愚鈍の萌芽はもうすぐ大木になる
ついにここまで来たかという感じである。女性とトランス女性の部分について、何の技術的、論理的な解決をしないまま最終局面に行こうとしているようだ。
いろいろな人物が論駁しているのではあるが、このままいくとどうもこの法案は近いうちに成立するだろう。G7がらみでもなんだか急いでいるようであり、性急に自民党も動きを進めているようである。
もちろん中には反対する保守派もいるが、LGBTの中から野党の女性側の反発もある。(ただし、なんだかずれた認識をしている人も下記記事のような感じでいるが。)
もちろん、東急歌舞伎町タワーの「ジェンダーレストイレ」のように、実際の利用者からの懸念があることや、大きな反駁があったのもうなづける。女性側の性的羞恥心や防犯意識を刺激することはしょうがない。異性と思われる人が入り込んでくることに抵抗感があるのもわかる。
それを無視してマイノリティー擁護と差別反対のために始めてしまったのは、現代日本における慣習に著しく反するのだろうと理解はできる。個人的にも正当な判断であり、特に服を脱ぐような場面での専用スペースを持つことそのものには反対はしない。
では、反対する側はどうかと言われれば、この人たちの問題点もすでに何度も述べてきたことである。統計的差別や男性隔離主義の拡張、および男性に対する差別や偏見の助長を促していることである。
冒頭の動画でも(50:46付近から)織田道子氏の会話は聞くに堪えないほどの女性専用スペースの正当化の理屈が並べられているが、これが男性以外に対する言動ならこの人が差別主義者として糾弾されるほどのレベルでだ。
また、この問題をきっかけに男性に対する性差別的な言動や偏見を拡張するような動きも活性化している。新しく差別的な物が生み出されているのではあるが、そんなものはどこ吹く風であるし、差別をしているとも思っていないだろう。
もっと言えば、先日のnoteでも書いたが、男性だけオールジェンダートイレを受け入れよう、男性だけ多様性を受け入れるべきだと。突然出てきて突然負担を受け入れるべきだと、当たり前のように主張してくる。しかもこれが保守的な人間からか?と思うだろうが、普通にリベラルや性的少数者から堂々と発言してくるほどだ。
積極的に争いかかわることもなく、本来は無関係だっただろう人たちに、突如全部擦り付けることすらも、平気な顔をしてやってくる。反対側も次々に私が懸念した差別の発露を堂々と出してくるという問題を抱えている。こちらの流れももう止めようがない。
(このツイートでは危なそうと書かれているが、単に友人を待っているかどうかなどわからない。こういった盗撮行為そのものもあれば、男性に対する予断や偏見も加速しているのである。)
差別反対や安全を守りたいと言いながら、お互いにどこかの誰かに負担を押し付けあい、互いに自分たちの論理と矛盾したり差別をしたりしながら終わりのない醜い争いをより加速しているというわけだ。
もはやどちらの勢力も度し難い(救いようがない)状態であり、手の施しようがないだろう。せめてこちらに来ないようにしてほしいのだが、それもかなわないから困りものである。
まあ、いろいろあったが、いよいよ種から大きな木へと成長と遂げたのだ。よかったな、お前らの望んだとおりになったぞ。みんな平等にしたかったんだろ?もう少し祝福しろ馬鹿野郎ども。
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