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毎日日記をつけることにする。

2021.05.30(日)

自分の心が落ち着くような気がしたので、今日から毎日、日記をつけることにする。今までも思いつきで、紙のノートにつけたりつけなかったり、というのが何年もあったが、今の自分には、毎日つけた方がいいと思うので、そう決めた。

さて、今週末は、金曜が在宅勤務だったこともあり、その夜から家の整理を進めた。

僕以外の家族(妻、娘、息子)が鳥取に先行移住して2ヶ月。
アート引越センターで学習机や衣類、書籍等、取り急ぎ向こうで使う荷物を送り出してから4週間が経った。

今思えば、4人で暮らしていた頃、この家には活気があり、とても賑やかだった。テレビの音や、ケンカや怒号、子供の歌や踊りやギャグ。小2の息子はよく抱きついてきてくれて、スキンシップもたくさんあった。一方で、小さなこの家には、子供二人の大量の教材やおもちゃ、服やらなんやら、物が溢れ、思い返すととても窮屈でもあった。
そりゃそうだ。今の4倍の人数が、この小さな古い家に、肩を寄せ合って暮らしていたのだ。勉強机は、一応子供たちには、それぞれ2階に専用のものを与えていたが、おもちゃ置き場、または趣味の作業台という位置付けで、二人とも勉強は一階のダイニングテーブルや、私が居間に別途こしらえた作業机など、随時空いている場所を見つけて、勉強や宿題をこなしていた。

4週間前の引っ越しの際、家具を除けば、家の中の荷物の3分の1ぐらいは送り出しただろうか。私は今も大阪の会社でサラリーマンをしており、近い将来、妻子を追って鳥取に移住したいが、現状、100%テレワークにシフトできる制度はなく、コロナで気軽に行き来する訳にもいかず、この2ヶ月、妻子とは離れ離れの状態が続いている。
会社に出勤するのは、週2〜3日ほど。残りは在宅勤務にしている。週末も、必要最低限の買い物を1回行くかどうかで、要は一週間に4〜5日は、この家で一人過ごしている。「一軒家にポツンと」である。

3月末に、運べるだけの荷物と妻子を車で鳥取に送り届けた後、家に戻ってきた時は、子供達のランドセルも、壁に貼った時間割もそのままの状態で置かれていた。春は引っ越し業界も最盛期で料金が2倍ほどかかり、急いで必要な荷物もなかったため、ゴールデンウィークまでの間にぼちぼち荷造りをするつもりだったが、なかなか作業は捗らなかった。引っ越しの前に、妻だけ2〜3日前にやって来て、一緒に荷造りする予定だったが、緊急事態宣言発令もあり、結局自分一人、直前で尻に火が付き、三日三晩で怒涛の追い上げだった。

引っ越し当日、アート引越センターのスタッフさんは皆丁寧な仕事ぶりだった。「他に積む物ありますか?」と何度か聞かれるたびに、まだ梱包できていない大量の書籍等の段ボールを追加してくれたり、家具一つ一つをきれいに緩衝材で巻いてくれたり。この料金でここまでしてもらえるなら、老父のトラックで運搬しなくて正解だった。最後の最後、外の倉庫にあったローラーブレードや野球グローブなどの遊び道具を思い出して箱に入れている時、向かいのおばさんから「お子さん2人に渡して」とじゃがりこ2つ頂いた。
2トントラックが近所のお地蔵さんの角を無事曲がり切るのを見送った後、家に戻ると、荷物が減った分、家の中の空気が変わった気がした。風の通り。音の響き。ほっとした後の疲れとともに、なんだか寂しさも感じられた。

さて、我が家の荷物が3分の1を送り出してから4週間が経った。荷物が減った分、家が少しスッキリした気はした。しかし、娘の部屋にはいまだに多量の手作りグッズが大量に残り、寝室の布団も2段ベッドに積み上げた状態のままだった。僕は、大学以来の一人暮らしを半分楽しみながら、半分寂しく感じながら、少しずつ家を整え、暮らしてきた。
在宅勤務や勉強を快適にできるように書斎的な環境を整えたり、押入れの使い方を見直したり、料理をしやすいように台所周りを整えたり、無闇にテレビを見続けないようソファの位置を変えたり、晴れた日は洗濯機をフル回転して、クローゼットと押入れを整理したり云々。
一人で静かな生活をしていると、少し寂しい気もするが、一方で心を鎮め、自分と向き合う時間が増えてきた。これまで妻に任せきりだった家事を、全て自分でやるようになり、時間を経る中で、料理、片付け、掃除、洗濯・・・全ての家事、家のしごとが、一連の営みとして感じられるようになってきた。すると次第に、「やらなきゃいけないこと」だったものが、「やりたいこと」に、さらに最近は「身体が勝手にやっていること」へと変わってきているようにも感じる。41歳にして本当に今さら過ぎるが、これが「生活習慣」というやつなんだと分かった気がする。

・・・あかん。我ながら要点もよく分からへん。文章がダラダラと長くなってしまうし、打つのに時間がかかりすぎ、そして迷子になってしまった。このような文章を書くのに慣れていない自分は、いきなりタイピングを始めず、紙のノートにまず手書きした上で、あとで黙々とタイピングした方がいいかも。

とにかく、今日から、毎日日記をつけることにする。

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