#13 福井コンピュータ(9790) 2019/06/18
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山本潤監修「グロース銘柄発掘隊」 第13号
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山本潤氏率いる「株の学校」で、山本氏をはじめとする講師陣の薫陶を受けた精鋭アナリスト達が、成長株を発掘し、その内容を詳細にレポートします。
毎週火曜日配信、1回に1銘柄の深掘りレポートです。
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【目次】
■はじめに
■福井コンピュータ(9790) 客員アナリスト 田平武和
※本メルマガの一部内容を、億の近道へ抜粋の上掲載することがございますので、あらかじめご了承下さい。
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■はじめに
NPO法人イノベーターズ・フォーラムのご協力により、客員アナリスト
たちのレポートの有料メルマガがスタートしました。
グロース銘柄発掘隊の隊長は東京2期生です。
彼の指揮下、隊員たちは、週に一本のフルレポートをディープに発表します。
どれも個性あふれるレポートです。
投資家のみなさまにおかれましては、ぜひ、グロース銘柄発掘隊の客員アナリストたちへのご支援をよろしくお願い申し上げます。
(山本潤)
【ご注意】
本メルマガは、情報提供を目的にしており内容を保証しておりません。
投資に関しては御自身の責任と判断でおこなってください。
万が一、事実と異なる内容により、読者のみなさまが損失を被っても源資料作成者および発行者は一切の責任を負いません。
また、本メルマガの内容・情報は、執筆時点での取材や調査に基づいています。配信時点と状況が変化している可能性があります。
予めご了承ください。
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■福井コンピュータ(9790)
【会社概要】
◆事業内容
製品設計には欠かせないCADソフトは、製造業を中心に様々な業種で活躍しているが、福井コンピュータが開発するのは測量、土木、住宅といった建設業に特化したCADである。
同社の事業セグメントは、戸建住宅やビルなどの大規模建築物の設計に特化した建築CAD製品の開発・販売事業と、インフラ工事における調査・測量・設計・施工・維持管理など各フェーズに応じた測量・土木CAD製品の開発・販売事業に分かれる。(※今期より7事業へ再編)
今回は測量土木製品を中心に同社を紹介したい。
高速道路や橋、ダム、防波堤といった社会インフラを整備する土木工事において、とりわけ施行前の地形測量は重要な作業となる。どこを削ってどこを埋めるか、ミスなく計画通りに工事を進めるためには地形を正確に把握する必要がある。また工事開始後に重機同士、重機と建造物が干渉するようなことが判明すると手戻りが発生し、工事コストの予期せぬ増加が生じてしまう。重機が無理なく作業できるスペースが確保されているかの確認も重要だ。
同社の測量・土木製品は正確かつ効率的な工事設計作業をサポートする。
近年、危険を伴い重労働な測量作業ではUAV(Unmanned aerial vehicle:無人航空機)いわゆるドローンの活用が進んでいる。レーザー発振器を搭載したドローンは地面に向けて数億ものレーザーを照射し、地表から跳ね返ってきたレーザーとGPSの位置情報から地表の状態を精密なデータとして収集する。
精密であるが非常に情報量が大きい、この「点群データ」をストレスなく設計作業に活用できるのが、同社が開発した点群処理ソフト「TREND-POINT」の強みである。
◆沿革
1979年に誕生した福井コンピュータは、測量データの解析ソフトを販売開始。土木、建築工事の設計CADソフトも開発しラインナップを拡充させてきた。
「商品は営業がつくる」の理念のもと、全国の測量業者や建設業者に製品を展開。
創立から40年を迎えた今、納品実績は中小規模の建設関連業社全国8万社に上り、業界トップシェアを誇る。
測量値を手打ち入力していた一号機は、今やレーザードローンが収集する数十億点にもなる膨大な3次元点群データを高速かつ効率的に処理可能なまでに進化を遂げている。
◆新技術を駆使した高付加価値の測量土木製品
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