見出し画像

牛久シャトーにて

 連休の前半は皆さんはどこに足を運ばれましたか?

 後半が明日からまたスタートしますが、企業研究の意味でお奨めしたいのは企業の博物館です。
 コロナ禍なので比較的訪れる人も少ないのでこのGWの季節だからこそ足を運ばれると良いでしょう。


 関東周辺にある企業の博物館でお奨めなのは茨城県牛久市にあります牛久シャトー内にあるオエノンミュージアムです。
 その博物館では日本遺産登録の牛久シャトーの歴史とともにある焼酎などのアルコールメーカーの歴史を知ることができます。

 オエノンホールディングス(2533)なんて聞いたことがないと言われそうですが、歴とした上場企業で時価総額はおよそ200億円。昔の名前は合同酒精です。創業者の神谷傳(でん)兵衛が日本のワインづくりで活躍した時代に日本でワインの国産化を実現させたという話をここでは知ることができます。

 牛久市は東京の近郊にあり常磐線で東京から1時間ほどで辿りつくベッドタウンで昔はここにブドウ畑とワイン醸造場があったという話を知ると少しはこの老舗企業の過去がわかるかと思います。
 甲州ワインと並ぶ牛久のワイン。今でこそ、この地は住宅地に変貌していますが、日本の140年に及ぶワイン造りのルーツがそこにあります。レンガ造りの瀟洒な建物に入ると昔の人々の思いが伝わってきます。ワイン造りと同時にワインを売る人々の情熱、マーケティングも広告ポスターなどで知ることができます。また当時の政治家では板垣退助との交流なども知ることができます。

 今でも神谷バーという名称の店舗が浅草にあるようですが、創業者はこの牛久シャトーをつくった神谷傅兵衛ということで改めてそのシャトーで売られていた電気ブランを購入してしまいました。


 大型連休も後半となります。ぜひ皆さんも企業博物館に足を運ばれてみてはいかがでしょうか。


(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?