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有料メルマガライブラリから(208)低PER低PBR銘柄に投資して報われる可能性が高くなった

 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。

 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。

 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。

=コラム「低PER低PBR銘柄に投資して報われる可能性が高くなった」=

 (有料メルマガ第385回・2016/6/14配信号)

※注 2016年6月現在の内容ですので留意下さい。

【前略】

 いままで私自身はバリュートラップ銘柄を掴んでしまって苦労した経験をたくさんしてきました。バリュートラップに怯えすぎる愚はおかしたくないとも考えていますが、高値掴みも避けたいのです。

 だから、しばらく株価と出来高の状況をウォッチする努力を怠らないようにしています。

 そして急に大きく上昇した時は、いままでの株価低迷のトラウマから、既存投資家の利食いの売りですぐ下げてしまっても、あきらめずにウォッチを続けることが大事だと考えています。

 そして、その下げがチャンスだと判断した時は、投資を検討することも必要だと考えています。

【中略】

 そこで、私は運や偶然は人間の力ではどうすることもできないものだという前提を置いたうえで、投資家としては人間が理解できる20%から30%程度の合理的に説明できる株価に影響を与える部分を見極め、考え抜いて投資行動をとっていくことで、利益を少しでも上げること、運用成績を上げることを目指すしかないと考えています。

 中長期的に考えれば、株価というものは企業が業績を上げ利益を出し続けて成長していけるかどうかで決まると、世の中では考えられています。

 だから個人投資家もプロのファンドマネージャーも投資家ならば企業のファンダメンタルズの内容を考え抜いて、ファンダメンタルズが良好なのに株価が安値に放置されている、本当(=どう考えても絶対といえるほど)に割安な銘柄を探しているわけです。

 しかし株式投資においては、そんな本当に割安な株に投資することが出来たとしても、それで儲かることが保障されているわけではないことも、真実です。

 多くの自分以外の投資家が、自分が買った『本当に割安』な株に気が付いて、いっしょに買ってくれなければ株価は、まったく上がらずに、むしろ下げてしまうことも多いのが株式市場の真実の姿です。このことは株式投資を1年程度も行っていれば、気付かされることがらです。

 これを相場の世界では『バリュートラップ(割安性の罠)』などと呼んでいるわけです。しかし、このメルマガをスタートしてから、研究銘柄として取り上げた時点ではバリュートラップにどっぷりはまり込んでいたバリュー株が1年から2年たって株価を確認すると、研究銘柄として取り上げた時よりも株価が数倍に上がったものはかなりたくさんあります。

 多くの投資家が割安な株に投資しない理由はもろもろです。投資家がそのような株を買わないのは、その企業の株価が割安なことを知らないことが、まずあります。また割安だと気が付いていても、出来高が小さい銘柄の場合は、その銘柄に投資している大口の投資家の都合による売買で株価が急に大きく落ちてしまうことも有りうるという流動性リスクが高いこともあります。

 しかし多くのベテラン投資家が懸念するような、流動性リスクが発生して自分の買値から株価が大きく下落しても、買った時点で、すでに株価が『企業の本当の価値(=資産価値+事業価値)』から考えて、とても安いところにあったわけですから、さらに株価が下げたとしても購入時点より配当利回りが高くなり、PERとPBRなどの投資指標はより低くなり、割安感がもっと大きくなるということも事実です。

 ただ、このような理屈は十分理解できますが他の銘柄が高くなっていくのに、自分が投資したバリュートラップ銘柄が1年近くも上がらないままだと、売ってしまいたくなることも良くあります。

 私の自分の過去の投資を振り返ってみれば、上がらない低PER銘柄をバリュートラップ銘柄だと判断して、持ち続けることが出来なくて、あきらめて売ってしまったことがほとんどだったように感じています。

 最初に述べたように株価が業績に比例して、いつかは分からないけれど、いずれかの未来に上がるならば、その企業が業績を伸ばして利益を出し続けて成長していくと信じられるなら、ある程度の長い投資期間を考えて、これから数年間は使う必要がない資金を、投資しておく対象として考えても良いと思っています。

 つまり現在時点ではどっぷりとバリュートラップに落ち込んでいる銘柄も、投資対象としては魅力があるとも判断できます。そのように考えてホールドを続けている銘柄も、もちろんあります。

 バリュートラップ銘柄は、いったん火がつくと急速に信じられないほど大きく上がる銘柄も出てきます。

 そのような割安株に投資をするために一番大切なのは、その企業のファンダメンタルズ、少し細かく例示すると利益率、収益性、事業の成長性、財務の健全性、すでに保有している資産の価値、製造ノウハウなどの知識を持つことです。つまり企業分析が大切だということです。

 その企業を良く理解していないと投資する意欲は持てませんし、株価が上がらないことを嘆きながらも中長期でホールドしつづけることは難しいです。

【後略】

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎

★有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」を週1回配信しています。石川臨太郎が特定銘柄を挙げて詳細研究する「銘柄研究」が好評です。ご興味がある方はぜひ一度ご購読下さい。

【技術で高評価!歴史古く充分な金融資産と不動産を持ち低PER低PBRで、上方修正も期待できる高配当優待企業を研究!】

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 また、コラムでは、「トランプ次期米国大統領の当選後初めての記者会見の結果、為替が一気に円高方向に動き、日本株も大きく調整しました。今年も去年と同じように、これからしばらく日本株の下落が続いてしまうのでしょうか。そう考えるのは早計だと思いつつも、油断しないで日本株がしばらく調整しても投資していて安心できる企業の株に資金をシフトしたいと準備をしています。」と題し、先行見通しが悪い時の投資の心構えと戦術を書いています。

 さらに、昨年末挙げた15銘柄を再度検証するとともに、研究銘柄候補を4銘柄取り上げ、加えて、2~3月の配当又は優待銘柄を6社ピックアップしています。

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詳細は http://www.iforum.jp/magazine.htm をご参照下さい。

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)

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