先週のＩＰＯ銘柄

　先週は６月２７日に豆蔵デジタルＨＤ（２０２Ａ・公開価格１３３０円）、２８日にロゴスＨＤ（２０５Ａ・公開価格２２９０円）がＩＰＯ。
　２社とも穏健なスタート。


１．豆蔵デジタルＨＤ（２０２Ａ）

　６．２７ＩＰＯ（厳密には再上場）
　公開価格１３３０円⇒初値１３４８円　ＩＰＯ後安値１３３７円
　⇒同高値１７６４円（６．２８）＋３１．９％
　⇒７．１安値１４３０円（▲１８．９％）

　ＤＸ、ＡＩ関連　２０２１年４月１日付けで事業開始。
　大株主は豆蔵Ｋ２ＴＯＰホールディングス。
　豆蔵、ＮＴソリューションズ、コーワメックスと合わせた４社がグループ企業。
　事業改革と組織改革を実施して成長を図る。
　ＡＩソフトウェア工学、ロボット工学の豆蔵との連携で成長の加速と収益性向上を目指す。ＡＩコンサル、生成ＡＩ、ＤＸコンサル、次世代モビリティシステムを成長の柱に据える。
　今期予想ＥＰＳ８５．８円、時価１４６３円、予想ＰＥＲ１７倍。
　２０２７年３月期までの中期成長率として売上高１０～１２％、営業利益１５～１７％、営業利益率は１８％以上を目指す。
　今期配当性向７０％見込み　一株５９．５８円配当実施。
　生成ＡＩをビジネスチャンスと捉えて事業展開。


２．ロゴスＨＤ（２０５Ａ）

　６．２８ＩＰＯ
　公開価格２２９０円⇒初値２２９０円
⇒安値１８２５円（７．１）▲２０．３％
　時価１９８０円（＋８．５％）

　北海道に地盤を持つ住宅メーカー。
　ロゴスホーム、豊栄建設などグループ企業５社で構成。
　ＷＥＢなどデジタルマーケティングを主体にし、ＤＸによる効率的なオペレーションに特徴。
　前５月期業績は４Ｑの拡大で売上高３２７．２５億円（＋１６．８％）、営業利益１４．６８億円（前期赤字）を見込むが、今期については未公表。
　前期推定ＥＰＳ２３６円で今期も同水準のＥＰＳが達成されるとすればＰＥＲは８．４倍。但し、前期の業績は４Ｑに偏っており、今期も見通しが示されていない点で株価の評価が定まっていないと考えられます。
　住宅メーカー特有の四半期業績推移で業績が４Ｑに偏っている点を過度にネガティブに評価しないとして、現状のＰＥＲは割安感があると評価される。


（炎）


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