私立恵比寿中学 中山莉子がお腹の守り神になった女の話
いつもお腹が痛くなると思い出す…あの声を。
私はとてもお腹が弱い。どのくらい弱いかというと最寄駅から会社までの停車駅、全てのトイレの位置を把握しているくらい弱い。
人生初の握手会。私は私立恵比寿中学の中山莉子さんに捧げました。
その日は2017.11.26 パシフィコ横浜。『シンガロン•シンガソン』の発売イベント。
初めての握手会、不安しかない、困った私はインターネットに頼った。
検索ワード「エビ中 握手会 レポ」
驚愕…「なんだこれは。全員コミュニケーションモンスターじゃないか。こんな数秒の間にどんな滑舌してるんだ。無理だ、無理だ…」
検索ワード「エビ中 握手会 話すこと」
混乱…「ライブのこと、ラジオのこと、今日も可愛いねとか世間話etc…。は?アイドルに何聞くの?一方的に話せばいいの?ありがとうしか返ってこない質問はダメって何ぃぃぃ」
検索ワード「エビ中 握手会 事故」
絶望…「 」
結果…返品したい…。(返品は不可)
前フリが長すぎてすみません。そんなこんなで当日を迎えます。
初めての握手会は極度の緊張により右も左も上も下も分からない程、ふわふわしていました。いよいよ列に並び自分の番が近付いてきます。衝立の向こうから中山さんの声が聞こえてくる。初めての握手会、大興奮の中忘れないように急いで残したメモがこちら。
え?
あれだけ読み込んだレポ、何度も頭の中で練習した伝えたい想いの数々、そして最大の感謝。その全てが緊張とプレッシャーにより、腹痛をただ伝えるだけの数秒になってしまった。大好きなアイドルにトイレに行くことを勧められるオタク。それが私の初めての握手会でした。ちなみに中山さん…めちゃくちゃ優しかった。天使かと思った。
握手会でトイレに行くことを勧められて以降、私のお腹は中山さんに守られていると思っており、腹痛は劇的に減ったと感じています。(強い思い込みはストッパを超える!)
ありがとう、いい薬です。
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