Cwondo Nikoんガザ支援共同企画 We’re With You2023.12.31@下北沢spreadライブレポ
2023年もあと数時間で終わろうとしてる。
家で年末年始の支度を急いで終えて、横浜から下北沢へ向かう。
CwondoさんとNikoんさんのガザ支援共同企画、We’re With You.下北沢spreadで開催される。
数日前に発表されたタイムテーブルではyonigeの牛丸ありささんはじめ、7アーティストが名を連ねてる。チケットは格安の千円+ドリンク代+投げ銭のシステム。あらかじめメールで予約する。
トッパーは牛丸ありささん(yonige)の弾き語り。
個人的には、3月の福岡パブリックバーで聴いた以来。
「SNSで政治や戦争のこととか、気にしてはいるけど、発信しない。なぜかと言うと間違った情報も多くて、自分が間違った発信したらどうしよう、と。…心配性なんです。」
そう言いながらも、「人が人を殺すのは、どう考えても…よくないんじゃないかって。」
相変わらずの、体温のこもった等身大の歌、等身大のまっすぐな声で熱唱。素敵でした👏🏻💓
なんでも3日前にCwondoさんから出演交渉あって急遽決まったそう。
yonigeも、2024年は戦争のことだけではなく、環境問題とか虐待動物のことで、バンドとして何かアクションを起こしていきたいそう。
2番手はrowbai
地べたに靴脱いでキーボード前に座ってて、MCの間焚き火や川のせせらぎの音が流れてた。
会場も体育座りして、彼女の音楽に没入していく。またどこかで聴きたい。出来れば本当に、焚き火を囲んで彼女の音に耳を傾けたい。
3番手はBoys in the spaceship
音出しから、地下の狭い箱から地響きが…笑耳栓持参して良かった。
熱い想いでCwondoさんに今日の出演交渉をしたと言う。爆音と心地よいリズム、声の硬さも素敵で、良いバンド。爆音ならではの安心感と高揚、楽しかった🎶
4番手rilium
イタコか貞子か宇宙人か…(失礼)😂
時折見せる輝く瞳と、はにかんだ笑顔が可愛いらしい。綺麗な声。
作曲って宙に浮いてるものを捕まえるとか天から降りてくるとか聞くけど、彼女の音楽は宙に浮いてるものを一緒に浮遊しながら紹介されてるような、不思議な体験。
5番手UlulU
フロントマンのお姉さん美人、SGギターめっちゃ唸る歌う👍🏻✨メッセージも声も強い。
しかし、ベース強っ!!
上手い。ベース存在感あるバンドは信頼できますよね。
でも、思い切って、MCもフロントマン一本に絞っても良いのかなぁと、オバサンは思ったよ?
すごく良いバンド👏🏻✨かっこいい!
6番手Cwondo
ミキサー台から、近くに来て良いですよ?と観客に声をかける近藤さん。
今回はNoBusesではなかったけども、名曲の数々。個人的な話だけど、元々NoBusesに出会ったのはインスタに流れてきたCwondoさんの音源がきっかけだったのを思い出してた。
なんて言うんだろ。
幼い頃、公園で見上げてた空の色とか、何か流れていたものが旋律として絶え間なく聴こえていたものを思い出させられるような。
その旋律の隙間に激しいビートとかノイズとかが入ってくる。
ノイズは日々の喧騒で、実は日々の喧騒の中でも、ずーっと懐かしい旋律が宇宙には、人の心の中には、流れてるのかもしれない。
Cwondoさんの音楽は、そんなことを思いつかせる。
もし、今この瞬間、ガザで爆撃に怯える人々の心の中にも、実はずーっと懐かしい旋律が流れてるのかもしれない。思い出させてあげたい。
そんなことを考えながら聴いてた。
7番手で大トリはNikoん
実は初めて聴きました。ツーピースバンドなんですね。オルタナ感が凄い✨クセになりそう。
g.vo.の方が語っていたことも、色んな意見があっても良い!声を上げなくても良い。声を上げてるならなんでも良い。人を殺すなでも良い!って。
Nikoんの何曲目かでspreadのスタッフ⁈の方がドラムで参加されていた。ツインドラムで。でもツインドラムでも音が全然負けてなくて、めちゃくちゃかっこよくて!
ところで、普通に最初からドラム叩いてた方、NoBusesのイッセイ氏ですよね⁈違う⁈
誰か教えて。相変わらずイッセイ氏のドラムすごいなぁって。あれはイッセイ氏ではない⁈
改めて、2024年ライブ行きたいバンドの一つです。
話が遡るけど、近藤さん、ミキサー台の前で、相変わらず口下手なMCでガザのことを一生懸命しゃべっていた。
「今ガザで昨日も今日も明日も、爆撃に怯えて、命の心配をしてる人々がいて、酷いニュースがSNSで流れてきて、初めて見た時は僕は布団の上で座り込んで、最悪な気分だった。
どうしてこうなったのかも知らなくて。
そしてそれから調べたりして。
こんな中普通にハッピーニューイヤーなんて言えないなって…」
ハイ、私もです。ここに来たアーティストさんも、年末の掻き入れ時に箱をガザ支援の主旨に賛同して数万円で貸してくれたという、下北沢spreadも、他のお客さん達も同じ想いだったに違いない。
日本で、それぞれの生活の中で
ガザの問題について発言すると、ポカンとされるか、気難しいヤツがいるなとしらけた空気になるのが関の山。でもね、私思うんです。
ガザの問題ってさ、他人事ではないんですよ。戦闘地じゃなくても日本でも人って死ぬ。子供でも死ぬ。健康で安全でも死ぬ。
自分は生きる価値がないんじゃないかって悲嘆しながら。
まともな社会ならば、まともな親兄弟、友人、隣人だったら、「そんなことないよ。あなたには生きる価値がある。」って声かけて、抱きしめて死ぬのを止めるじゃないですか。
それでも、現に日本でも多くの人が死んでる。誰にも顧みられずに。
同じように、同じ地球上に、普通の穏やかな生活を営むことを願ってるガザの人々が虐殺に遭っているのに、「だってハマスがね…」って、何かの受け売りで正義をかざして、訳知り顔で言う。
「だからあなた達には生きる価値がない。」と言ってるのと同じなんじゃないかって。
見て見ぬふりをするということは。
せめて見ようよ!聞こうよ!って思うんです。
みんなとそういう場を設けてくださり、Cwondo さん、Nikoんさん、ありがとうございます。
誰も見殺しにされない世の中を。
We’re With You.の声を上げてくれて、本当にありがとう。
ダウンロードカード、今日来れなかった娘と友人にも購入。
ガザの人々の心にも生活の中にも、素敵な音楽で満たされますように。
2024年は、そういう年になりますように。
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