孫悟空は大きくて効率的なビジネスを求める
皆さんご存知の孫悟空は中国の古典、西遊記で出てくる主人公だが、漫画ドラゴンボールはこれをモチーフにした話だ。
主人公の孫悟空は現代版エアカーやドローンとも言うべき筋斗雲(きんとうん)に乗って世界中を飛び回り大活躍する。
現代のビジネス界の孫悟空はご存知あの方。孫正義氏。
バブル経済が崩壊した1994年にファーストリテイリングの柳井社長とともに彗星のごとく株式市場に現れ話題をさらう。
文字通りこのカリスマオーナー経営者の乗り物は凄い。推定時速1800キロメートルという筋斗雲に負けない途方もないスピードを持つのであっと言う間に目標地点に到達する。
世間では小さなことからコツコツと(西川きよし師匠ではないが・・)やるのが美徳のようになっているが、あっと言う間に日本最大の時価総額企業に躍り出ようとファンドまで設立し、他人様のパワーまでうまく活用して目的地に向かおうとする。
筋斗雲に乗って飛び回るせいか事業のスケールは創業時とはかなり違ってきた、お豆腐を数える単位である1丁、2丁を時価総額に例え1兆、2兆と駒を進め、今や9兆円の時価総額。借金も半端ではなく17兆円、18兆円と日本の国家予算の20%近くを占めるに至る。
孫氏はパソコンのソフト卸からスタートしてその後はインターネット関連事業、携帯キャリア、AI、投資事業と時代を先取りしながらあれよあれよという間にパワーをつけてきた。
孫悟空のような大胆な経営ではあるが、孫悟空もお師匠さんである三蔵法師には敵わない。いたずらが過ぎると師匠に頭に取り付けられたわっかを締め付けられ、頭が痛くなる。
「悟空よ、今回はいたずらが過ぎるぞ・・。」
孫氏の師匠は株主なのかユニクロの柳井さんなのか?
孫悟空の持ち味は冒険心。師匠を無事に天竺まで送り届けるまで冒険しながら豚や河童などを傘下に収めながら旅を続ける。
果たして孫悟空の運命やいかに。
(炎)
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