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#22 UUUM(3990) 2019/08/20

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       山本潤監修「グロース銘柄発掘隊」 第22号

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 山本潤氏率いる「株の学校」で、山本氏をはじめとする講師陣の薫陶を受けた精鋭アナリスト達が、成長株を発掘し、その内容を詳細にレポートします。

 毎週火曜日配信、1回に1銘柄の深掘りレポートです。


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               【目次】


    ■はじめに
    ■UUUM(3990) 客員アナリスト 檜垣 慶太


※本メルマガの一部内容を、億の近道へ抜粋の上掲載することがございますので、あらかじめご了承下さい。


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■はじめに


 NPO法人イノベーターズ・フォーラムのご協力により、客員アナリスト
たちのレポートの有料メルマガがスタートしました。

 グロース銘柄発掘隊の隊長は東京2期生です。
 彼の指揮下、隊員たちは、週に一本のフルレポートをディープに発表します。
 どれも個性あふれるレポートです。

 投資家のみなさまにおかれましては、ぜひ、グロース銘柄発掘隊の客員アナリストたちへのご支援をよろしくお願い申し上げます。

(山本潤)


【発掘隊より】

 グロース銘柄発掘隊は、5年から10年以上の長期投資に耐えると思われる銘柄を発掘し、調査分析するものです。配信した銘柄は短期的に株価調整する場合もありますが、対象企業の前提条件が変化しない限り、問題ないと考えます。
 配信した銘柄は定期的にチェックしております。もし、前提条件が変わったりビジネス環境が大幅に変化した場合には、あらためてフォローコメントを配信致します。


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■UUUM(3990)


 UUUMはYouTuber及びSNSのインフルエンサーをマネジメントすることを事業とする会社です。国内に現状、競合となりうる相手が見当たらず、動画広告市場をリードしていく存在であると考えています。

【会社概要】


1.YouTubeの可能性~時代は動いている~

 2005年2人の青年がカルフォルニア州サンディエゴの動物園で『Me At the Zoo』というわずか18秒の動画を投稿しました。
 「ジョード・カリム」YouTubeの創設者です。内容はごく普通の動物園でのワンシーンであり、セリフも平凡ですが日常生活の一面を個人が自由に投稿出来る可能性を示しました。

 この18秒の動画投稿から15年、YouTubeの1日の総再生時間は10億時間を超え、再生回数は70億回数を超えています(2017年時点)。
 YouTubeの「You」は「あなた」Tubeは「ブラウン管~テレビ~」を意味し、つまりYouTubeは個人のテレビ局なのです。

 YouTubeでアップされる動画はHigh QualityのものもあるがほとんどがUGC(User Generated Contents)です。Userは自分の趣味やライフタイムなど自分の興味があることを動画で撮影しそれをアップします。そして自分の興味がある分野の動画を検索して視聴するのです。


2.なぜYouTubeを視聴するのか~既存メディアとの違い~

 YouTubeの視聴者のメイン層は20代または20代以下である。
 30代以上の方々にとっては「YouTuberのコンテンツはなぜ見られているのか」という部分に疑問を持たれている方も多いと思います。この点について考えてみたいと思います。

 既にオンライン化が進んでいる記事コンテンツの消費行動を例に挙げると、おそらくオンライン上の記事コンテンツを検索する場合、ヤフーやグーグルなどのトップページから話題の記事をさがしたり、もしくはお気に入りのニュースサイトなどをブックマークしたり、最近ではFacebookで友人がシェアした情報を消費する時間も増えていると思います。またはレコメンドで勧められた記事をサーフィンすることも多いでしょう。
 オンライン上の記事コンテンツは多すぎて自分にとって最適な情報がどこにあるかわかりません。したがって、上記のように「信頼するキューレーションサイトから探す、信頼するサイトを決めてそこで情報を取得する、信頼する知人のシェアした情報を取得する」といった形で取得する情報を決めているのではないでしょうか。

 オンラインの動画の世界でも同じことが起こっています。
 YouTube上には無数の動画が日々アップロードされており、もはやどこに自分が面白いと思うコンテンツがあるかわかりません。そこで「自分が信頼するチャンネル、友人に勧められたチャンネルの動画、その過程で出てきたレコメンド動画」をひたすら観るのです。

 テレビはそもそもチャンネル数が限られているために、あくまで番組単位でコンテンツを選びますが、YouTubeはチャンネル単位で視聴されるわけです。
 テレビ番組はテレビ局や制作会社、芸能人などプロの集団で作ったコンテンツであり、視聴者はコンサート会場で演奏を聴くような「完成されたエンターテイメント」として視聴します。クオリティが低いと不満がたまります。
 一方、YouTuberのコンテンツは一人の人間が毎日コンテンツを制作して投稿しているものです。コメント欄を通じて作り手とコミュニケーションを取ることが出来るため、作り手の生活感や努力、人間性などを感じ取ることが出来、そのことによりYouTuberに対する「信頼、共感、応援」といった感情が生まれます。
 YouTuberのコンテンツが視聴されるのは単に面白さだけではないのです。
 知ってる人にとってはより身近なコンテンツであり、そうでない人にとってはそもそも魅力を感じなかったりすることもあろうかと思います。動画コンテンツは「誰が見ても面白いと思えるコンテンツ」と「人に依る属人的なコンテンツ」の二極化の方向に向かうと考えられます。
 ハリウッド映画やディズニー作品やスポーツ中継など、多額のお金がかかる一方で、多くの人が絶対的に面白いと思えるクオリティを持つものと、人間性を含めて共感を得られるようなストーリーを持つもの、この二つの方向性に基づく視聴スタイルは今後も拡大していくはずです。
 クオリティが高そうに見えても視聴してくれるファンが少ないチャンネルの動画はほとんど視聴されません。実際に、企業チャンネルでお金がかかっていそうな動画が数百回~数千回しか視聴されていない一方で、YouTuberの作ったコンテンツがコンスタントに数十万回~数百万回再生されていることからその傾向は推察できます。


3.UUUMと芸能事務所との違い

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