com/nikudaisuki5656/status/1575436466762944513
欲しい方はお早目にダウンロードくださいませ。

 10/6(木)に日本アクア創業者である中村代表のオンライン個人投資家セミナーを開催します。直前の滑り込みでの申し込みでも受け付けできますので是非参加して、しっかりとご自身で判断頂ければ幸いです!!

・日本アクアニュース一覧
 https://www.n-aqua.jp/news/

 上記の中で2022.09.27配信の『10月6日(木)個人投資家向けIR勉強会のお知らせ』にて申込ページが載っております。
 日本アクアはヤマダHDからのTOBの可能性がある企業です。もし実現したら1.5倍程度のプレミアムでのTOBになるでしょうか。
 しかし、私としては同社がTOBで上場廃止されるのは好ましくありません。
 私の算定では長期で持てば数倍以上のリターンが得られる企業であると感じていますので。
 中村代表も同じかそれ以上でお考えだと私は個人的に感じております。
 木曜日のセミナーが大変楽しみでしょうがありませんね!

それではまた!


『全力全開全力前進!!!』


(相川伸夫)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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