#99 PR TIMES(3922) 2021/02/16
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「グロース銘柄発掘隊」 第99号
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山本潤氏率いる「株の学校」で、山本氏をはじめとする講師陣の薫陶を受けた精鋭アナリスト達が、成長株を発掘し、その内容を詳細にレポートします。
毎週火曜日配信、1回に1銘柄の深掘りレポートです。
次回からは新体制にてレポートを配信いたします。
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【目次】
■PR TIMES(3922) 客員アナリスト 布袋智穏
■モデルポートフォリオ 2/2更新
※本メルマガの一部内容を、億の近道へ抜粋の上掲載することがございますので、あらかじめご了承下さい。
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■PR TIMES(3922)
プレスリリース配信代行サービスである「PR TIMES」を中核とした、企業、メディア、生活者をつなぐプラットフォーム事業を展開している企業です。
現在同社のサービスを利用している企業数は47324社で、国内上場企業の43.1%が利用しています。同社はコロナ禍においても確実に業績を伸ばした企業であり、過去一年間で株価は5倍程度に成長しています。
【会社概要】
◆沿革
同社は2005年に株式会社ベクトルの子会社として株式会社キジネタコムという商号で設立されました。
当時のプレスリリースへの共通認識は「プレスリリースを作っても記事にならない」というものであり、プレスリリースは無価値なものとして認識されていました。事業開始当初、同社はそのように認識されていたプレスリリースを記者が「キジのネタ」を探すことが出来る情報提供サービスを行っていましたが、記者と企業の利用が進まず、開始間もなくクローズしています。
そこから、2007年に商号をPR TIMESに変更するとともに、現社長の山口拓己氏の新体制のもと、メディアの記者だけを対象にした情報提供サービスから、対象を生活者まで拡大させたプレスリリース配信事業へとビジネスモデルの転換を行いました。
同社の最大の転機は外部環境の大幅な変化が起きたことです。
情報媒体は従来大手メディアや雑誌といったアナログメディアに限られており、それまでプレスリリースはマスメディア向けにしか発信されていませんでしたが、インターネットやスマートフォンの普及に伴うネットメディアやソーシャルメディアの発達により、個人に影響を及ぼすメディアが多様化し、情報発信媒体の数が膨大になり、情報発信者とメディアをつなぐサービスへの需要が高まりました。同社は順調に業績を伸ばし、2016年3月にマザーズに上場し、2018年8月には東証一部に変更になっています。
◆業績推移
売上高はCAGR27.91%で成長しており、営業利益率と当期純利益率はそれぞれ約20%と約13%で推移しています。来期以降の四季報予測では営業利益率と純利益率が跳ね上がっていますが、これはトップラインの高い増加率が維持されるが、固定費(特に人件費)がかからない事業構造を持ち合わせているためだと考えられます。
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