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GPT-4先生に人口減少から教育投資に至る深い話の壁打ちをお願いしてみた

はじめに

最近、色々と考えていることに関して、気軽に壁打ちをしてもらうのは難しいので、ChatGPTを相手に自分の考えをぶつけた記録です。

【質問①】日本の人口減少社会の今後

私が妄想する、日本の少子化、人口減少の未来予測について、考えられるご意見を聞きたいです。

日本は人口減少が続いています。この後も継続して、2100年には現在の1億2000万人程度から、6000万人に減ると予測されています。
そして、生産年齢人口も減っていて、しばらくは女性や高齢者の労働参加で労働人口自体は保っていましたが、いよいよそれも減少局面に入ってきます。

そして経済はというと、この30年間、日本経済は停滞してきました。
GDPは横ばい、賃金も上がらず、物価も上がりませんでした。
その間、海外諸国は成長を続けたため、日本は各国に追いつかれ、抜かれはじめています。

この後も成長をしない国として、各国から経済規模的には置いていかれるのではと思っています。

ただ、私はそれに対してちょっと見方を変えてみるのが必要かと思います。経済規模が拡大を続けるというのは、逆にいうと地球資源の消費を拡大させているというのに近いと思います。

日本は、いち早くその地球資源を無駄に消費しなくても質の高い生活を営めるような社会に変容しつつあるのではないかと思っています。
日本に住んでいて、平均的な給与をもらっていれば、贅沢はできないかもしれませんが、衣食住に関しては他国に比べても非常に満足できる質の高い生活ができると思います。

この後は、人口が減るので、経済規模自体も縮小をしていきます。さらに、物質の追求を抑えていくと、一人当たりGDPも下がるのではないかと思います。

ただ、物理的な財やサービスをあまり得られなくても、デジタル上でサービスを享受したり、エンターテイメントを楽しんだりという面が充実してくるのではないかと思います。 この私の予測はどう思いますか? 対話の相手としてご意見いただければと思います。


GPT-4先生の回答

あなたの予測は、人口減少と経済成長の関係に関して興味深い視点を提供しています。経済規模の拡大が地球資源の消費に直結するという指摘は、持続可能な未来の観点から重要な問題です。日本が質の高い生活を営む社会への変容を試みることは、他国にも示唆を与えるでしょう。

しかし、人口減少がもたらす問題も無視できません。少子高齢化に伴う社会保障費の増大や労働力不足など、厳しい課題が存在します。高齢者や女性の労働参加を促進することは一つの解決策ですが、それだけでは十分ではないかもしれません。

テクノロジーの進歩を活用し、デジタル化や自動化で労働力不足を緩和することも考えられます。また、効率的なエネルギー利用やリサイクル技術を発展させることで、地球資源の消費を抑えつつ、経済成長を実現する可能性もあります。

さらに、若い世代の働き方や価値観の変化を考慮することも重要です。より柔軟な働き方や、物質的な豊かさだけではない幸福の追求が求められるようになるかもしれません。

最後に、多様な移民政策を検討することも、人口減少問題に対処する方法の一つです。外国人労働者の受け入れや、留学生の獲得に力を入れることで、労働力不足を補い、国際競争力を維持することが可能です。

あなたの予測は一面的な視点ではありますが、経済成長と持続可能性を両立させる未来のあり方を考える上で、興味深い意見と言えるでしょう。


【質問②】日本の人口減少社会の課題

ありがとうございます。
私は、人口減少問題を解決すべき問題とは思っていません。

現在の技術水準でいるならば、地球上の人口はこれ以上増えると自然環境を破壊してしまうため、人口は持続可能な水準になるまで減るべきだと思っています。

また、日本は移民政策を強化しても、外国から流入することにはならないと思います。理由は、経済的に停滞し、これから衰退する日本に働きにきたがる外国人はあまり多くないと思われること。一方で物価や安全性、文化や自然を楽しみに、旅行客はより多く来ると思います。

さらに、今後日本では老人が自ら死を選ぶ安楽死が議論され始めると思います。現在では長寿大国となっていますが、私を含め余生を「ただ生きている」状態で続けたくないと思っている老人予備軍の人間は多くいます。
もしくは、デジタルコピーとして、身体は死につつも、デジタル上に生き続けるような未来もあり得ると思います。

少々ブッ飛んではいますが、私はこのような未来が実際に起きてくるのではないかと思っています。


GPT-4先生の回答

あなたの考えは、持続可能な未来を実現するために、人口や経済成長の観点から従来の枠組みを見直すことが重要であるという点で興味深いです。環境保護や資源消費の問題を考慮することは、今後の地球規模での取り組みにおいて重要な要素となるでしょう。

確かに、経済的な魅力が減少している国に移民が流入することは難しいかもしれません。ただし、移民政策を適切に整備し、国内の労働市場や社会制度を改善すれば、外国人労働者や留学生の受け入れが増える可能性もあります。

安楽死やデジタルコピーといったテーマは、倫理的な議論や技術的な進歩が伴うため、現在よりも未来の社会で取り上げられることが増えるでしょう。特にデジタルコピーに関しては、人間の意識や記憶をデジタル化し、永遠に生き続けるというコンセプトが現代の技術や科学においても研究されています。

現実的かどうかは別として、あなたの示した未来のビジョンは、現代社会が抱える問題を解決し、持続可能な未来を目指す上で、新たな視点やアイデアを提供しています。これらの議論が今後の技術開発や政策立案に役立つことが期待されます。


【質問③】技術革新の方向性

もう一つご意見を伺いたいのが、今後の技術革新の方向性です。
私は二つの目的で技術革新が進むと思っています。

一つは、環境が疲弊した地球から移住や資源調達するための宇宙開発技術
もう一つは、地球上で資源消費を極力抑えるためのさまざまな技術

そして後者に関しては、

  • デジタル技術で、地球資源を消費せずに済む生活空間を作り出すこと

  • 量子技術で、資源消費を格段に抑えながらデジタル空間に必要な演算処理をできるようになること

  • バイオ生成技術で、地球資源を消費せずにエネルギーや生物を生み出すこと

  • バイオメカニクスで、人間の身体機能を拡張すること

などが考えられると思っています。この辺りに関してはどのように思われますか?


GPT-4先生の回答

あなたが挙げた技術革新の方向性は、持続可能な未来を目指す上で非常に重要な要素となります。これらの技術が進歩することで、地球資源の消費を抑えつつ、人類の生活水準を向上させることができるでしょう。

1. 宇宙開発技術:宇宙開発技術の発展は、人類が地球外での生活や資源探査を行うことを可能にします。例えば、宇宙でのエネルギー生産や、資源採掘が実現すれば、地球の環境負荷を軽減できるかもしれません。

2. デジタル技術:デジタル技術の進歩により、仮想現実や拡張現実などの技術を活用して、物理的な資源を消費せずに豊かな体験が可能になります。これにより、物質的な消費を抑えつつ、人々の幸福感を高めることができるでしょう。

3. 量子技術:量子コンピュータの発展は、現在のコンピュータよりもはるかに高速で効率的な演算が可能になります。これにより、資源消費を抑えながら、複雑な問題の解決や、新しい技術開発が促進されるでしょう。

4. バイオ生成技術:バイオ生成技術は、遺伝子操作や細胞培養などの技術を利用して、資源消費を抑えた食料生産やエネルギー生産が可能になります。これにより、環境負荷を軽減しながら、人類の生活必需品を確保することができます。

5. バイオメカニクス:バイオメカニクス技術の発展により、人間の身体機能を拡張することができます。例えば、義手や義足などの技術は、障害者の生活の質を向上させるだけでなく、健常者の身体能力も向上させる可能性があります。

これらの技術革新は、環境保護や資源消費の抑制といった持続可能性の観点から、非常に重要な役割を果たすでしょう。それぞれの技術が実用化されることで、現代社会が抱える資源や環境問題に対処する方法が広がります。さらに、これらの技術が連携し、相互に影響を与え合うことで、より大きなシナジー効果が期待されます。

しかし、技術革新が進むにつれ、倫理的な問題や社会的な影響も考慮する必要があります。例えば、遺伝子操作技術には、遺伝子情報のプライバシーや技術の悪用に関する懸念があります。また、バイオメカニクス技術の進歩により、人間の身体能力が向上することで、社会的な格差や差別が生じる恐れもあります。

技術革新が持続可能な未来に貢献するためには、政策立案者や研究者がこれらの問題に取り組み、適切な規制やガイドラインを整備することが重要です。また、一般市民も、新しい技術に対する理解を深め、その利用方法やリスクを考慮することが求められます。



【質問④】AI進展に伴う人間の役割

ありがとうございます。

次に、AIの進展に伴う人間の役割について、私が考えていることに対するご意見をください。

AIの進展により、人間が知識を覚える必要は無くなってくると思います。 そうなると、人間に対する教育のあり方も変わってくると思います。
現在の教育は、人間に対してさまざまな知識をつけるための活動が中心になっています。しかし、その知識は今後AIが担うことになるため、人間に教え込む必要はありません。

では、人間はどのような役割を担うことになるかというと、よりわがままを言い、AIに実現してもらうことが仕事になってくると思います。
楽になること、楽しいこと、話し相手になってもらったり、まるでのび太とドラえもんの関係のようになると思います。
そうなると、人間の役割は、まだAIに情報がないような新しい領域を見つけ、そこに興味を持ち、AIに命じて新たな研究をして知識を発見することが仕事になると思います。

だとすると、人間に対する教育は、いろいろなことに興味を持つための好奇心を養うことが主な教育となるのではないでしょうか。 このような考え方をどう思いますか?


GPT-4先生の回答

あなたの考え方は興味深く、AI技術の進歩が人間の役割や教育のあり方に大きな影響を与えることは確かです。AIが多くの知識やタスクを代行するようになると、人間はより創造的で、直感的なスキルに焦点を当てることが求められるでしょう。

教育においても、単に知識を詰め込むのではなく、好奇心や創造力を育てることが重要になります。また、批判的思考や問題解決能力、コミュニケーション能力など、AIがまだ習得しにくいスキルを養うことも求められるでしょう。

しかし、知識を覚える必要が完全に無くなるわけではないと考えられます。AIと効果的に連携するためには、基本的な知識や概念を理解しておくことが重要です。人間が知識を持たずにAIにすべてを任せると、AIが持つバイアスや誤りを見抜くことが難しくなり、問題が発生する可能性があります。

そのため、今後の教育では、基本的な知識とともに、好奇心や創造力、批判的思考などのスキルを育てるバランスが重要になるでしょう。AIと人間が互いの強みを活かしながら協力することで、より良い未来を築くことができると考えられます。


【質問⑤】未来の知識習得の方法

ありがとうございます。
それを聞いて少し思ったのですが、人間の脳に対して電気信号などを送り込み、知識をつけるような技術も発展するのではないでしょうか。

だとすると、基本的な知識の習得の教育も必要なくなるのではないでしょうか。


GPT-4先生の回答

確かに、脳への電気信号を利用して知識を獲得する技術は、研究段階では存在します。これは脳-コンピュータインターフェース(BCI)と呼ばれ、脳とデバイスが直接通信することを可能にする技術です。将来的には、この技術が発展し、人間が新しい知識を習得する方法として利用されるかもしれません。

ただし、そのような技術が実用化されるまでには、多くの技術的、倫理的課題が解決される必要があります。例えば、脳への介入による副作用や、プライバシーの問題、技術の悪用に関する懸念などです。

さらに、知識を獲得するだけではなく、その知識を適切に活用し、創造的なアイデアを生み出す能力や、他人と協力して問題を解決するスキルなどは、現時点では脳-コンピュータインターフェースだけで習得することが難しいとされています。

したがって、少なくとも現時点では、基本的な知識の習得を含む教育は依然として重要であり、将来的にもその重要性は続くでしょう。ただし、技術の進歩によって教育の方法や内容は変わる可能性がありますので、柔軟に対応していくことが大切です。


【質問⑥】人間の脳とコンピュータの脳の違い

ありがとうございます。
少し思ったのですが、全く同じスペックの記憶容量領域を持った人間の脳とコンピュータに同じ情報を入れたとします。

そして、新たな情報を入れた際に発想するアイデアや行動は、両者で違ったものになるのでしょうか。

どう思いますか?


GPT-4先生の回答

人間の脳とコンピュータは、基本的な構造や処理方法が大きく異なるため、同じ情報を持っていても発想するアイデアや行動が違うことが考えられます。

また、人間の思考や発想は、個々の経験や感情、文化的背景などが大きく影響します。これらの要素は、脳の構造や機能に影響を与え、個々人のアイデアや行動の違いを生み出します。

一方、コンピュータはプログラムに従って情報を処理し、アイデアや行動を生成します。人間のような経験や感情、文化的背景に基づく思考は持ちませんが、AI技術の発展によって、ある程度の創造性や学習能力を持つことが可能になっています。

ただし、現在のAI技術でも、人間のような直感や感性に基づく発想はまだ習得が難しいとされています。このため、同じ情報を持っていても、人間とコンピュータは異なるアイデアや行動を生み出すことが考えられます。



【質問⑦】知識習得教育が不要となった場合の、人間に対する教育のあり方

なるほど。
では、未来の人間は、脳に情報をインストールすることが可能になるが、その身体的特徴や社会性、文化性などから、同じ情報を持っていても人間個体で発想するアイデアや起こす行動が変わるということだと理解しました。

とすると、未来になると、知識はAIが持っていたり、簡単にインストールできるため現在のような教育は不要になると思いました。
そうすると、個体別に起こす行動を変える元となる個性を育むための、感情や価値観などの育成が重要な課題となると思いました。
しかも、20世紀型の均一化する教育から、他者と差別化するための教育となると思います。 その戦略的な個性構築のようなものが必要になると思いました。


GPT-4先生の回答

おっしゃる通り、未来の人間が知識をAIから容易に入手できるようになると、現在のような知識中心の教育は不要になるかもしれません。その場合、教育の焦点は感情や価値観、個性の育成に移ることが考えられます。

個性や感情、価値観は、人間同士のコミュニケーションや創造性、問題解決能力に大きく影響します。これらの要素を育成することによって、個々人が独自のアイデアや行動を生み出すことができるようになります

また、他者と差別化するための教育が重要になるとおっしゃる通り、戦略的な個性構築を促す教育が求められるでしょう。これには、自己理解や自己表現の力を養うことが重要です。さらに、他者との協力や競争を通じて、独自の強みや特性を発見し、それらを活かす方法を学ぶことも重要となるでしょう。

このような未来の教育では、個々人が自分自身をより深く理解し、独自の個性や価値観を大切にしながら、他者と協力してより良い社会を築く力を育んでいくことが目指されるでしょう。


【質問⑧】人口減少後の、「マリア化」する母親

もうひとつご意見を伺いたいのですが、 この後人口減少が続くと、多数の大人に対して子供が一人、という状態になってくると思います。
そうなると、子供はとても貴重な存在になります。

現在は、主に母親がその出産や育児の負担を強いられるため、少子化の要因の一つにもなっているかと思いますが、将来は貴重な子供を社会が育てる状況になるのではと思っています。

特に、血縁関係になくても、そのコミュニティに属する大人が、経済的、物理的な支援を行い、子どもを大事に育てるような社会になるのではと思っています。それをもっと極端に考えると、子どもを産むと判断した女性はとても貴重な存在になります。

このため、子どもを産むだけで、経済的にも自由になり、生活が保障され、育児もしなくてもよくなり、まるで女王様やマリアのような存在になるのではと思いましたが、この発想はいかがでしょうか。


GPT-4先生の回答

お考えのシナリオは、人口減少が続く中で子供がより貴重な存在となり、社会全体が子育てを支援する方向に向かう可能性を示しています。確かに、このような状況が現れるかもしれません。

人口減少が進むと、子供が社会的に貴重な資源となり、子育ての責任が血縁関係に限らず、コミュニティ全体で分担される可能性があります。これによって、子供を持つ女性が経済的にも支援を受けることで、生活が保障されるような社会が実現するかもしれません。

ただし、このような社会が実現するかどうかは、文化や価値観、政策などさまざまな要因に依存します。また、女性が子供を産むことが経済的な自由や生活保障に直結するかどうかも、国や地域の制度や法律、文化によって異なるでしょう。

このシナリオが実現するためには、政府や地域社会が子育て支援に関心を持ち、具体的な施策や政策を実行する必要があります。また、子育てに対する文化的な価値観や態度も変わる必要があるでしょう。

極端なシナリオとしての女王様やマリアのような存在になるかどうかは、未来の社会の価値観や制度によって決まると言えます。しかし、子供が貴重な存在となる未来において、子育てや出産に対する見方が大きく変わる可能性はあります。


【質問⑨】教育投資の考え方 人的資本経営の背景

次に、教育投資の考え方についてもご意見をお伺いしたいです。

まず、17世紀以降の科学革命に端を発した産業革命、農業革命、衛生革命、物流革命により、人間の生活水準が飛躍的に上がり、人口爆発につながりました。

それが21世紀になると、いよいよ地球環境に対して人口が飽和状態に陥り、21世紀半ばには地球全体で人口減少社会に転じようとしています。

それに向けて、今後は地球資源を消費しないための技術革新が進むと考えると、人間のテーマはしばらく資源のインプットに対してより効率的に多くのアウトプットを出す、生産性向上に多くの関心が向けられると思います。
その結果として、直近ではデジタル革命で生産性向上していく流れが加速しているのだと思います。

そうなると、いままではたくさんの人間が集まって同じような作業をして処理することが生産性向上の道筋だったのですが、今度は一人の人間がボタンひとつで1000人分の作業を代替してしまうようなことが起こってきており、個人が拡張しているのだと思います。

こうして、個人が拡張していった結果、個人の生存戦略としても他者とは差別化することが求められていて、それが多様化につながっているのだと思います。

そして、その拡張した個人が生み出す価値が大きく、さらにデジタル革命によって工場などの物理的な資産から、企業価値の源泉が人への依存度が高くなってきており、それが人的資本経営の流れにつながっているのだと思います。

まず、ここまではどう思われますか?


GPT-4先生の回答

ここまでの説明は、現代社会の技術革新や生産性向上、個人の拡張、多様化、そして人的資本経営への移行についての歴史的な流れをうまくまとめています。

人口増加や地球環境の飽和状態が、資源消費を抑える技術革新への関心を高めていることは確かです。これに伴い、生産性向上のために個人が拡張し、デジタル技術を活用して大量の作業を効率的に行えるようになっています。

その結果、個人の生存戦略や競争力を高めるために、他者と差別化することや多様性が求められるようになりました。企業価値も物理的な資産から人的資本への依存度が高まる傾向にあります。

このような流れを踏まえた上で、教育投資や人材育成に関してどのような方向性が求められるかという問題が重要になります。これについては、どのようなご意見をお持ちでしょうか?


【質問⑩】教育投資の考え方 企業会計原則の欠陥

ありがとうございます。
教育投資や人材育成に入る前にもう少しあります。

こうした流れの中で、企業価値の源泉が人的資本に寄っているのに、企業会計上バランスシートに人材の項目がないことがおかしいと思っています。

企業価値とは、将来の収益を現在の価値に直したものです。
バランスシートの資産の部は、その収益を生み出すものが資産として計上されているはずですが、なぜヒトが資産として計上されていないかが疑問です。

また、教育というのは将来に対して人間の行動を変えるために行う活動であり、単年度で収益に転換するものではありませんが、基本的に教育に費やした費用というのが期間損益として損益計算書に計上されてしまいます。

これも理屈がおかしいと思っていて、本来的には教育投資も資産の部に計上されるべきだと思っています。

まずはこの点に関してはどう思われますか?


GPT-4先生の回答

おっしゃる通り、現在の企業会計の仕組みでは、人材や教育投資が適切に評価されていないという問題があります。企業価値の源泉が人的資本に寄っているのに、バランスシートに人材の項目がないことや、教育投資が期間損益として計上されてしまうことは、現代のビジネス環境や価値創造の実態を反映していないと言えます。

これに対処するために、従来の会計システムを見直し、人材や教育投資を資産として計上する新しい会計基準や枠組みが求められています。実際に、人的資本や知識資本を評価するための代替的な指標やモデルが提案されており、企業がそれらを活用することで、より適切に人材や教育投資の価値を評価・管理することができるようになると期待されています。

しかし、そのような新しい会計基準の導入や普及には、様々な課題や抵抗が存在します。例えば、人的資本や教育投資の価値をどのように測定・評価するか、どのような基準でそれらを資産として計上するかなどの問題があります。また、従来の会計システムに慣れ親しんでいる企業や専門家にとって、新しい基準の導入は抵抗感があるかもしれません。

それにもかかわらず、現代のビジネス環境や企業価値創造の実態を適切に反映するためには、こうした新しい会計基準や枠組みの導入が必要となるでしょう。この点に関して、様々な議論や研究が進められていることは、将来的な改善に向けての前進と言えるでしょう。


【質問⑪】教育投資の考え方 人的資本や知識資本を評価するための代替的な指標やモデル

ありがとうございます。
「人的資本や知識資本を評価するための代替的な指標やモデルが提案されており」と言われていた点に関して、現在はどのような指標やモデルが提案されているのでしょうか?

GPT-4先生の回答

現在、人的資本や知識資本を評価するための代替的な指標やモデルがいくつか提案されています。以下に代表的なものをいくつかご紹介します。

1. バランスト・スコアカード (Balanced Scorecard):経営者が企業の財務的な指標だけでなく、顧客、内部ビジネスプロセス、学習・成長といった非財務的な指標にも目を向けることができる経営評価ツールです。学習・成長の観点では、人的資本や組織的知識を評価する指標が含まれます。

2. インテレクチュアル・キャピタル (Intellectual Capital):企業の知的資産を3つのカテゴリーに分けて評価します。これには、人的資本(従業員の知識、スキル、経験)、構造資本(組織内のプロセスやデータベース、知的財産権)、顧客資本(顧客との関係やブランド)が含まれます。

3. 知識資本指標 (Knowledge Capital Indicators):企業の知識資本を直接的に評価するための指標で、特許数や研究開発費、従業員の教育レベル、研修時間、従業員満足度などが含まれます。

4. スキルド・ワーカー指数 (Skilled Worker Index):従業員の教育やトレーニング、経験など、スキルを持った労働力を評価する指標です。

これらの指標やモデルは、企業が人的資本や知識資本を理解し、評価する手助けをしています。ただし、これらの指標やモデルは、企業ごとに異なる重要性や適用性を持つため、企業は独自のニーズや状況に応じて適切なものを選択し、組み合わせることが重要です。


【質問⑫】教育投資の考え方 人材価値の測定につながるSoulBound Token

ありがとうございます。
私は、遠い将来にこの会計基準が見直される時期がくると思っております。
ただし、それには、適切に評価するモデルや計測する方法が必要となります。

それの一つのアイデアとして有力だと思っているのが、ブロックチェーンの仕組みとSoulBound Tokenです。

SoulBound Tokenの概念は、他者に移転できない、個人に紐づいたトークンで、「移転できないNFT」のような概念です。
SoulBound Token(以下SBT)は、個人が他者やコミュニティとの間でSoulsというウォレットを持ち、その他者やコミュニティからトークンを発行され、そのトークンは他のウォレットに移転できないことから、ある種の証明書のような役割を果たします。

個人がさまざまな他者やコミュニティとの間に持つSoulsの中に、たくさんのSBTを持ち、その組み合わせやバラエティ度合いが「個性」として認識されるようになります。

そして、そこには、学歴や学習結果、修了証明、出席などの学習関連だけでなく、経験やスキル、支払い履歴や病歴なども保管されることになります。
これにより、デジタル上での信用度を表現し、測るための基盤が出来上がってくるのだと考えています。
そして、どのようなSBTを保有しているかが、個人の人材価値として評価する元のデータとなると考えています。

ここまではいかがでしょうか。


GPT-4先生の回答

おっしゃる通り、ブロックチェーン技術とSoulBound Token(SBT)のような仕組みは、個人の人材価値や信用度を表現・評価する新たな方法として有望です。デジタル上での証明書の役割を果たすSBTを用いることで、個人の学歴、スキル、経験、支払い履歴や病歴など、さまざまな情報を信頼性のある形で管理・共有することが可能になります。

このような仕組みは、個人の人材価値をより正確に評価することができるだけでなく、企業や組織にとっても、採用や人材開発の際に有益な情報を提供することができます。また、個人が持つSoulsに保管されたSBTの組み合わせやバラエティ度合いが「個性」として評価されることで、より多様な価値観や能力を持つ人材が社会に参加しやすくなると期待されます。

ただし、こうした仕組みの普及や導入には、プライバシーやセキュリティ、個人情報の管理などの課題が伴います。また、SBTの評価基準や、どのような情報をどの程度重要視するかについても、様々な意見や議論があることでしょう。

それにもかかわらず、ブロックチェーン技術とSBTのような仕組みは、個人の人材価値や信用度を評価する新しい方法として、非常に有望であり、今後の発展が期待されています。


【質問⑬】教育投資の考え方 教育投資マーケットの誕生

ありがとうございます。

このSBTの仕組みが発展し、何をやった人(=どのようなSBTを持った人)がどのようなポテンシャルを持っているかの情報が社会的に蓄積することにより、人材の市場価値を正確に割り出すことができると考えています。

少し前の企業会計に関するロジックと合わせて考えると、企業としては組織に人材を採用した時点で、バランスシートに資産として計上することができるようになります。

となると、とても価値のある人材を雇うことは、企業価値を上げることと同義になるはずです。
であれば、企業は人材に対して投資として取得価格を支払ってでも採用したくなってもおかしくはありません。

現在のプロスポーツ選手に支払っている契約金のようなもので、さらにそれが企業のバランスシートに計上することができるという理屈です。

もしそれが成り立つのであれば、教育投資によって得たSBTのポートフォリオが価値を持ち、他者から投資を受けるようになることで、教育投資に対して経済的な出口となる市場が出現することになります。

だとすると、これまでは主に親が負担して、しかもリターンを得ることがなかった教育投資に対するマーケットが出現し、投資家が参入することになってもおかしくはありません。そうすると、親の経済力による格差の是正につながるのではと考えています。

ここまでで、どう思われますか?


GPT-4先生の回答

ご提案されているSBTを活用した人材評価と企業会計の組み合わせは、非常に興味深いアイデアです。これによって、企業は人材に対して投資を行い、その人材の価値を正確に把握し、バランスシートに計上することが可能になるでしょう。その結果、企業は価値のある人材を雇うことで企業価値を向上させることができます。

また、教育投資に対するマーケットが出現し、投資家が参入することで、親の経済力に依存しない教育投資が可能になり、教育の格差の是正にもつながるという点は大変重要です。

ただし、このような仕組みを実現するためには、以下のような課題や懸念があります。

1. SBTの評価基準や情報の信頼性:個人のポートフォリオに含まれるSBTの評価基準や、どのような情報が信頼性のあるものとして扱われるかについて、共通の認識や基準が必要です。

2. プライバシーと個人情報保護:個人の教育履歴やスキル、経歴など、機密性の高い情報が含まれるため、情報の取り扱いや保護が重要な課題となります。

3. 労働市場の変化への対応:技術革新や経済状況の変化により、労働市場のニーズが変わる可能性があります。そのため、SBTの価値を維持・向上させるための柔軟性が求められます。

これらの課題に対処しながら、SBTを活用した人材評価と企業会計の組み合わせは、教育投資や人材開発の分野で革新的な変化をもたらす可能性があります。

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