#26 スプリックス(7030) 2019/09/17
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山本潤監修「グロース銘柄発掘隊」 第26号
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山本潤氏率いる「株の学校」で、山本氏をはじめとする講師陣の薫陶を受けた精鋭アナリスト達が、成長株を発掘し、その内容を詳細にレポートします。
毎週火曜日配信、1回に1銘柄の深掘りレポートです。
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【目次】
■はじめに
■スプリックス(7030) 客員アナリスト 吉見 高広
※本メルマガの一部内容を、億の近道へ抜粋の上掲載することがございますので、あらかじめご了承下さい。
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■はじめに
NPO法人イノベーターズ・フォーラムのご協力により、客員アナリスト
たちのレポートの有料メルマガがスタートしました。
グロース銘柄発掘隊の隊長は東京2期生です。
彼の指揮下、隊員たちは、週に一本のフルレポートをディープに発表します。
どれも個性あふれるレポートです。
投資家のみなさまにおかれましては、ぜひ、グロース銘柄発掘隊の客員アナリストたちへのご支援をよろしくお願い申し上げます。
(山本潤)
【発掘隊より】
グロース銘柄発掘隊は、5年から10年以上の長期投資に耐えると思われる銘柄を発掘し、調査分析するものです。配信した銘柄は短期的に株価調整する場合もありますが、対象企業の前提条件が変化しない限り、問題ないと考えます。
配信した銘柄は定期的にチェックしております。もし、前提条件が変わったりビジネス環境が大幅に変化した場合には、あらためてフォローコメントを配信致します。
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■スプリックス(7030)
なぜ同社に関心を持ったのか?
それは、何かとてつもない大きなパワー、ポテンシャルを有した企業に感じられたからです。
同社のヴィジョンは壮大です。具現化するのか、はたまた大ぼらで終わるのか、現時点では分かりません。ただ、一つだけ言えるとしたら「3000以上ある日本株の中で、十分ウォッチするに値する企業」だということです。
昨年6月のIPO以降、現状の株価は低空飛行を続けています。多くの投資家が値動きの良さを求め他の銘柄に関心が向かっています。いまこの時期だからこそ、このレポートに意味があると感じています。
企業のミッションやヴィジョン、そしてそれらを成し遂げるための日常の動き、すべてが大事です。同社が愚直にひたすら信じる道を追い求めた先に何があるのか、投資家として関わることにより同社の成長を感じられる企業だと確信しています。
企業が成長するためにはどうしても時間が必要です。多くの投資家が短期的な結果を求める中、日々の値動きに左右されないじっくりと腰を据えた投資もアリではないでしょうか。
【会社概要】
スプリックスは、個別指導塾「森塾」や教育ITを活用した「自立学習塾RED」の運営、学習用教材「フォレスタ」の研究開発および販売、ITを駆使した教育コンテンツ事業、社会人を対象にしたダンススクールなどを提供するなど総合教育企業です。
2018年9月期の売上は104億円、営業利益24億円、最終利益15億円、営業利益率23%と上場学習塾企業の中でも群を抜いた高収益企業です。
売上の85%が「森塾」などの学習塾サービス事業であり、「森塾」の成長が同社の成長の鍵です。
◆同社のヴィジョン
→「教育×IT」で世界№1企業になること
同社のヴィジョンは壮大です。
2018年6月IPO時、東証において記者からの長期的な目標を聞かれ当時の平石社長は次のように答えています。
「教育ITで世界ナンバーワンになる。現在の売上は100億円だが、世界で1兆円を売り上げているピアソン※をベンチマークにしている」
※ピアソンはイギリスに本社を置く世界最大規模の教育サービス会社。
ロンドン・NYSEに株式上場している。連結の売上は6000億円弱(1兆円はないと思われる)。
同社のヴィジョンに大きな魅力を感じます。理想と現実の乖離に驚きますが、そこの乖離を埋めるべく一歩一歩ゆっくりですが着実に前進しています。
◆二人の経営者の運命的な出会い
平石 明氏
1964年11月生まれ。同社の創業者で2018年12月に副社長の
常石氏に社長職をバトンタッチする。現在は取締役として事業部門の管掌役員として中核事業である「学習塾サービス」の現場指揮を執る。
23歳で新潟にある学習塾に就職しており以来10年近く塾業界に携わり、1997年1月に32歳で同社を創業している。
常石 博之氏
1971年4月生まれ。入社年は定かではないが、2004年3月に同社取締役就任とあるため、同時もしくはそれ以前に入社したと思われる。
1994年に三菱銀行に入行しているため10年前後で転職している。
あくまでネット記事だが、「三菱銀行本部営業企画部や本店営業部」などを経験しており、また平石氏との運命的な出会いをすることになるビジネススクールに通っていたことから、同銀行員の中でもエリートの部類に入るのではないかと推測される。
2018年12月、副社長から代表取締役社長に就任。
二人の運命的な出会い
「塾と教育」という業界向けの雑誌の中で二人の出会いが紹介されています。
2人の出会いはビジネススクールです(時期不明)。平石氏はすでに同社を立ち上げ社長という立場、一方で常石氏は三菱銀のエリートバンカー。
常石氏は平石氏に魅力を感じ、わざわざ新潟県長岡市の森塾長岡校まで見学に行ったのです。
当時、同社は新潟県内でしか塾を展開していない「地方の未上場学習塾」にすぎません。常石氏は森塾長岡校に見学に行き、そこで生き生きと楽しく勉強に励む生徒たちの姿を見て転職を決断したというのです。
常石氏は平石氏および森塾のどこに魅力を感じたのか、平石氏は常石氏のどこに魅力を感じ受け入れたのか、分かりません。何れにせよ二人のこの運命的な出会いが、同社の成長に大いなる貢献をしているのは間違いなく、今後も期待できるのではないかと考えます。
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