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職業訓練に通っていた話
私は半年間、職業訓練に通っていた。
前職で働きながら、
『何か勉強したいけど家に帰ってから体力も考える力も残ってない、なんの勉強したいかもわからないけど、とりあえず勉強がしたい。』
そう思っていたらチャンスがやってきた。
受講したのはインテリアコーディネーターの講座で、インテリアコーディネーター資格取得が目的だ。
他にもカラーコーディネーターの資格取得も目指せたが、既に別の協会の類似の資格を持っていたので取得はしなかった。
クラスは10人にも満たない人数で、そもそも開講できるかも怪しかったらしい。
女性だけのクラスで、優しくて聡明な方々だった。
クラスの雰囲気はその年毎に全く違うらしく、怖い人がいないかビクビクしていた。
後々言われたのだが、大人しくしていても強い圧があったようで私の方が怖がられていた。
しばらく過ごしていたら誤解は解けたようで、今では会えば何かといじられている。
先生方は現役でお仕事をされている方で、テキストをベースに授業をしていくが実際の現場の話もたくさんしてもらえた。
人数が少ないのもあって、質問し放題だった。
テキスト以外の資料ももらえたり、塗装屋さんに来てもらってちょっとした雑貨に塗装をしたり、茶室やショールームの見学など盛沢山だった。職業訓練を行なっている施設の担当の職員さんは、皆さん穏やかで優しい方々だった。
休み時間に様子を見に教室に来て談笑していく方もいた。
インテリアコーディネーターの授業以外に、人権同和学習や就職講和などもあった。
人権同和学習ではビデオを観たのだが、なかなか時代を感じられるものだった。
注意することがあるといえば、体調だろう。
退職理由に体調不良はよくあることだが、やりたいことを思う存分やるためにもしっかり治した方がいい。
今までと生活習慣が変わる上に、勉強は意外と体力がいる。
念願の勉強できたし、新しい友人も出来た。
職業訓練に行ってよかったと思っている。