四度目のスペイン(16)アロラ
16番目の町は、アロラです。アンダルシアの田舎町。ここでロサさんと会う予定。
アンテケラ→アロラ
山道じゃMT車の本領全開。ギアを落としてぐるんぐるんとコーナーを回っていきます。学生時代から「スキー馬鹿」で、山道雪道走りまくってた嫁さんのほうが、自分よりもはるかに「卓越せる運転者」なので、おまかせ安心。自分はナビに徹します。
ちなみにクルマはヒュンダイのi20。自分も嫁さんも韓国車を運転するのは初めてで、嫁さんは最初「えー」とか偏見丸出しでしたが、いいクルマでした。
ていうか、AT車って、CVTだったりギアだったり、それぞれに癖があって、慣れるのに多少時間がかかります。MT車なら簡単。発車した瞬間から、自分が思うように動かせますし、自分の「腕前」以上の運転はできません。
アロラ
ここらへんは逆説的に「地球の歩き方」シリーズのありがたさです。アンテケラもアロラも「地球の歩き方 スペイン」には掲載されていない町。とたんに「わかりやすさ」が激減します。
「郵便おねいさん」というのは、郵便配達の公務員で、とてもとても親切でした。「そこらへんのおばさん」(複数)は、最初はチノス(中国人。転じてアジア系)に警戒してたっぽいのが、「セニョーラス」(奥様方)と敬称したら、瞬時に溶けちまって「あそこかしら」「違うわよあそこよ」と盛り上がりマックス。瞬時に判明しました。実にありがたいことでした。
てか、スペイン人は基本的に「よそ者」に親切なんです。これは、繰り返し言っておきたいこと。
ロサさんはアルダレス在住なのですが、わたしたちが訪問した時は、たまたま家の改修工事で、アロラのお友達の家に仮寓してたんですね。
実はそのことを自分は理解していなく、別の町に引っ越した、と勝手に思い込んでいました。都会派インテリなロサさんは、アルダレスの田舎っぷりには耐えられなかったんかなーとか。失礼しました。
アロラはいわゆる「街道の宿場町」的な位置なのか、昼夜問わず、通過していくクルマが相当な量でした。で、たまたま自分らが泊まったオテルの前が、クルマの通過音が特にうるさかった。単に走っていくのではなく、オテルの手前から先まで、マンホールを4つか5つ踏んでいって、そのたびにガタン、ガッタン、ガタガタンと盛大に鳴らしていく。
これはしかし、実際に泊まってみないと分かりませんよね。自分は嫁さんと「うるさいねー」「うるさいよねー」と言いつつ、酒たっぷり飲んで熟睡しましたが(笑)
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