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【英検準1級】合格するためにして本当に良かったこと【目標点の設定】
突然ですが
「このまま英検準1級の勉強をして、具体的な受かるビジョンはありますか?」
もし「あるよ!」と即答した方は、このままページを閉じてください。きっと大丈夫だと思います。
一方で「自信をもって受かるとは言えないかな…」と思った方。このまま読み進めることをお勧めします。10分後には自信に変わってるはずです。
英検準1級の合格率って15%ほどですが、受かる人っていうのは受かるべくして受かっている、と私は思っています。
どういうことかと言いますと、受かる人というのは受ける前から「私は本番リーディングで○○点取り、リスニングで××点取って…」といったように、具体的な合格のビジョンが見えている、ということです。
つまり、最初から合格までのゴール(目標点)が具体的にイメージできてるんですね。
目標点ってそんなに大事なの?と思われるかもしれませんが、めちゃくちゃ大事です。これを決めないで受けるなんて、最初から神頼みにかけてるようなもんです。
そこで今日は
目標点を決めておくことの重要性
目標点を決めるときのコツ
リスニングが大の苦手だった私の戦略
についてお話します。
これを見れば、これからやるべきことが明確になります。そして自信をもって「合格できる!」と言えるようになります。
そもそもなぜ目標点を決めるのが大事なのか
理由は3つあります。
勉強の優先順位が決まる
本番での時間配分が決まる
合格するビジョンを具体的にイメージできる
①:勉強の優先順位が決まる
目標点が決まれば、勉強の優先順位も決まります。
仮に、目標点を以下のように設定したとしましょう。
リーディング30/41
語彙問題…21/25
長文(穴埋め)…5/6
長文(内容一致)…4/10
ライティング…15/16
リスニング15/29
part1…6/12
part2…7/12
part3…2/5
この目標点を設定した人というのは、リスニングが大の苦手。その分をライティングでカバーしたいと思ってる。語彙問題は得意。
そんな人です。
つまり勉強の優先順位としては
語彙問題とライティングを最優先
リスニングは足を引っ張り過ぎない程度に頑張る
長文問題は穴埋め問題はしっかり仕上げる
こんな感じになるはずです。
このように目標点を決めてあげれば、普段の勉強で時間をかけるべき優先順位も決まります。
②:本番での時間配分が決まる
目標点を決めることで、普段の勉強の優先順位が決まると話しました。
実はそれに加え、本番での時間配分も同様に決まります。
上の例でいくと、ライティングで稼ぐことが大事になってきますので、当然本番もライティングに時間をたっぷりかけることになります。
逆に長文(内容一致)に関しては、目標点が4/10なため、時間が足りなくてもOKという事が分かりますね。
このように目標点を決めておけば、受験当日の戦略も固まります。
③:合格するビジョンを具体的にイメージできる
これは非常に大きいです。
ただ闇雲に勉強してるだけだと「これで本当に合格できるのかなあ…」と、ふとした瞬間に不安に襲われるんですよね。
しかし一方、上のような現実的な目標があれば、「この通り取れば、絶対大丈夫…!」という確固たる自信になります。
「いつか合格できたらいいな」みたいな希望的観測で受けてる人と、「ここで○○点取って、あそこで××点取って合格する!」
みたいに決めてる人。どちらが受かりそうか?火を見るより明らかだと思います。
大事なのは、自信を持って「私は絶対に合格できる!」と思えるかどうか。具体的な目標点を決めることで、未来の合格に自信が持てるようになります。
目標点を決めるときのコツ
目標点の決め方としては、
とにかく具体的に
自分が達成できる範囲で
スコア換算表で検証しておく
この3つが大事になります。
とにかく具体的に決める
具体的とは何か?先ほど、仮の目標点として
リーディング30/41
語彙問題…21/25
長文(穴埋め)…5/6
長文(内容一致)…4/10
ライティング…15/16
リスニング15/29
part1…6/12
part2…7/12
part3…2/5
このように決めましたね。これが具体的という事です。
ダメな例はリーディングで30/41、ライティングで15/16、リスニングで15/29…とだけ決める事。
これだとあまり意味がありません。なぜなら、一口にリーディングで30/41取る!と言っても、
語彙問題で何点取ればいいの?
長文問題(穴埋め)では何点?
長文問題(内容一致)は?
となってしまい、結局どこに力を入れて対策すればいいかが見えてこないからです。
なので、目標点を決める際は、各技能をさらに細分化するようにしましょう。それにより、受かるための具体的なビジョンが見えてきます。
自分が達成できる範囲で設定する
あくまで自分が達成できる「現実的な」目標にする必要があります。無茶な目標はやめておきましょう。意味ないです。
例えば
語彙問題で25/25を目標にしてないか?(よっぽど語彙を極めてないとムリ。分からない単語は絶対出ます)
リスニングが苦手なのに、7割とかにしてないか?
本番でもその目標点を本当に取れそうか?という点が大事なのです。
頑張り次第で手が届きそうな、現実的な目標にしましょう。そういった目標だからこそ、「次こそ合格できそう!」という希望を持てるんです。
スコア換算表で検証しておく
現実的かつ具体的な目標を立てたら、最後にスコア換算表を使って検証しておきましょう。
実際にスコア換算表に当てはめてみて、合格基準である"1792"に達していればOKです。もし達していなければ、もう少し目標点を引き上げなければいけません。
スコア換算表についてはこちらの記事をご覧下さい↓過去11回分あります。
素点に対するスコアは毎回違いますので、3~5回分ぐらい検証してみると良いでしょう。どの回でも1792を超えていれば、目標点としてOKです。
追伸①:上手く決められないよ…って人はこれ見て
実は上記で書いた目標点ですが、あれ私が合格した時に使ってたやつなんですね。
あの目標点にした意図も上で解説した通りでして、『リスニングの低さをライティングで補う』これに尽きます。
「つうか、リスニング15/29で受かるの?」と思うかもですが、受かります。私本番では14/29でした。でも受かりました。ちなみにライティングが満点だったので、大嫌いなリスニングが10/29でも受かってました。
一応戦略通りですね。リスニングは本番でも手ごたえは全くなかったですが、まあ想定内。それよりもライティングです。ライティング様様です。
なので、リスニングが大の苦手だけど、語彙問題とライティングは頑張れそう!という人は、こちらの目標点をそのまま使えばいいと思います。
どの回でも合格できるはずです。
リーディング30/41
語彙問題…21/25
長文(穴埋め)…5/6
長文(内容一致)…4/10
ライティング…15/16
リスニング15/29
part1…6/12
part2…7/12
part3…2/5
ちなみに、長文(内容一致)の目標点が低いのは、全部解くことを想定していないからです。
ライティングに多くの時間を回したかったので、長文(内容一致)の時間を削っています。
追伸②:私もライティングで稼ぎたい!って人はこっちも見て
以下の記事で、私がライティングで満点を取ったときのテンプレを解説しています。
こちら有料となりますが、本気でライティングで稼ぎたい人はどうぞ無料部分だけでもご覧下さい。
テンプレよりも便利な例文をたくさん知りたい!って方はこちらをどうぞ↓よく出るトピック毎に、使える例文を60文紹介しています。