自由と秩序
さてさて、どこから始めたらいいでしょうか。
かつては僕も西洋文明の知的かつ倫理的な到達点の高さに憧れ地団駄をふみ、英国の文学とかドイツ哲学とかロシア文学とか読み漁りました。
ロシアを理解するならやっぱりドストエフスキーの大審問官の世界観だし、ドイツを理解するならやっぱりニーチェの善悪の彼岸とかだし、英国を理解するならTSエリオットの荒地とかバーナードショーの人と超人だなと読み漁り、フランスは革命を起こして自由と平等と博愛を国民が勝ち取ったんだなかっこいいなー、とか、
19世紀末のヨーロッパを襲ったニヒリズムが周回遅れで20世紀末の日本に来ているなと思ってました。2003年ごろの話です。
加えて過去を遡ると2500年前からプラトンとかアリストテレスとか民主主義とかギリシャ悲劇とかすごいなと。日本なんてそのころ文字なんて残ってないやんと。
一方、最近のものづくりとか車とか椅子とか服とか愚直な技術的なものづくりなら、日本が最高だろうと思っていました。だから、車はもちろん日本車だったし、椅子はオカムラだったし、服ならタケオキクチでした。記憶を辿っている書いているのでいい加減かもしれません。
けど、10年前とかに、気づいたことは全く真逆でありました。
テクノロジーこそやっぱり西洋文明のが優れておりまして、やっぱり車ならドイツ車は最高だし、服ならやっぱりイタリア人の服のが優れていて、イギリスは飯はまずいけど7つの海を支配した産業革命の国で今でももろもろ最先端だなと。
で一方、道徳性とか心とか精神性とかの到達点な高さはやっぱりずっと昔から日本のが凄かったなと。
30歳超えた頃に気付きました。
例えば、戊辰戦争とか内戦で死んだ人の数が圧倒的に少なかったし、明治維新とかも無血開城で江戸を明け渡したとか、対話で進んできた国だし、1500年前から和をもって尊しとなしと優れた憲法とかあった国だったなと、
江戸時代こそ庶民が自由を謳歌していたんだよなと、
その頃ヨーロッパなんて戦争戦争いつまでも繰り替えている国々だったよなと。
アメリカ南北戦争どれだけの人が死んだのかと。
振り返ると力と力で常に国境変更してるやんと。
そして、今でもまだそんなことやってるのと。
なので、日本人としては、今ヨーロッパで起きていることは共感も理解もできないのが当然なのです。ざんねんながら、
今のプーチンさんの行動にも、バイデンさんの気持ち悪いしたり顔にも、国際法違反のイラク戦争を起こしたブッシュにも、反吐が出るのが当たり前なのです。
力による現状変更なんて日本人ならやらないから。
だから、戦争反対と言うだけなら、日本の子供でもわかるレベルで分かっています。それだけ言ったらいつか言霊だからそうなるとは思っていますけど、
けど、今は理解すべきは、
世界で起きている事実でありまして、
日本のメディアの情報に感情的にならずに、
各国の歴史の教科書でも読んで頭冷やして、
理解しましょう。
今こそ、気づきましょう。
心惑わされずに、気づきましょう。
自由と民主主義なんて、アメリカに言われなくてもそもそも日本にもともとあったから、
法なんてなくても、無文憲法で、無言の了解で、何百年も続いてきた国だから、
もっと大事なこと言いませんか。
信頼とか真心とか公平とか、
のが大事だよねと。
日本人ならアメリカのオーム返しは飽き飽きしたから、小泉純一郎と同じことまだ言ってないで、
アメリカにもロシアにもイギリスにもっと大事なこと言いませんか?
あめのしたをおおいていえとせむこと、
またよからずやと。
2600年前から家族みたいにしたきたのは、こっちだよーと。
奴隷とかずっと昔からなかったよーと。
だから堂々とアメリカとイギリスに、
もういい加減にせいと、言いませんか?
アメリカとイギリスの嘘ウソうその上に築かれた今のこんな世界秩序がそんなにいいのですか?
居心地良いのですか?
そんなに今の自由が好きですか?
僕の目には混沌にしか見えませんけど、今の国際秩序は。
本当の秩序はどこにありますか?
と久々の大久保つよし説
諸説あります。。。
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