13番目の町は、再びのマドリッドです。旅を始めてから、すでに23日が経過しました。スペインに限らず、こんな長旅は初めての体験。毎日毎日、何かしらの「発見」があります。
アビラ→マドリッド
マドリッド2日目
外国では、その国の飯を食うのが基本で、日本食や中華には転ばないのが、自分のポリシーなのですが、20日以上も旅を続けてると、気持ちもくじけそうになります。
で、前日に見かけたエチェガライ通りのラーメン屋に行きたくなって、足を向けたのですが、昼営業していません。一度くじけた人間は弱いもので、ふと目についた中華屋に入ってしまいました。
ここはしかしひどい店で、飯もサービスも「スペインの標準」を遥かに下回っていました。中国人含めて、お上りさんだらけのマドリッドだから、一見客を食い物にしてやっていける店で、他の町ならとっくに潰れてるでしょう。
こんな店にクレカを渡すの怖いので、現金で支払いました。
プロ無職となった自分とは違い、嫁さんはしっかり会社員。夏休みをとってのスペイン訪問です。翌日、バラハス空港に迎えにいくダンドリを確認します。
で、再度エチェガライ通りのラーメン屋「イチロー」へ。餃子6.60、鶏そば12.00、セルベッサ3.00、赤ビノ3.40。計25.00ユーロという鬼高さ。でも味はちゃんとしてて、日本で出してもまんま通用するレベル。カマレラに「エルへフェエスハポネス?」(ボスは日本人?)と訊いたら、そうだが今店にはいない、とのこと。値段はしょうがないでしょう。日本の「スペインバル」がスペインの倍値段でしかも美味しくないのと一緒で。
マドリッド3日目
これが4回目の闘牛観戦でした。21時に開始。と、その前に20人ほどがわらわらと観客席からアレーナ(闘牛エリア)に侵入し、ジャケットを脱いで、揃いのTシャツで円陣を組む。反闘牛のデモンストレーションでした。よくあることらしくて、客席から多少のブーイングがあった程度。特に騒ぎにもならず、警備員に誘導されて、すなおに退場。
今回はノビジャダスと言う、新人闘牛士の試合なので、闘牛士も闘牛も、あまりレベルが高くありません。その分チケットが安いわけです。
6頭目の闘牛がやる気ゼロなので、首にベルをつけた去勢牛たちに誘導されて退場するなど、今まで見たことのなかった展開もありました。
さて、翌日からは嫁さんと2人でのクルマ旅です。めざすはアンダルシア。