4番目の町はセゴビアです。ローマ時代の水道橋で有名な町。ここへもマドリッド経由で行きました。なんでいちいちマドリッドに戻るかというと、スペインじゃ道路も鉄道も首都マドリッドを中心に放射状に伸びていて、外環道や武蔵野線みたいな環状ルートが無いんです。
クエンタ→セゴビア
こうやって鉄道やバスで旅行してみると、クルマがいかに楽か分かります。問題は、道が極端に狭い「旧市街」と、狭くて出し入れしにくい駐車場。トレドやクエンカのような町でも旧市街の外の、広めの駐車場を確保して、クルマで旧市街に荷物を運び込むにしても、入り組んだ通りまでは入り込まないようにすれば、なんとかなるかも。その先が徒歩基本なのは、鉄道&バス旅も変わりませんから。
でも、クルマ旅は、一人じゃ万一トラブった時に大変です。最低でも二人。嫁さんとの旅限定としています。
スペインの年配の女性に対して、大変失礼なことを書いてます。
ちょっと追加で解説すると、マドリッドには新幹線が発着する鉄道駅が二つあって、北の玄関口がチャマルティン駅。バスクやガリシアなど、北の方に向かう列車が発着します。東京で言えば上野駅。セゴビアはこっち方面で、大宮くらいの感じ。南の玄関口がアトーチャ駅。バレンシアやアンダルシアなど、南の方に向かう列車が発着します。東京で言えば東京駅。で、二つの駅をセルカニアス(近郊線)が連絡しています。乗り継ぎがちょっと分かりにくいのは、実体験した通り。
セゴビア2日目
ちなみにスペインのパンピー(インテリ以外の人たち。特に田舎の)にとって、東アジア系の東洋人は日本人も韓国人もすべてchinoチノ「中国人」でまとめられています。日本人の多くは、これを嫌って「ハポネスだ」と、いちいち抗弁するのですが、わたしは平気。「ニーハオ!」と挨拶されたら「ニーハオ!」と返すし、アルダレスでの「ソウルから来た日本人」もスルー。日本人をチノと呼んだからといって、特に馬鹿にしてるわけじゃないし、あえて馬鹿にしているというのなら、スペイン語を解さないアジア系すべてをまとめて馬鹿にしてるんです。しょうがない。田舎もんなんだから。
じゃあ、日本のパンピーがどうかと言えば、欧米もロシアも南アもオーストラリアも、白人は全部まとめて「外人」だし、肌が黒い人たちはアフリカだろうが、USや中南米だろうが、さらには南アジアや中東系まで全部まとめて「黒人」。ひとのことは言えんですよ。
てなことを公園のベンチでノーパソに書いていたのですが、
そんな感じでセゴビアの夜も楽しく更けていきます。
※ご愛読ありがとうございます。明日19日土曜から、21日月曜まで、所用があって投稿できません。続きは22日火曜の夜に書きます。よろしく。