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金融教育でリスクを学ぶ
億近読者の皆さんこんにちは。 金融教育の専門家 遠藤です。
今年も入学式の時期が過ぎました。
新学期は子供にお金の教育をするちょうど良い時期です。
子供が小学1年生になった家庭は、仕事とお金の関係を教えましょう。
家で仕事をしたらお金を渡すという給与制にするとお金は仕事をして初めて得られるものだと教えることができます。お小遣い制というよりは給与制です。
そして給与の10%から20%は貯める習慣を身につけることが大切です。
この貯蓄習慣は大人になってからも本人の身を守ります。
子供が中学生になったら投資を教えましょう。
小学生時代に貯めたお金で投資をするというものです。
インデックス投資でもいいですし、個別株投資でもいいです。
できれば個別株の方が勉強になります。
個別株投資で学べるのはリスクです。
リスクとは不確実性のことです。
株式投資を学ぶと人生リスクだらけということがわかります。
例えば企業業績。
一見すると安定しているように見える企業でも、いろいろとリスクを抱えています。
通信会社はストックビジネスですが価格競争が激しいですし、自動車業界も為替や国内の自動者離れの影響を受けます。
環境の変化というリスクに対応するためにはチャレンジが1番の特効薬です。
コスト削減は対症療法にしかなりません。
リスクがある環境下でも多くの企業は利益成長を遂げています。
それはイノベーションや新規開拓というチャレンジを続けているからです。
株式投資では世の中のリスクを知り、成長を続けることが最高の保身であることを学ぶことができます。
今子供達が学んでいる知識は将来役に立つかもしれないし、役に立たないかもしれません。しかし成長へのチャレンジ精神があればどんなリスクも跳ね除けるでしょう。
リスク教育のためにも4月からお子様に投資教育をスタートしましょう。
(遠藤)
[遠藤 功二氏 プロフィール]
日本FP協会認定CFP
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
MBA(経営学修士)
大学時代に借金に追われた経験からFPの資格を取得し、金融機関に就職。
証券会社と外資系銀行で延べ1,000人以上の顧客を資産運用アドバイザーとして担当した経験上、日本には金融教育が足りていないことを確信する。
自己責任が求められる社会で、子供たちが自立して生きていけるよう、お金の教育講座を実施している。子育て世代の親たちと子供たちに、金融の知識を届けるため教育特化のFPとして奔走中。
子育て世代のための金融教育サービスFP君
web:https://fpkun.com
メッセージ:koji.endo@fpkun.com
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