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セビージャひるね暮らし(10)

9.25 土 晴れだが雲多し España旅行第10日目 Sevilla

 昨夜もぐっすり眠れた。8時台に目覚める。下の部屋のこどもが何か盛んにぐずってる。

 朝食は、オムレツ、ズッキーニ焼き、スモデナランハ、スモデウバ、トマテ、ケソ、パン、カフェ。

 プチ買い出しに出んとしている11時17分。

 てくてく歩いてメルカドーナへ。このスーペルメルカドがトリアナ界隈じゃ一番大きくてブツが揃ってる。トマテ、葉野菜、キュウリ、きのこと野菜。パン。肉はロモイベリコと豚肉。2.19の赤ビノ。5.90の安ウオトカ(日本から持参のアブソルートも売ってたが11エウロス。その半額) トータル17.34。帰路、サンタ・アナ教会で結婚式やってた。いいねえ。

 ロサからメール。30日にセビージャ来るってさ。返信する。

「レナの秘密」をちょっとずつ読み進める。辞書引き引きなのが情けない。単語力が3倍くらいありゃいいのだが。

 13時半過ぎに徒歩出立。イサベル橋渡って左岸へ。闘牛場の横を通る。ダフ屋に声をかけられる。やってんのか、闘牛。サンタ・クルスを抜けて、プエルタ・デ・ラ・カルネへ。サッカー中継どまん前席に陣取る。カマレロがスペイン語のカルタ(メニュー)読めるのか?的なことをいいやがるから、英語の方が読めんわい、と自慢してやる(笑) で、クロケタをペディール。カーニャ2杯で勘定は5.6。

 帰路はサンテルモ橋。帰宅してあらためての昼食は、イベリコ豚のソテー。きのこ炒め。酒はウオトカ。

 ニューズピクスにコメ。

寒い季節になればまた感染が広がるでしょう。本質は「風邪」ですから。
その前に、これまでの「対策」を検証反省すること。
まずは医療体制。感染症分類を変更して、保健所縛りじゃなく、町医者が通常体制で診断治療できるようにすること。要するにインフルエンザ同等の扱いです。これで「医療崩壊」はあり得なくなります。
次に行動制限の見直し。多少なりとも有効なのは飛沫感染防止のための屋内でのマスク着用でしょうか。スペインでもほぼ徹底されています。もちろん、飲食の時は外しますが。
それ以外は規制しない。というか各人の良識と判断に任せる。「風邪を移されたくなかったら人混みは避ける」というのが、大昔からの日本の常識です。
「飲食店いじめ」以外の効果はゼロだった「禁酒法」は二度と施行しないこと。まあ、飲食店業界の人達も「一度従ったらとことんいじめられる」と身にしみたでしょうから、仮に施行したとしても従わないと思います。それが正しいこと。
さらに「新規感染者」のカウントをやめるというのも一案です。情弱高齢者層を怯えさせるだけ。どうしてもカウントしたいなら、他の感染症…インフルエンザやこどもの手足口病、肝炎、髄膜炎などもすべてカウントし、横並びに発表すること。
死者数については、コロナ以外の死因…がん、心疾患、脳血管疾患、コロナ以外の肺炎、さらに交通事故その他と併記して発表する。
そうやって「ウィズコロナ」のこの先10年20年に立ち向かうべきだと思っています。

 さて、シエスタすっぞ、の16時54分。

 寝ようとしたところで、こどもからLINE通話が来て、20分ほど話す。彼女の家を改築して二世代住宅にして住む、なんて話が出てるらしい。「いんじゃね」と勧めておく。爺婆いると共稼ぎでも子育て楽ちんだし。嫁さんの実家ってのは気が楽だし。

 で、ブカブカドンドンと楽隊を乗せた船が行き来している。プエルタ・デ・ラ・カルネ(バルじゃなくて地区名)あたりでも、バルで素人楽団と思しきおっさんたちが演ってたし、サンテルモ橋渡ってる時、若い女性が5人ぐらい、船で宴会しつつ歌ってたりした。何かそういう日なのかもしれない。ネットで検索したけどヒットしない。

 パセオから帰宅して20時ちょうど。つか、そうなるように多めに歩き回っていたのだが。で、始めるザマスよ。まずは前菜。サーモン、ケソ、ハモン盛り合わせに葉野菜付け合せ。缶セルベッサぷしゅー。

 今日書くことは3つ。チノス、ゲイ、タトゥーだ。

 まずはチノス。今現在セビージャにいるチノはおいら一人なんじゃないか? そんくらいにチノスを見ない。広義のチノ…すなわち、チノもコレアノもハポネスも全く見ない。皆無である。で、コロナエンガチョされるかと恐れていたのだが、それもゼロ。つか、丸っきり目に止まってない様子。恐らく、白黒黄色とか、〇〇人とかの範疇でくくられるより先に「爺」という分類箱に入れられて、そんで不可視状態になっているんじゃないかと想像する。人種民族を超越して「爺」なんざ見たくないもんな。分かるよ。

 次にゲイ。ゲイカポーはフツーにいる。わざわざお手々を繋いでアピールしてる。3年前に初めて訪問したバルセローナじゃ、ゲイもビアンも堂々と町中を闊歩していて「コンサバなスペインの中でもバルセローナは別格で開けてるんだな」と思ってたのだが、何のこたあない。どこでもそうじゃんよ。「都会」ならば。

 最後にタトゥー。町中に溢れかえっている。男も女も。さすがにこどもはしてないが、20代以上はごくごくフツーにスミを入れている。高校出たらオケーという感じ? 自分世代以上の爺婆においては珍しいかもしれない。男なら肉体労働者、女なら「昔はマハ(伊達女)だった」的な感じの男女限定で、日本の「彫り物」に近いかもしれん。若い連中は無関係。カタギがフツーに入れてる。サッカー観ると、選手はほぼ全員入れてる。これ見てたら、カッコいいかな、と思うことはあっても「タブー」を感じることは無いんだろう。

 主菜はイベリコ豚ソテーきのこ添え。豚肉はキロ15.99で、グラム208円。2回買った牛肉より高いじゃん。牛豚問わず、グラム200円なら確実に旨いちうことか。酒は赤ビノ。

 はてなブログにカキコ。

セビージャ暮らし
 めちゃ安く上がってます。
 ヨーロッパは物価が高く、さらに20%以上の消費税がかかるので、キッツイかなーと思っていたのですが。
 まず、基本的な食品が安い。以下、1ユーロ130円として、日本円に換算して書きます。
 お肉は牛肉も豚肉もグラム100円台。200円も出せばかなり上等です。ワインはボトル1本100円台から。250円以上なら十分。日本で買える1000円台のワインより確実に上です。缶ビールは1缶80円。日本の三分の一。発泡酒の半額。パンはバケット1本が90円。日本の三分の一。
 アルコール類は基本消費税21%がかかってます。お肉など一般食品は軽減税率10%。でも、野菜や牛乳やパンなど最低限必要な食品は超軽減税率の4%。この仕組は日本もぜひ取り入れてほしい。弱者に優しい消費税システムです。
 外食も「バル」なら安く上がります。「カーニャ」と俗称?するところの、生ビールコップ一杯が170円。タパスと言われる小皿のおつまみが400円から。日本の「せんべろ」以下です。
 東京の赤羽界隈に生息して、昼酒飲んでるような「ダメ大人」にとっては、天国に一番近い町かもしれません(笑)
「カーニャ」については、「スペインのバルとビールとドイツ人 - 三鷹食堂日記帖 (hatenablog.com)」で書いてました。日本からでもドイツからでも、酒飲みがスペインに旅行するに際しては、覚えておくべき「単語」ですね。

「ネメシスの乙女」執筆は、旅行以来イッキに進んだが、まだ足りない。キムアナとみずき&ミナミナの関係性だな。自分自身、まだ分かってないんだと思う。ボムルが意外とキーキャラなのかも。「子はかすがい」的な。違うか?

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