#55 エアトリ(6191) 2020/04/14
■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■
========================
------------------2020/04/14
山本潤監修「グロース銘柄発掘隊」 第55号
------------------------
=========================
山本潤氏率いる「株の学校」で、山本氏をはじめとする講師陣の薫陶を受けた精鋭アナリスト達が、成長株を発掘し、その内容を詳細にレポートします。
毎週火曜日配信、1回に1銘柄の深掘りレポートです。
■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■
【目次】
■はじめに
■エアトリ(6191) 客員アナリスト 一本松 一
■モデルポートフォリオ 4/7更新
※本メルマガの一部内容を、億の近道へ抜粋の上掲載することがございますので、あらかじめご了承下さい。
■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■
■はじめに
NPO法人イノベーターズ・フォーラムのご協力により、客員アナリスト
たちのレポートの有料メルマガを提供しております。
グロース銘柄発掘隊の隊長は東京2期生です。
彼の指揮下、隊員たちは、週に一本のフルレポートをディープに発表します。
どれも個性あふれるレポートです。
投資家のみなさまにおかれましては、ぜひ、グロース銘柄発掘隊の客員アナリストたちへのご支援をよろしくお願い申し上げます。
(山本潤)
【発掘隊より】
グロース銘柄発掘隊は、5年から10年以上の長期投資に耐えると思われる銘柄を発掘し、調査分析するものです。配信した銘柄は短期的に株価調整する場合もありますが、対象企業の前提条件が変化しない限り、問題ないと考えます。
配信した銘柄は定期的にチェックしております。もし、前提条件が変わったりビジネス環境が大幅に変化した場合には、あらためてフォローコメントを配信致します。
■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■
■エアトリ(6191)
【会社概要】
如何にして航空券OTAシェアNO.1に至ったのか?
同社は、オンラインに特化した旅行会社として創業から急スピードで高成長を果たし、航空券領域でナンバーワンに至った。さらに、“「終わりなき成長」を目指して”圧倒的なシェアNO.1を獲得すべく、いま勝負の時を迎えている。
では、まず、同社がどのように創業から現在の位置にまで至ったのか時系列で簡単に振り返ってみよう──。
・創業者の一人である同社取締役会長の大石崇徳氏(1972年生まれ)が大学在学中に、旅行会社を創業。後に、オンライン旅行事業を開始。
[社会背景]
この頃、カカクコムが創設(1997年)されるなどネット上での比較検索ニーズの高まりが航空券にも広がる。
・もう一人の創業者である、同社取締役CGOの吉村英毅氏(1982年生まれ)が大学在学中に、オンライン旅行事業を創業。大石氏の会社からチケットの仕入れを行う形態を取る。
・2007年5月、同社の前身会社であるオンライン旅行事業の「株式会社旅キャピタル」を、両氏が共同創業。
・2011年10月、法人向け出張サービス(BTM)販売開始。
[社会背景]
2012年、LCCが就航し、国内線に参入する航空会社が急増し、航空券の比較検索ニーズの高まりとともにOTA(Online Travel Agent=オンライン旅行会社)の市場が急拡大する。
・2012年3月、「EVOLABLE ASIA CO., LTD.」(現連結子会社)をベトナムホーチミン市に設立。ITオフショア開発事業を開始。
・2013年10月、“オンライン旅行事業のみでなく総合IT事業を営む会社としての方向性を明確化”するため「株式会社エボラブルアジア」へ商号変更。
・2016年3月、東京証券取引所マザーズ市場へ上場。
・2017年3月、東京証券取引所市場第一部へ市場変更。
・2018年5月、海外航空券オンライン販売最大手の株式会社DeNAトラベル(現・株式会社エアトリインターナショナル)を子会社化。これにより、航空券OTAでシェア1位となるとともに、総合OTA2位となる。
・2020年1月、株式会社エアトリに商号変更。
──このように、「インターネット検索」「LCC就航」の急拡大を背景に、
同社は着実・急速に現在の地歩を築いたと言えよう。
現在においては、急成長した祖業でありコア事業である「エアトリ旅行事業」を主軸に、「訪日旅行事業」、「ITオフショア開発事業」、「ライフイノベーション事業」、「投資事業」の5事業を展開するに至っている。
【成長ドライバー】
◆NO.1から”圧倒的な”NO.1へ
ここから先は
¥ 2,000
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?