バリュー&グロース銘柄発掘情報 #4【グロース】NEC(6701) 2021/04/20
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バリュー&グロース銘柄発掘情報 第4号
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プロフェッショナルの執筆者を中心に、グロース銘柄&バリュー銘柄を毎回1銘柄発掘してレポートする内容です。
毎月第1第3火曜日配信、1回に1銘柄の深掘りレポートです。
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【目次】
■はじめに
■【グロース】NEC(6701) 客員アナリスト 水島寒月
※本メルマガの一部内容を、億の近道へ抜粋の上掲載することがございますので、あらかじめご了承下さい。
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■はじめに
【バリューグロース銘柄プロジェクトより】
当サービスは、金融のプロフェッショナルを中心とした執筆者が、その時々の注目銘柄の中からバリューもしくはグロースの企業をピックアップし、分析するものです。
スタンスは中長期投資です。
ぜひあなたの株式投資ライフにお役立てください。
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■【グロース】NEC(6701)
【会社概要】
◆沿革
同社はわが国有数のIT・サービス・通信技術企業で、通信インフラでは国内首位を誇ります。
1899年、米ウェスタン・エレクトリック社を発起人の一員として設立。
その後、住友グループが経営に参画。1945年に社名を日本電気に変更し、49年に東証に上場しました。
通信放送や電算機を中心に国内の技術発展をリードし、58年に国産初のトランジスタ式電子計算機、70年に日本初の人工衛星「おおすみ」を開発。
近年は、小惑星探査機「はやぶさ」を手掛けました。
また、この10年あまり、抜本的な構造改革を推進し、グローバル展開も加速しています。
◆事業概要
同社の特徴は、国内ITサービス市場でも群を抜く技術力で、国内最高水準のNTTグループに肩を並べるレベルです。
これを背景に、生体認証、5G(第5世代移動通信システム)、暗号技術、AI(人工知能)など幅広い分野で実績を有し、新型コロナウイルスのワクチン設計なども手掛けています。
今後は量子コンピューターの開発も注目されます。
量子コンピューターは2011年にDウェーブシステムズ(カナダ)が参入したことを契機に、世界の大手IT企業が続々と本格的な研究開発を開始しました。国内では、同社が開発に注力しており、2023年の実用化を目指しています。
量子コンピューターは既存のコンピューターに比べ、はるかに強力な計算能力を持っています。実用化されれば、多様な分野で応用が期待され、生産性向上などに多大な貢献が見込まれます。
同社の事業セグメントは以下の5つで構成されています。
(1)パブリック事業(国内外の政府、官公庁、公共機関、金融機関などに向け、社会ソリューションを提供
(2)エンタープライズ事業(製造業、流通・サービス業を中心とする民需向けにITソリューションを提供)
(3)ネットワークサービス事業(通信キャリア向けに基盤システム構築や運用サービスなどを提供)
(4)システムプラットフォーム事業(機器を組み合わせたソリューション・サービスを一括提供)
(5)グローバル事業(海外市場を中心に展開する事業を集約し、事業責任と権限を一元化し、サービスを提供)。
20/3期の連結売上高構成比は、社会公共10%、社会基盤20%、エンタープライズ15%、ネットワークサービス16%、システムプラットフォーム18%、グローバル16%、その他4%でした。
【成長ドライバー】
◆抜本的な構造改革により、20/3期の純利益は23期ぶり最高益更新
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