有料メルマガライブラリから(217)好業績で流動性のある銘柄に注目をしたい
有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。
=コラム「好業績で流動性のある銘柄に注目をしたい」=
(有料メルマガ第276回・2014/4/29配信号)
※注 2014年4月現在の内容ですので留意下さい。
【前略】
業績が良くなることが分かりきっている低PER銘柄が、さらに売り込まれて安くなり、PERがますます低くなり、業績に連動して配当金が増える企業の株が安くなるなら、配当利回りは高くなるので、投資対象としては魅力が増します。
しかし相場というものは、どんなもの(=株式相場でも為替相場でもゴールド相場など)でも人間の欲望と恐怖を変数として機能しているので、自分に恐怖心が起きなくても、自分以外の投資家が恐怖でパニックを起こせば、相場は下のほうに大きく動き、下げが恐怖をいや増すことになり、更に下げを呼び込みます。
【中略】
あれだけ株価が上がりやすかった2013年においても、
1)今後の業績が良くなるか分かりきっている
2)膨大な含み益を持つ不動産を山のように持っている
3)現在持っている現・預金+投資有価証券の金額だけで時価総額を超えている
4)受取手形及び売掛金だけで全ての負債=流動負債+固定負債以上持っている
5)販売先のほとんどが官公庁やJR各社など倒産の不安がほとんどない企業である
このような条件のほとんどを満たしているような、恵まれた安心な企業の株価でさえ、20%、30%と大きく下落することが起こりました。しかし、この下げをチャンスと考えて投資した投資家には利益がもたらされました。
それが相場というものなのでしょう。そのような大きく株価が下げてくるときには、企業のファンダメンタルズを十分に確認して、理解するとともに、株価の下げに自分が精神的に耐えられる投資資金量を把握して、投資行動を行っていく必要があります。
限られた投資資金をどの銘柄に投資するのか。キャピタル・ゲイン重視でポートフォリオを構築するのか、インカム・ゲイン重視でポートフォリオを作るのか。
どちらを重視するにしても自分で納得が行くまで、投資対象の企業のファンダメンタルズをしっかりと調べておくことが大事です。そのような準備を怠らなければ、株価の大きな下げはチャンス以外のなにものでもありません。
私が株式投資をスタートしてまもなく出くわしたブラック・マンデーが、一日の日経225の暴落率のトップのようです。
私は、1987年以降に起きた日経225の暴落をすべて体験して生き残ってきました。いろいろな暴落を経験することで、度胸が据わってきたこともありますし、その後に常に株価が大きく回復することも経験してきたので、それが暴落時の心の支えになっていることも確かです。
特に現在の日本の企業の業績は、為替の円安もあり、上向いていることがわかっているし、PER的に外国の株と比較しても、日本株のPERは割安だと考えられます。だから、株価の乱高下に耐えて、投資した資金を減らさないで維持できているのだと思います。
マーケットの総意による株価の乱高下に翻弄され、影響されすぎる弱すぎる投資マインドを鍛え上げないと、せっかくの銘柄選択眼が生かせないことになってしまうと実感してから、時間をかけて投資マインドの強化の努力を続けてきました。まだまだ十分に強化できたとは思えませんが、短期的な株価の乱高下には踏ん張れるようになってきました。
投資対象としては、道路株のように投資額は大きくなるけれど業績が伸びていくことが期待できるなら、配当利回りが2%程度でも投資対象として検討する価値はあると考えるようになりました。
しかし株価が上がるカタリストとして、優待は、ますますその影響度を高めているように感じられます。特に年2回優待のある銘柄は、一時的に優待権利落ちで株価が下げても、6か月後の優待権利取りを目指して株価が上がりだすことは、多くの優待銘柄で確認できていることです。
【後略】
経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎
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また、コラムでは、「いよいよ4月になりました。私のように3月に配当や優待のある企業の株に対する投資を増やしていた個人投資家も多いと思います。しかし4月になれば非優待でも事業環境が良い業種に属する企業の中から、財務に不安のない企業を投資対象として選ぶことも必要になると考えて個別企業ばかりではなく、その企業の属する業種の事業環境を従来以上に確認しながら投資対象を選ぼうと考えています。」と題し、特定の業種を深く分析することで、個別も含め銘柄選定に役立つとして、具体的にある業種の命題を確認した上で、8銘柄を取り上げて分析をしています。
さらに、権利落ち後の投資戦略について、筆者が実践した内容なども解説しています。
金曜日までにご購読の方へは、もれなく最新号を差し上げます。
【2016研究銘柄パフォーマンストップ3】
1月12日~11月22日配信分 全45銘柄 12月16日現在
1位 エージーピー(9377)+233.33% 3月29日配信
2位 エージーピー(9377)+213.68% 8月9日配信※
3位 東京ラヂエーター製造(7235) +117.09% 7月5日配信
※この銘柄は2回配信しました。
パフォーマンス分布
+100%以上 3銘柄
+50%~100% 2銘柄
+25%~50% 14銘柄
+10%~25% 15銘柄
0~10% 8銘柄
0%以下 3銘柄
42勝3敗となりました。なお、配当・優待は加算しておりません。
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詳細は http://www.iforum.jp/magazine.htm をご参照下さい。
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)
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