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ぜんぶ、夏のはなし


2023年7月8日
ファズピックスは23周年を迎えました。

2000年7月8日に黒崎マーカス、昼の部で初ライブをして、そこから今日までずっとファズピックスでした。それ以上でも以下でもなく、
これからも何も変わらず、どこか変わりながら、ファズピックスであろうと思います。

結成が19歳で、バンドは23周年。現在20代の方々からすれば、「なっが!」と思われるかもしれませんが、歳を重ねるほどその感覚は鈍くなるのか、むしろ「え?もう?あれから5年?はや!」という感覚になり、この勢いは加齢と共に加速しており、不思議と10年前はつい最近で、振り返るにはあまりにも生々しいというか整理できていない、とっちらかしたままの部屋。まだ脱いだコートがハンガーにかかってもいないような慌ただしい「暮らしている部屋」といった感じです。

20年経ったくらいで、ようやく自分のその当時の気持ちや、その時に関わっていた人との関係性などが整理整頓され、隅々まできれいに見渡せる客室のような「その時の部屋」になります。
普段は扉を閉めており、たまに自分自身が客人となり、その時の決してよかったとは言えないような感情や、出来事のひとつひとつをリラックスして、清々しく愛しく思いながら、それまでの出来事をゆっくりと考えたり、眺めたりできる部屋という感じになります。

これはバンドに限らず、私が生きている間は続くであろう、そして読んでいるあなたにも、
皆にもあるだろう、その時々の時間の住処。

2023年現在のファズピックスはご覧の通りですとしか説明が出来ませんので、是非ライブや音源などサブスクもあるので、このnoteを機会に聴いてみてください。

「ロック」とは音楽に限った言葉ではないと思っているので、音楽は語るよりも聴いて感じるしか正解はないと思うので、現在進行形のバンドのサウンドをどうぞ、是非とも。よろしくお願いします。

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