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四度目のスペイン(15)アンテケラ

15番目の町はアンテケラです。「アンダルシアの交差点」と呼ばれる交通の要衝で、ドルメンと呼ばれる青銅器時代(BC3000~2000)の巨石建造物が観光の目玉です。

コルドバ→アンテケラ

 8月15日 火曜日
 朝食はトマト丸食い、スモデナランハ、全粒パンのソフトサラミチーズボカディージョ、水道水。
 8時半過ぎにクルマを出す。メディナ・アサハラ遺跡へ。ゲート前まで上がっていくが入れない。チャリ親父と中のお掃除おばさんに訊いたら、下の駐車場に停めて連絡バスで往復すんのよ、とのことです。
 戻る。で、最初に駐車場に隣接した博物館でチケット1.5ユーロ買って、展示をしっかり見る。遺跡を復元してる作業現場も垣間見る。後、15分に一本のバス往復2.10ユーロで宮殿遺跡に行く。遺跡は素晴らしかったが暑かった。日陰を探して右往左往する。嫁さんは比較的日光に平気。
 後、一路アンテケラへ。嫁さん運転。自分が途中運転交替するが、嫁さんナビのあんまりさに断念。自分ナビ、嫁さん運転の組み合わせで行くことにする。途中のSAでカフェ・コン・レチェ。

前日のカーナビによる「騙し」があったからと、嫁さんはカーナビ不信。ナビが「イスキエルダ」(左)と言ってるのに「さっき見えた標識じゃ右だった」と断言して、右行ったら、やっぱり違ってたりするんですから(笑)

スペインやフランスの道路で、日本と違うのは、信号ではなくロータリーで交通をコントロールしてる箇所が多いこと。標識はあるし、カーナビが「アラセグンダエスキナデレチャ」(2番目の角を右)とか指示してくれるのですが、交通量がそこそこあると、思ったように出れなかったりする。そういう時は、最初からロータリーを何周かするつもりでいるのが良策。2周3周して、確実に「ここ」と見極めた出口から出る。まさに「急がば回れ」。

アンテケラ

 アンダルシアのアウトビアをひたすら走り、2時間もかからずにアンテケラへ。ところが、石畳の一方通行やら、町のど真ん中で工事中やらで、そこそこの難儀。路駐場所も探すのが大変。適当に駐めて、徒歩でオテルを探す。何とか「コソ・ビエホ」到着。窓のない部屋だったので、嫁さんがそう言うと10ユーロ負けてくれた。とてもいいオテル(笑)
 貰ったプラノ頼りに駐車場を探す。炎天下。何とかめっけてクルマを移動。オテルまで荷物を運び込む。
 嫁さんシャワー&洗濯。昼飯へ。と、オテル隣りのレスタウランテ「メソン・イベリコ」に嫁さん注目。入って食ってみる。旨し。カーニャ1.30、クララ1.40、赤白ビノ2.55×2、アホ・ブランコとガスパチョの盛り合わせ4.20、タコと焼きピーマン8.00、ラボデトロ1/2が5.00の計25.00ユーロ。
 食事後、アルカサバ&カテドラル見学。6×2ユーロ。ローマ→ムスリム→カトリックという歴史らしい。見事な作り。カテドラルは内部のギリシャ・ローマ風柱が特徴。
 帰オテルしてシャワー。シエスタ。アンテケラは水道水の旨い町。
 20時過ぎに起床で再出立。闘牛場まで歩く。今週はフェリア(お祭り)で、週末の金土日と闘牛がある。通しチケも売ってた。
 戻って再び「メソン・イベリコ」へ。晩飯は、まずはハモン・イベリコ22。それに「ピオ・アンテケラ」なる、イモとタラとオレンジとオリーブをアレンジした冷製をタパス2.50で、アスパラガスとクルマエビの玉子綴じ9.00、パン0.90。酒は、カーニャ1.30、クララ1.40、ビノが赤白取り混ぜて2.55×4と2.70。計52.40ユーロ。旨かった。特に切り立てのハモン・イベリコが絶品だった。大満足で出る。
 軽く散歩して帰オテル。

アンテケラは、アンダルシアにしては湿度が高く、汗がシャツに染み付く感じでした。洗濯物の乾きも遅かったし。
予想したよりもかなり大きな町、というのが町の印象でした。

※ご愛読ありがとうございます。次の更新は4日日曜日になります。

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