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カリフォルニア大学バークレー校で、無料で食材がもらえる話

留学先では、ほとんど自炊、夜ご飯に週1くらい大学食堂、ごくたまーに友達とレストランに行くって感じの食事をしています。
学外のアパートに住んでいるので、ハウスメイトたちも自炊してる人が多いです。

どこで食材を買っているかというと、Trader Joe'sやSafewayなどのスーパーマーケットや、Student Food Collective※です。

※Student Food Collectiveとは…
以下が公式のサイトからの引用とその翻訳です;

The Berkeley Student Food Collective is a non-profit, collective grocery store
バークレー・スチューデント・フード・コレクティブは非営利の集団食料品店です。
[…]
We're dedicated to providing fresh, local, healthy, environmentally sustainable, and ethically produced food at affordable prices to the Berkeley campus and greater community.
私たちは、新鮮で、地元産の、健康的で、環境的に持続可能な、倫理的に生産された食品を、手頃な価格でバークレー・キャンパスとより広いコミュニティに提供することに専念しています。

http://www.foodcollective.org

自炊し始めて1ヶ月くらいがすぎた頃、ハウスメイトたちに、Food Pantry(フード・パントリー)の存在を教えてもらいました。

今回は、このフード・パントリーについての話です。


🏫Food Pantry とは

要するに、大学の運営している、週に1回だけ無料で食材をもらえるところです。

公式サイトからの引用と翻訳です;

The Food Pantry is a food program that is designed by students to meet the short-term, immediate food needs of all UC Berkeley students.
フード・パントリーは、カリフォルニア大学バークレー校の学生全員の短期的で緊急な食糧需要を満たすために、学生によって考案された食糧プログラムです。

https://basicneeds.berkeley.edu/pantry

大学には、Basic Needs Center (訳するなら「必需品センター」?)っていうのがあります。
そこでは、食事・住居・経済的支援の3種類が展開されていて、このフード・パントリーは食事の分野の一つです。

食事の面での支援はパントリーの他にもう二つあります。
①CalFresh; 連邦政府が資金を提供するプログラム
②Food Recovery; 食堂から調理済みの食べ物を寄付(?)してもらって、それを再包装して配るプログラム

❓使い方

経済状況を示したりするような事前の登録は必要ありません。
生徒証があれば使えます。

まず、行きたい時、且つ、フードパントリーが空いてる時間に、公式サイトから「Food Pantry virtual line」っていうurlに飛んで、オンライン上で列に並びます。

基本的に火曜日〜土曜日の午後にやってます。
細かいスケジュールは変動するのでここでは書きませんが、公式サイトから見れます。

これが公式サイトです;

名前と電話番号(アメリカの電話番号のみ)を使って列に並びます。
テキストメッセージが来て、後何分後に入れるか知らせてくれます。

自分の番が来たら・近づいてきたら、キャンパス内のデスクに行きます。デスクの上のスクリーンで、①の部分(下の画像参考)に自分の名前が上がってたら、生徒証を提示して、カウンターからみて向かいの右にある階段を降りて、フードパントリーに行きます。

私は電話番号を持ってなくて、友達の番号を借りてるので、何分後かスマホでは見れないので、オンラインで登録したらすぐにデスクに行きます。
スクリーンに、【(名前)⚪︎分】って表示されるので(上の画像の②の部分)、そこで大体何分くらいか確認して、近くの机とかで勉強したりして時間を潰します。
まだ3回しか行ってないのですが、どれも30分以内に入れています。

階段を降りて、もう一度名前を言うカウンターがあります。
私は英語名じゃなくて聞き取ってもらえない時があるので、生徒証を見せています。
カゴを持って、中を徘徊します。
結構小さいスペースです。

商品によってはもらえる数に制限があります。

🍏何があるの?

商品は変動するので、前回来た時になかったものがあったり、前回来た時にあったものがなかったりします。
3回パントリーに行って、見たものを書きます。

野菜のコーナーには、バナナ・りんご・梨・じゃがいも・玉ねぎ・にんじん・ブロッコリーなどを見たことがあります。

牛乳も、3種類ありました;普通の牛乳、アーモンドミルク、オーツミルク。牛乳は種類を問わなければ、毎回見ます。何これっていう野菜もあります。

あと、初めて行った時はごま油があったのですが、2回目はオリーブオイル(スプレータイプ)で、3回目は醤油が置いてありました。

冷凍食品もあります。白身魚、カットフルーツ、野菜の袋(コーンとにんじんといんげん?が小さく切られていミックスされた袋)、トルティーヤとかを見ます。

卵も、6個のパックが置いてある時があります。

パン系もあります。ベーグルとかクロワッサンとか、フランスパンとか。クッキーが置いてあったこともありました。

小さいケースに入った調味料もあります。シナモンパウダー、オニオンパウダー、クミンを見たことがあります。

パスタの麺もありました。

豆腐があることもあります。ソフトタイプとハードタイプがありました。柔らかいのと硬め、何豆腐なんだろう。

米も、白米、ジャスミンライス、ブラウンライスとか色々みます。

久しぶりに日本の米と似ているのを見つけて嬉しかった

あと、どうやって調理したらいいのかわからないものもたくさん置いてあります。

右はレンズ豆。左はうずら豆。
違うタイプのうずら豆。手前のサインは「豆科」って意味。
キヌア。
黒インゲン豆
アーティチョーク(変な角度で撮った写真でごめんなさい)
ホミニー。何らかの処理がされたトウモロコシらしい

調理済みの料理が置いてあることもあります。

下の画像は、初めて行ったときの私のカゴの中身です。

下の画像は、2回目に行ったときの収穫物です。

半透明の袋に入ってるのは、巨大なじゃがいも。

🍳私の料理

これらのものを使って、私が何を作ったか、紹介します。
というか料理経験ゼロだった私が自炊頑張ってるので見てください。
(で、褒めて欲しい。)

初めてパントリーに行ったときの、次の日の朝ごはんです;

白身魚を軽く茹でて、家にあった米粉をまぶして油多めで焼きました(これはムニエルというやつ??)。
下に引いてあるのは、じゃがいもを茹でてマッシュドポテトにしたものです。
赤いのはビーツです。調理済みのをもらったやつです。
あと、卵やきに失敗したものと、家にあったケールにチーズとフムスを置いてます。
めっっっちゃ美味しかったです。我ながらびっくりしました。

ムニエル(?)にハマったので、また作りました。

優雅な朝ごはん

上のは、パントリー3回目の次の日です。
もらった白身魚とクロワッサンに、家にあったクリームチーズと、ドレッシングをかけたケールと共に食べました。

デザートでこういうものも作りました。(下参照)

家にあったトルティーヤにクリームチーズを塗って、パントリーでもらったバナナ、梨、マンゴー(冷凍)にシナモンパウダーをかけて巻いたものです。
冷凍いちごは前にSafewayで買ったものです。

美味しかったです。


以上、フードパントリーについてでした。

元々は困窮してる生徒用のシステムだと思うんですが、普通に使っていいの??って思った方。私も最初そう思いました。
お金がないわけじゃない周りもみんな使ってるし…とか、寮費ケチってオフキャンパスに住むくらいには裕福じゃないし…っていう言い訳しか思いついてないんですけど、とりあえず、必要ない分はもらわない、っていうポリシーは課しています。

けど、こういうシステムがあるの、すごく良いなと思います。
大学のシステム的に、生徒に優しいなって思うことがよくあります(周りのバスが無料になるカードを全生徒に配布してたり)。

アメリカの(?)バークレーの(?)好きなところです。


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