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借金を作ってマンションを買わされてマルチ商法にひっかかり、債務整理で搾り取られる人①

これは実話です。

今は借金なんて無いし、金融リテラシーも高く、安全圏にいると考えている人でも参考になる話だと思います。


去年の暮れ頃、趣味のスポーツでの知り合い(20代女性)から電話がありました。

内容は、コロナの持続化給付金申請をしたいから力を貸してくれ、というものでした。
話の端々に、「焦り」や「不安」の色が見えたので、少し詳しく話を聞くと、「給付金がないと来月の返済(リボ払い)が間に合わない!」とのこと。

さらに掘り下げると、リボ払いの残高やその他カードローンを合わせて300万円近く借金があるとのこと。

借金が出来たのは、それまでの直近6ヵ月以内でのことらしく、それを聞いた私は、そんな短期間でよく300万円も借りられたなあと感心したのを覚えています。

借金の入口は、当時お付き合いしていた彼氏さんとの交際だと言います。その彼氏さんは当時学生で年収はバイト代程度。

彼氏さんの趣味で使う機材の購入やデート、泊まりがけの旅行など、あるゆる出費を負担、あるいは肩代わりし、借金のうち一部(50万円程)は、彼氏さんに代わって借入をしており、後に彼氏さんからの返済が受けられるものだということ。

残りの借金はストレスから来る衝動買いなどで、余分な服、ファッション雑貨、日用品を買ったり、自営業なので交通費をカードから払っていたり、と。そんな状況。

私は給付金に関しては、出来る範囲でお手伝いしながらも、どうしても気になって掘り下げて話を聞いてしまいました。

"「これからどういう計画で返済していくの?」"と。

すると、「最近始めたフリーランスの営業の仕事があるから収入面は問題ない!出費は抑えないとマズい...。」とのこと。

私は引っかかりました。
"フリーランス"の"営業"??

うーん、香ばしい。


つづく

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