石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」京阪神ビルディング(8818) 2015/07/14
※企業情報や数字等は当時のものです。またリンク先の変更によりリンク切れの場合があります。あらかじめご了承の上お読みください。
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石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」
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◆Contents◆
◇銘柄研究 京阪神ビルディング(8818)
◇コラム 銘柄研究を活かしてバーゲンセールにならぶ宝玉を拾いたい
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◇銘柄研究 京阪神ビルディング(8818)
本日は、1948年(昭和23年)創業の京阪神ビルディングを研究銘柄として取り上げます。
京阪神ビルディングは、2013年12月に創立65周年を迎えました。
「安全で快適な事業用空間を提供し、行き届いたビルマネージメントにより顧客満足度を高めること」を事業方針とし、さらに価値の高い施設の提供と質の高いビル運営を目指して経営努力を積み重ね成長してきました。
京阪神ビルディングの沿革
http://www.keihanshin.co.jp/company/history.html
京阪神ビルディングは、戦後間もない1948年に、軍用飛行場に転用されてしまった旧阪神競馬場を再興させようという声が関西馬主・財界人を中心にわき起こり、そのような強い想いを背景に、農林省(現:農林水産省)の賛同を得て、「阪神競馬場」を建設し競馬の振興を図ることを目的として設立されました。
このため、京阪神ビルディングの設立当初の社名は「京阪神競馬株式会社」でした。不動産会社としての京阪神ビルディングの歴史は宝塚市の宅地分譲から始まりました。
http://www.keihanshin.co.jp/ir/individual/history.html
1962年には大阪市中央区に賃貸オフィスビル第1号「瓦町ビル」を竣工させます。当時は、御堂筋で一際目立つ大きなビルでした。1988年には初のデータセンタービル「新町ビル」を建設しました。
その後、社会のIT化の進展に合わせ同事業を拡大し、現在では当社の主力事業となっています。また設立の縁により注力してきた、JRAに「場外勝馬投票券発売所」を賃貸するウインズビル事業、高度経済成長期のモータリゼーションの進展に伴う郊外型の商業・流通施設事業など、社会のニーズに応える賃貸不動産事業を展開して発展しています。
まず、京阪神ビルディングを本日の研究銘柄として選んだ理由を説明します。
1.京阪神ビルディングの株価は順調に右肩上がりを続けて、6月24日に年初来高値の798円を付けてから、ギリシャ危機や上海株の暴落の影響で一気に10%以上も下落して割安になったこと。
京阪神ビルディングの株価のチャートです。
http://www.nikkei.com/markets/company/chart/chart.aspx?scode=8818&ba=1&type=3month
7月10日の終値の株価710円は、6月24日の高値798円から11.0%下落しています。
業績は着実に増加しており、2016年3月期の経常利益予想額は47.0億円(一株利益の予想は55.58円)です。
2015年3月期の経常利益44.57億円(一株利益 50.63円)と比較して5.4%の増益となる予想です。
京阪神ビルディングは、2015年3月期に過去最高の純利益を達成しました。今期も連続で最高利益を更新する予想となっています。
〇京阪神ビルディングの純利益と一株利益の推移
2012年3月期 17.40億円(一株利益 38.7円)
2013年3月期 23.31億円(一株利益 51.8円)
2014年3月期 23.69億円(一株利益 46.1円)
2015年3月期 27.32億円(一株利益 50.6円)
2016年3月期予30.0億円 (一株利益 55.58円)
〇京阪神ビルディングの財務ハイライトのページです。
http://www.keihanshin.co.jp/ir/finance/hilight.html
2.京阪神ビルディングの所有不動産の含み益が大きいこと。
2015年3月期の有価証券報告書に開示されている賃貸不動産の時価は、1442.69億円、簿価は965.67億円です。賃貸不動産の含み益は、477.0億円あります。
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