石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」岡野バルブ製造(6492) 2010/04/27
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石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」
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◆Contents◆
◇銘柄研究「銘柄研究 岡野バルブ製造(6492)」
◇コラム「投資という戦闘を実行する兵士としての自分をいかに鍛えるか」
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◇銘柄研究 岡野バルブ製造(6492)
本日は、1926年(大正15年)創業の原発向け高温・高圧バルブなど、バルブ設計・製造・メンテナンスを主力事業とする岡野バルブ製造を研究銘柄として取り上げます。
岡野バルブ製造は、高温・高圧バルブの国産化をめざして、1932年に世界で初めて弁座面へ高温に強い特性を持つ合金であるステライトを採用した企業です。現在でも世界中のバルブメーカーがステライトを採用しており、世界標準の技術となっています。
日本初の原子力発電所、東海発電所に数多くのバルブを納めたのをはじめ、大型タンカー用後進中間弁・操縦弁、LPG・LNG用の-196度に耐えるバルブや、1200度に耐える風洞用遮断弁、減温・減圧を1台でこなす蒸気変換弁、高速増殖炉用ナトリウム弁等、数々の国産初の記録を打ち立て、あらゆる産業分野のニーズに応えるバルブ製品を供給し成長を続けてきました。
まず、なぜ岡野バルブ製造に注目したのか。私が考える投資の注目ポイントや、短期投資の対象として注目したのか、中長期投資の対象として注目したのか。配当優待利回りなどに注目したかなどについても、書いていきます。
岡野バルブ製造は、日本の原発用の原子炉近辺で使われる高温・高圧バルブでは、過去に研究銘柄として取り上げた東亜バルブエンジニアリングと国内需要をほぼ2分するバルブ専業メーカーです。原発用バルブといっても色々なレベルのものがありますが、岡野バルブ製造が強いのが、特に高い技術が必要な原子炉の周辺部で使用される高付加価値の高温・高圧バルブです。
PERやPBRの指標から見ると、ライバル企業である東亜バルブエンジニアリングのほうが圧倒的に割安です。もし原発用バルブメーカーに新たに投資をスタートするなら、短期的には東亜バルブエンジニアリングのほうが適しているかもしれません。
しかし、岡野バルブ製造と東亜バルブエンジニアリングの得意とする原発の種類は異なります。岡野バルブ製造は沸騰型原子炉用のバルブです。東亜バルブエンジニアリングが得意とするのは加圧水型原子炉用バルブです。
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