煙草の話③
今回はジタンに引き続き、これまた終売が決定している銘柄ゴロワーズ。
いつものタバコ屋さんで購入してきました。
ゴロワーズ、一度は吸ってみたかったんですよね。
こちらはフランスのアルタディス社が製造する、ジタンと並んでフランスのポピュラー銘柄に挙げられるタバコです。
発祥は1910年、日本での販売会社はジタンと同じくインペリアル社。
ゴロワーズとは、直訳で「ゴール人の女性」であり、ゴール地方の女性を指します。
ゴール(フランス読み)は、古典ラテン語での発音に忠実な読み方である「ガリア」の方が耳にする機会が多いかと思います。
地理上の概念としてのガリアの起源は紀元前4世紀にさかのぼり、イタリア半島北部に押し寄せて定住した部族集団(ケルト)をローマ人が「ガッリア」と呼んでいたそうです。
現代フランス読みの「ゴール」には、形容詞として、「陽気な、好色な、あけっぴろげな」と言った使われ方をするようです。
ゴール人は、祖を辿るとケルト人に行き着く人のうち、ゴール語を話すようになった人たちのことを指すので、フランス人のもつゴール人、ゴール地方の印象がなぜ陽気で好色であけっぴろげなものだったのかは、ケルト人の文化や歴史、ゴール地方(アルプス山脈の南傾斜)の豊かな自然のイメージなどが絡んでいたのでは無いかと考察してます。
日本のアニメでは、名探偵コナンに登場する黒の組織の中枢、ジンがこのタバコを吸っています。
なんとなく悪役のイメージがあるのは安直に"黒"タバコだからなんですかね?笑
とりあえずいただきます🚬
吸ってみると、黒タバコの独特な香りと喫味はするものの、ジタンよりはクセが少なく、喉にもそこまでゴロゴロが残りません。
レビューをみるとジタンよりゴロワーズの方が苦味、辛味があり、甘味はないとのことですが、ふかしてみるとほんのり甘みを感じます。肺喫煙すると本当にちょうどいいタバコ(黒タバコ版のメビウス)みたいな感じでした。
舌がバカになってるのか分かりませんが、ジタンと比べて味の衝撃は薄いのですが、すごく上品な喫味に感じました。本当に美味しい。
やはり、喫煙は体調やタイミングによっても味が大きく変化するので、ジタンを吸った時と単純比較してはいけませんが、個人的にはジタンの数倍日本人にあっているタバコだと感じました。
今後もどこかの会社が販売権を獲得して、国内での販売が続いてくれることを祈ってますが、やっぱり厳しいんですかね...
節約中の身には小さくない出費なので、すぐには再購入出来ませんが、じっくり大切に残りのタバコを味わいたいと思います!
最後までお付き合いいただきありがとうございました🙇♂️🙇♂️🙇♂️
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