3番目の町はクエンカ。トレド同様の城塞都市です。鉄道でマドリッド経由で向かいます。
トレド→クエンカ
実際、周囲の人たちのおしゃべりに耳傾けてるだけで、スペイン語の勉強になります。特に爺婆カポー。爺同士も。若者は早口で聞き取りにくい。まったく期待できないのは、もちろん「外人」と一人旅の人。ああ、わたし自身がそれでした。
バル探しに歩き出して分かったのは、旧市街へ行くには、オスタルがある川沿いから急な坂道(というか山道)を延々と登る必要があるということ。クエンカ滞在中は、どこに行くにも「登山」でした。自転車で足鍛えといて良かった。
日中の気温はおそらく40度近いのですが、湿度が極端に低いので、低温サウナに入っているような気持ちの良さです。気候それ自体が「福音」というのは、旅としては最高です。逆に言えば東京も香港も含めての「モンスーンの夏」がいかに不快であるかということ。汗まみれで寝苦しい夜。かといって冷房入れればキンキン冷えて、骨まで凍って体調を崩してしまう。
真夏のスペインの殺人的な太陽光も、日陰にいれば無問題です。日差しの強い日中はシエスタでしのぎ、日が十分に傾いた19時過ぎから行動再開する。1日を2日で暮らせます。
これもしかし、仕事をしてたらできない、のんびり旅。フビラド天国スペインです。
クエンカ2日目
腹ごしらえをしつつ、次の目的地はセゴビアと決めて、交通手段を模索します。バス停、鉄道駅、長距離バスターミナルなどを歩き回った結果、Ave(新幹線)でマドリッド→セゴビアが適当と判断しました。
このバルは気に入ったんで、夜にも再訪してみます。
ひたすら物価の安さに感動しています。まあ、これは当たり前といえば当たり前。観光客向けと地元客向けじゃ相場が違います。
「地元民」にしても、例えば東京で飯を食うんでも、港区赤羽橋のカフェバーと北区赤羽の立ち飲み屋じゃ10倍お値段が違う、と(笑)
スペインの田舎で、地元民ご用達の店にも積極的に入っていけるのは、多少なりともスペイン語が話せるから。やってて良かったスペイン語、と心底思った1日でした。