新年に向けて
サッカーワールドカップの熱戦もいよいよ最終版です。
先月は連日のグループリーグ観戦で寝不足になりました(;^_^A
そんな中で改めてフェアに戦うスポーツの素晴らしさを感じましたし、誰もマスクなど無しに大声援を送っている姿を(久しぶりに)見ることが出来ました。医療行政の先進性と共に、医療体制を整えた国からマスクが消えてゆくのでしょう。
ワクチン接種を何度済ませても既得権に縛られ硬直的な医療行政に手を加えられない老害国家。その老害国家では汚職や腐敗のニュースが増え続ける一方、それを最小の被害で封じ込めようとする既得権グループの姑息な対応も目につきます。
統一教会の問題にしても、宗教界や某与党の組織票ばかりに忖度し中途半端な対応に終始しています。情けなさ過ぎる政治が続きます。
話しを聴くだけで抜本策を打ち出せず、大袈裟な表現ばかりが目立ち、従来型の政治手法を踏襲するだけの岸田政権に国民は限界(閉塞感)を感じ始めているのではないでしょうか。
防衛費の捻出にしても真剣さが感じられません。
「国家がすべき最重要の仕事は国防と治安です」「全国民に負担をお願いしたい」と、何故にはっきり言えないのか?コソコソし続ける情けなさを感じます。
最近は医療従事者や介護施設などとの関りが増える中で、「この国は本当に弱者を大切にしているのか?」との疑問も増え続けます。口先ばかりの弱者対策(高齢者や生活困窮者、難民も含めて)の姿勢が変わりません。
大変な介護を担っている施設職員の手取りが20万円にも満たない現状で、某都内自治体の担当課長は介護事業者のトップに「福祉の精神を持ってやれば出来る!」と言い放ったそうです。「それならお前が20万円の給料で夜間介護を担当しろ!」と言い返してやりたい気分だったと仰っていました。
本当にその通りで、これほどの間抜けが行政を担っていると聞き驚きました。
夜間は1~2名の態勢で頻繁な呼び出しや、下の世話(オムツ替えなど)の連続により疲弊していることが分からない(知らないフリ)。一生懸命に世話をする中で、心無い暴言や暴力を受け続ければ事故が起きるのも必然と思います。
ニュースでは職員や業者が悪いという事ばかりが強調されますが、そのような事故が発生し易い仕組みを押し付けている行政の責任が問われません。体制側に身を置くマスメディア(特にNHKの責任は重い)が民度を下げ続けます。
これからの日本がやるべきことは医療や介護サービスなどの事業を充実(産業として拡大)させることが重要であり、コモディティ化した製品で新興国とコスト競争をすることではありません。
米国は既に医療やソフトウエア産業などに重心を移し、設備が重く利益率の低い旧来型製造業から脱却するなどで日本の10数年先を走っています。
デジタル化を遅らせることで本当の弱者救済を遅らせ、介護や医療については現場に責任を押し付け、何があっても「お願い」ばかり。一握りの既得権者の利益のために大変な作業は全て現場丸投げの状況を日々眼にします。
さて、来年はどのような相場になるのか。
円安による今期の増益期待分については市場は既に織り込み済みです。仮に米国の利上げが止まったとしても、金利が高止まりする市場環境では株式相場が上昇トレンドを描くことは無いでしょう。暫くは一進一退のボックス相場をイメージしています。
市場はこの10月以降、来年度に増益を維持する、または大きく伸びそうな業界や企業を探し始めています。この年末年始の休みは来年の市場環境や事業状況を想像し、研究する良い機会になります。
金利は高止まり、資源価格も高止まり、食糧不足への懸念も出てくるでしょう。そんな中での中国のゼロコロナからの復帰や、人の移動や生活態度の変化に恩恵を受ける企業、そして厳しい経済環境下においても世界で必要とされる製品やサービスを生み出す企業が選ばれてゆくと考えています。
政治や行政の愚痴を言い続けてもキリがありませんが、そんな中でも一つだけ、海外からの人材の受入れ(難民認定を拡大するなども)を積極化するだけでも日本は変わるのではないかと感じています。
いつまでも足踏みをしていては日本国が無くなります。これから毎年70~80万人もの人口が減っていくのですから。
新年の皆様のご多幸をお祈り申し上げます。
本年もありがとうございました。
街のコンサルタント 拝
(街のコンサルタント)
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