バリュー&グロース銘柄発掘情報【グロース】ユニオンツール(6278) 2022/03/15
■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■
=================================
---------------------------2022/03/15
バリュー&グロース銘柄発掘情報 第26号
---------------------------------
=================================
プロフェッショナルの執筆者を中心に、グロース銘柄&バリュー銘柄を毎回1銘柄発掘してレポートする内容です。
毎月第1第3火曜日配信、1回に1銘柄の深掘りレポートです。
■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■
【目次】
■はじめに
■【グロース】ユニオンツール(6278) 客員アナリスト 水島寒月
※本メルマガの一部内容を、億の近道へ抜粋の上掲載することがございますので、あらかじめご了承下さい。
■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■
■はじめに
【バリューグロース銘柄プロジェクトより】
当サービスは、金融のプロフェッショナルを中心とした執筆者が、その時々の注目銘柄の中からバリューもしくはグロースの企業をピックアップし、分析するものです。
スタンスは中長期投資です。
ぜひあなたの株式投資ライフにお役立てください。
■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■
■【グロース】ユニオンツール(6278)
【会社概要】
◆事業概要
~PCBドリルの世界シェアは3割超。「グローバル・ニッチ企業」として評価
同社は産業用切削工具を取り扱う機械工具メーカーで、主力のPCBドリル(プリント配線板用超硬ドリル)では世界シェア3割超に達する最大手企業です。
このほか、超硬エンドミル、転造ダイス、心拍センサなども手掛けています。
21/12期の売上高営業利益率は19.3%と高水準を維持。原材料価格の高騰が懸念されるなかで、それをカバーし得る高採算企業として評価できます。また、自己資本比率は12/12期末で実に91.5%に達するなど、財務健全性は極めて高く、これを背景に株主還元にも積極的に注力しています。
目下、世界情勢はロシアのウクライナ軍事侵攻に伴い混とんとしていますが、同社のような高い世界シェアを擁する主力製品を持つ、いわゆる「グローバル・ニッチ企業」で、かつ財務健全性の高い銘柄に中長期的に注目したいと考えます。
21/12期の連結売上構成比は(外部顧客への売上高)、切削工具事業が91.1%、その他事業が8.9%です。
主力製品であるPCBドリルは、PCやスマホなどの電子機器に内蔵されているプリント配線板の製造工程で必要な工具です。ドリルの直径はわずか0.015ミリメートルで、人間の髪の毛のおよそ7分の1の細さですが、同社では独自技術で量産を可能としました。自社設備比率が100%であるため、現在のような半導体の需要が急速に増加する局面でも対応な強みを有しています。
同社は1960年に、株式会社ユニオン化学研究所として設立され、工業用超硬精密工具の試作研究を開始しました。
61年、歯科用ドリルの生産を開始。
63年より、PCBドリルの生産を開始。
71年には商号をユニオンツールに改称。
89年、日本証券業協会店頭市場へ株式を公開。
96年、東京証券取引所第二部上場。
98年、東京証券取引所一部上場しています。
ここから先は
¥ 2,000
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?