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どの型のホルアクティデッキがベストなのか

お久しぶりです。美味しいお米です。
まーだ大会で勝ってません、怒らないでください。
調子良い時もありますが、まだまだ課題が多いと感じています。
なので今まで使ってきたライロ主軸も含め、色んな型のホルアクティデッキを色々な観点から比べてみようと思います。この世にあるホルアクティデッキの全てを知っているわけではないので、理解が浅い部分もあるとは思いますがご了承ください。


ホルアクティデッキ

ホルアクティデッキと一括りに言っても、その構築は様々です。
先攻ワンキル型 ミッドレンジ型 ホルアクティを出すことだけに特化した
一枚初動型 等があります。(細かく言うともっと複雑になるので一旦これだけ)
今回は先攻ワンキル型を比べていきます。

先攻ワンキル型

と言っても先攻ワンキル型の構築に使われているテーマですが、今の時代だと六武衆、ライトロードくらいしか確認できませんでした。
(GSの様に混ぜ物ばかりの構築は除く)(ライトロード型もGSに近いけどね
昔ならハリファイバーやエラッタ前のサモン・ソーサレスが居たのでもう少しテーマを挙げられそうだったのですが、現代だとその辺のカードが禁止に指定されているせいで見つかりませんでした。

まずは六武衆型、ライトロード型のメジャーな手札誘発の受けの良さを見てみます。

六武衆型

灰流うらら
六武衆でホルアクティを出すには六武の門が必須級でこれにアクセス出来ないと終わるので、うららは重いです。ただ、ドローカードで引くことが出来れば貫通できるのでやりようはあります。(シエン先置きでも可)

幽鬼うさぎ
門割られるのでうらら以上にキツイ場面があります。シエン先置きでケアは可能です。(要求値は高め)

無限泡影
軍大将のサーチに基本撃たれます。うららならイゾルデから落とした妖刀竹光を装備した六武衆モンスターを軍大将のリンク素材にする事でチェーンの組み方で回避できますが、泡影は回避できません。

原始生命態ニビル
展開次第では問題ありません。シエンでケア出来ますし、門があれば場合によっては直撃したとしても立て直しが可能です。

ドロール&ロックバード
ホルアクティ出すのは無理です。諦めましょう。
1妨害くらいは用意出来たりするのでお祈りです。

アーティファクト-ロンギヌス
ラーを出す手段がファントムオブカオスでは無ければ大丈夫です。

屋敷わらし
意味が無いわけではないですが、展開にそこまで影響はありません。
ただ、ラーサポートでラーを出す時に撃たれて終わる可能性があるので気を付けておく必要があります。

ディメンション・アトラクター
おしまいです。妨害は構える事が出来ます。

増殖するG
このデッキは止まる意味が無いのでツッパです。展開終盤に誘発を撃たれるくらいなら問題はありません。門が最強なのでいくらでも再展開出来ます。

マルチャミー・フワロス
増殖するGより引かれる量が少ないのでGより気軽に展開が出来ます。
最初に誘発をさらに引き込まれなければ大丈夫です。

D.D.クロウ
エメラルで戻すカードを除外されるのがちょっと面倒ではありますが1枚程度なら問題ありません。三枚撃たれてスカルデッドが全部飛ばされたら終わりです。(そんな事無いと思うけど!)

エフェクトヴェーラーは無限泡影と同じ評価です。

ライトロード型

灰流うらら
ソーラーエクスチェンジ、アテナミネルバに撃たれるのがきついですが、光道の龍経由だとアテナミネルバに関してはチェーンの組み方で回避できるのでまだ大丈夫な方です。混ぜ物でホルスを入れているならイムセティにうららは普通に重いです。

幽鬼うさぎ
セレーネに撃たれるうさぎがちょっときついですが、うさぎが光属性なのでライナからうさぎを拾って2体目のセレーネを出す事が出来るので意識してれば貫通しやすいです。

無限泡影
対象耐性をドロゴン等で付ければ影響はほとんど無いですが、無い場合アテナミネルバに泡影をほぼ確定で受けるのできついです。ただ、ライトロード型は必ずミネルバを経由しなくてはいけないわけではないので、手札や落ち次第で貫通は可能です。

原始生命態ニビル
これも手札や落ち次第で貫通可能です。ニビルトークンが光属性でライナのリンク素材に適しているのでセレーネがEXデッキに残っていれば割と簡単です。シャーマンルミナスの効果起動の準備が出来ていて、幻神獣族と蘇りし天空神が落ちていれば必ず再展開が可能なので急に脅威では無くなったりします。

ドロール&ロックバード
セレーネをムドラとケルドウで使いまわしてファイアウォールドラゴンでホルアクティを回収すればドロバ適応中でも出す事が可能です。
勿論要求値は上がりますが、ルートの1つとして十分ありだと思います。

アーティファクト-ロンギヌス
トワイライトロードやアテナミネルバが除外を行い、墓地を肥やしにくくなるのでホルアクティを出す事は出来なくなります。ただ、ある程度墓地肥しと展開は出来るので妨害を複数構える事は可能です。

屋敷わらし
撃てる箇所が多いのでシンプルに手数が減ります。致命的な個所は無いのですが、序盤に撃たれると止まる可能性は十分にあります。

ディメンション・アトラクター
このカード撃たれたら相手にホルアクティ出されたみたいなもんです、超頑張ってもバグースカ単騎くらいしか出来ませんし手札誘発も入らないのでGGです。

増殖するG
展開を始めてすぐに撃たれたのであれば、ホルアクティを出すよりLOを目指した方が安全です。相手が誘発引くかこっちが貫通の盤面を構えるかの戦いなので運ゲーになります。(誘発が少なめの環境ならホルアクティを目指してもありかも)

マルチャミー・フワロス
墓地が肥えるまでにデッキ・EXデッキから特殊召喚を行う回数はさほど多くないので増殖するGより気楽で、後になればなるほど誘発を貫通しやすくなるのでツッパし得です。フワロスだけでもLOは可能ですがホルアクティを目指した方が早いのでLOは考えなくて良いと思っています。
フワロスはエンドフェイズに手札を戻す処理があるのでターンを返す事になった場合、4ウーサ単騎+墓地にシラユキ ムドラ ケルドウと構えることが出来れば耐え凌げる可能性があるのでそこも増殖するGと比べて安心です。

D.D.クロウ
蘇生するモンスターに撃たれればシンプルに手数を削られます、が致命的な所はありません。ホルアクティを除外されたとしても戒めの龍で戻せるので大丈夫です。

エフェクトヴェーラー
無限泡影よりこのカードの方がライナで拾える分、貫通はしやすいですが相手フィールドにカードを送り付けても発動されるので結局どっちも同じくらいのしんどさです。

長くなりましたが六武衆型とライトロード型の誘発の受けについてはこんな感じだと思います。では1つずつ比べてみます。

六武衆型とライトロード型の誘発受けを比べる

 灰流うらら
うららはどちらの型も同じくらいの受けの悪さだと思います。
ただ、ライトロード型は明らかにうらら程度では止まらない出力の高い瞬間があります。六武衆型も出力が高い瞬間もあるにはあるのですが流石に60枚構築程のパワーは出せません。なので上振れ時のうらら受けはライトロード型の方が良いという評価です。

2 幽鬼うさぎ
うさぎは六武衆型が六武の門に依存しているので、六武衆型の方が受けが悪いです。制限カードのせいもあって流石にしんどいです。ライトロード型もしんどい場面はありますが、六武の門に撃たれるよりましなのでライトロード型の方がうさぎ受けは良いと思います。

3 無限泡影
泡影は六武衆型が門に依存している都合上、門にアクセス出来ないと終わるのでライトロード型と比べると六武衆型の泡影受けは悪いです。ライトロード型もアテナミネルバに撃たれる泡影は重いですが、シラユキで避けたりそもそも出さなくてもホルアクティを出せる事からの評価です。

4 原始生命態ニビル
ニビルの耐性はライトロード型はランダム性が高いので運に左右されやすいですが、六武衆型は事前にシエン立ててから展開が可能なのでニビル受けの安定性は六武衆型の方が良さそうです。が、ニビル+何かの2種類以上誘発を撃たれる事を考慮すると厳しそうです。

5 ドロール&ロックバード
ドロバの受けはライトロード型の方が良いです

六武衆型はシエンで無効を用意出来るとはいえ、一切サーチやドローを行わずにやる必要があります。ドロバを受けたら六武衆型はホルアクティを出せなり、やれることがほとんど無くなります。対してライトロード型の方は先日、ドロバを受けてもホルアクティを出す事が可能だと発見したのでこれは間違いないと思います。

6 アーティファクト-ロンギヌス
ロンギ受けは六武衆型の方が良いです。
ファントムオブカオスを使わなければ影響が全くないです。対してライトロード型は墓地肥しに除外が必須になるので妨害は残せるとは言え、ホルアクティは出せなくなります。

7 屋敷わらし
わらしはどっちの型も同程度の受けだと思います。
強いて言うならライトロード型の方が撃てる場面が多いのでライロの方が重いかもしれません。

8 ディメンション・アトラクター
ホルアクティ出せません!次!!

9 増殖するG
増殖するGの受けは比べるのが難しいです。序盤に撃たれるなら大差ありませんが、LOを警戒されてタイミングをずらされた場合は話が変わってきます。これは本当にその時の状況で変わるので評価出来ません・・・

10 マルチャミー・フワロス
フワロスも大差ないのですが、万が一展開が止まった時に戦えるかどうかを考えるとライトロード型の方が良さそうです。(六武衆型は場にカードが残ってフワロスの戻しが減るので) これはもう誤差の範囲ですが・・・

11 D.D.クロウ
ライトロード型は展開が止まる可能性が六武衆型と比べると大きいのでD.D.クロウの受けは六武衆型の方が良いです。(必須カードが墓地に行かないため)

12 エフェクトヴェーラー
無限泡影とほぼ一緒で、六武衆型のよりライトロード型の方がヴェーラーの受けは良いです。理由も泡影とほぼ一緒です。

と、比べてみるとこんな感じです。
全体的に見るとライトロード型の方が良さそうですが、ロンギヌスを撃たれてもホルアクティが出せるのは六武衆型のメリットです。
ただ、ロンギヌスは環境にずっと入ってるカードでは無いのでこのメリットが意味のない時期は多そうです。なのでどの環境でも基本入る誘発(うらら、増G、無限泡影、ヴェーラー等)の耐性を1番先に考えるべきです。
そうなると手札誘発を受けるという観点からだと、ライトロード型の方がベストです。

初動の安定感と展開力を比べる

これは構築でいくらでも安定性は変わってくるのでそこまで真剣に考えなくても大丈夫かもしれませんが、比べないわけにはいきません。

ライトロード型の初動の安定感と展開力

ライトロード型は事故率はそこそこあります。手札に来て欲しいカードと落ちて欲しいカードを入れる上に、神のカードを入れるので・・・
ですが、全く動けない手札事故は少ない方です。
光の援軍等の1枚で明らかにパワーの高いカードを積めるので爆発力があります。墓地肥しがランダムなので展開の質の波が大きく、急に強くなったり弱くなったりします。

六武衆型の初動の安定感と展開力

六武衆型の事故率はそれなりにあります。六武衆モンスターを2体場に展開できないと始まらなく、イゾルデ用の魔法カードや場に六武衆が居る時にしか使えない魔法で固まると何も出来ません。(新規のおかげでかなり事故率は減っている)デッキ枚数も抑えめになるので神を引く確率が上がり、セルフハンデス状態が起きます。展開力も1枚1枚がパワーの高いものでは無く、完全に手札の組み合わせでパワーを発揮するので、ライトロード型より神を手札に引いた時のパワーダウンの量が大きいです。

自分でデッキを回してみましたが安定性を第一にするなら六武衆型
展開の爆発力を第一にするならライトロード型
にするべきだと感じました。どちらも良い点は存在しているのですが、大会に持ち込むという意味で考えると安定性より爆発力と貫通力のあるライトロード型の方がベストだと思います。

後攻時のパワーを比べる

最後に後攻時のパワーを比べます。先攻ワンキルデッキにとって後攻時にどのくらいパワーを出せるかは重要です。特にホルアクティデッキは神のカードがラー球以外捲り札にならないので使用するテーマが後手を捲れるか、ということが大切になります。

ライトロード型の後手

先攻でも強かった光の援軍やソーラーエクスチェンジが手数になります。特に光の援軍でウォルフが落ちれば勝手に墓地から出てくるので強力です。60枚構築なら芝刈りも自然と入りますし、メイン戦の後手でも可能性があります。サイドに投入することの多い一滴で手札を墓地に送って光道の龍の発動条件を満たす等、相性の良い汎用捲り札があるのが利点です。

六武衆型の後手

一部の六武衆モンスターが身代わり効果や相手によって破壊された時の効果を持っているのでそれなりに動けそうではあるのですが、1枚でパワーが高いカードが無いのでかなりしんどいです。ホルアクティデッキならラー球を後手捲り手段として使えますが、召喚権はなるべく使いたくないなと感じました。手札誘発もスロット的に入れにくく、対面のフル展開を捲らないといけなくなるので正直後手は無理かなと、判断しています。

2つの型を比べた感想

ここまで色々書ましたが、「誘発受け、安定感、展開力、後手のパワー
を総合して考えてもホルアクティで先攻ワンキルをするならライトロード型の方が良い、と判断出来ると思います。六武衆型のメリットもちゃんとあるにはあるのですが、それがちゃんと活きる瞬間が少ないので大会向けに仕上げるのは難しいです。(そもそもホルアクティデッキを大会向けにする事自体が難しいのは内緒)
蘇りし天空神等の神のサポートカードを活かせないのも神の使いづらさを引き上げてしまっているので・・・

先攻ワンキル以外のホルアクティデッキも一応調べたので感想を述べておきます。

ミッドレンジ型

このタイプのホルアクティデッキは神のサポートカードを上手く使えるのですが、パワーが低くなりがちです。どういう構築かピンとこない方もいると思います、最近見かけるのがホルスやガーディアン・スライムを入れるタイプとかです。ミッドレンジというか純構築的なやつみたいな、そんな感じのやつです。先攻ワンキルじゃないホルアクティデッキは組んでる人は多いので、色んなタイプがあると思っていましたがX(Twitter)で見かけるのはほとんどこのタイプの構築でした。
一応CSに持ち込めないか考えましたが、現実的ではありませんでした。
おそらくこのタイプの構築はホルアクティで勝つ為に組んだものではなくカジュアル用のものだと判断しました。
もし、大会で勝つ為にターン渡すタイプのホルアクティデッキを使用している方がいたら教えて欲しいです。どういうメリットが生まれるのかを知りたいので。

1枚初動型(完全なソリティア)

これもカジュアルよりの構築だったのですが、展開の中でスカルデッドの4枚ドローをダーク・ドリアードで固定して確定させるのは非常に面白いなと思いました。今後のカードが増えれば増えるほど選択肢が増えていくので常に意識しておくべきだと感じました。

最後に

色々調べてみましたが、今のところライトロードの墓地肥しを利用する形でホルアクティを出す構築が最も可能性があると考えています。自分の構築を自慢するわけではありませんが、ライトロード型であればホルアクティデッキの一番課題だった神がノイズになる、という部分がかなり減らせています。これが出来ているおかげで回しやすくなっているんだと思います。

まだホルアクティで優勝してない人のこんな文字だけのnoteを読んでくださりありがとうございます。また何か書きたくなったら暇なときに書きます。






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