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授業の最後に「ありがとう」を伝えたい【コーチングを通して見えた実践】#543

おはようございます。

4/22 昨日コーチングを受けて学校で自分に何ができるのかを内省しました。その中の気づきで、学校の授業で大切にしたいことと、自分がおはこややコーチングでやっていきたいことはやっぱり共通しているっていう気づきがありました。ぼくがやっているすべては「優しい世界の実現」につながっていて、それを求めているっていうことです。この気持ちをベースに授業づくりもやっていきたい おこめさんです。


昨日、コーチングの相互セッションをしました。
(プロコーチ同士が30分ずつコーチングをし合う時間)

今日はそこでうけたコーチングの振り返りをまとめてみます。

コーチングを受けたぼくの思いとしては「授業でみんなにありがとうを伝えたい」です。

どういう流れでここに行き着いたのか、できるだけ細かく昨日のコーチングを振り返るので、コーチングがどういったものかわからないって方の参考になれば嬉しいです。

おこめさん→10年の公立中学校勤務を経て独立。公立学校を外側から支えるために、オンライン塾を設立・運営。子ども~大人までを対象としたライフビジョンコーチとしても活動。半年の育休を取得した朝活大好き2児のパパ https://lit.link/okome800


▼映画「旅のはじまり」を見て

昨日のお昼、友人が出演した映画「旅のはじまり」を見に行ってきました。

この映画は若者の自律を支援する団体やそこにかかわる若者の言葉をもとにつくられたドキュメンタリー作品でした。

作中、ぐっとくるタイミングはいくつかあったのですが、涙が堪えられなくなった瞬間は 最後の最後に流れてきたエンドロールでした。

そこには若者を支援するために日々活動されている様々な団体の名前が連なっていました。


今もこの瞬間も 
日本のどこかで一人で苦しんでいる子どもがいる。
誰にも助けを求められなくて、
求め方もしらなくて
それでも家族と離れたくなくて
それでも学校から離れたくなくて

ぐっと我慢している子どもたちがいる。

そんなどこかに確かにいる子どもたちを日々探して、なんとか手を差し伸ばそうとしている大人がこんなにもたくさんいるんだ

そう思えたときに

この世界が 絶望だけじゃなく、希望もたくさんあるって思えたんです。

世界はたしかに前に進んでいるって

なんでか知らないですが、ここで涙がバッと溢れてきたんです。


▼コーチングの実際

コーチングは、「今日はどんなことについて話してみたいですか?」からはじまります。

昨日のぼくはそれに対して「映画を見たことをこれからどう活かせるのかを考えたい」

と答えました。
(以下 コーチとのやりとり)

コ活かすってどういう状態でしょう?

社会に影響を与えられている状態かな

コ影響を与えるって?

貢献できている、必要とされている、自分が役にたててるってこと?

コそれができるとどんないいことがありそうですか?

もっと自分を好きになれる かな

あぁ、自分をもっと好きになりたいって気持ちがあるんだ

コそうなるとどうなってきそうですか?

自分の中からエネルギーがわいてきそう


コさっきの話にあった影響を与えたい社会ってどんなところですか?

家族以外のすべてかな

コおこめさんにとっての理想的な社会って?

優しい世界ですかね

コ優しいとは?

一人ひとりが自分のことを大切にできていて、自分のことを好きでいれていて、だからこそまわりのことも大切にできる、受け入れ合える世界

コそんな世界だとどんないいことがありそうですか?

一人ひとりが瞬間瞬間幸せを感じられてる


コここから さらにどんなことについて話をしたいですか?

改めて映画を見た自分が何ができるかを考えたい

コ映画の具体的にどういうところが印象に残ってますか?

(簡単な映画の説明後)なんとかしなきゃって思ってる大人がたくさんいるってこと。

コなんでそこが印象に残ったんでしょう。

なんか、優しさを感じられたから かな

コこの映画からどんなメッセージを受けましたか?

今もどこかに苦しんでる子がいる。誰にも気づかれてない子がいるってことかな

コ他にはありますか?

君はどうする?って聞かれている気がする
それでいくと、何ができるのかな・・
学校で「話をきくよ」とか「辛いことがあったらなんでもいってね」っていうってこと ではない気がする。。


話しませんか?

とかでいい気がする

コいいですね。どうしてそれがしっくりきたんでしょう?

優しさって押し付けるものって感じじゃなくって、にじみだすもの、あいてに感じてもらうことっていう気がするから かな。

コ他にはどんなことができそうですか?

あたたかさをにじみだしたい

コ例えばどうやってそれをやりますか?

子どもたちに対して横の関係でいたい、子どもと向き合うこと、子どもを尊重するっていう感じ。
もっと具体的には、そのあたたかさ、やさしさみたいなことが学校の授業設計の段階で感じられるようなのがいいかな、評価作りとかテストとかについても。

あっ、自分すでにやろうとしてたかも(これまでの評価のことについて簡単に話す)

コいいですね。では今日見た映画をさらにこれからに活かすことがあるとしたらどんなことでしょう?

苦しんでる子がどんな思いを持っているのかを考えたい、そういう子が学校にいると思って、授業をしていきたい。

コどんな思いを持ってるんでしょう。何て言ってるでしょうか?

大人を信じられない
癒やされたい
受け入れてほしい
(視野が狭くなってしまってる)

コ授業でどんなことができそうですか?

「ありがとう」って伝えたい

コそれはどういった思いからですか?

みんな一人ひとりが自分の意思で学校にきて、自分の意思で授業中座ってくれていたとしたら、それはありがたいことだなって思うから。
一人ひとりが感情をもった人格者で、強制されているわけでもない一人の人間だと思うから。
座ってくれていたこと、授業をきいてくれていたこと、友達に話に耳を傾けていたこと、優しい時間を一緒に作ってくれたこと

そんなすべてに「ありがとう」を伝えたい

コそれができるとどうなりそうですか?

それによって、なかなか家庭でのしんどい状況が見えづらい子にも自分が大事にされているって感じてもらえるかもしれない
少なくとも公立の学校は、そんな子も含めて来てくれている場所だと思うから。その子達にとって心の癒やしになる時間を作っていきたい

ありがとうございました。

コありがとうござました


▼ぐっと入り込める感覚

コーチングを通して自分の内面にある、思いを言語化してもらえました。

そもそもどうして今回の学校への復帰でわざわざ評価とかテストとかまで考え直そうとしていたのか、どうして授業を1から考え直そうとしていたのか

その奥には「優しい世界を作りたい」っていう根底の思いが共通点としてあったからなんですね。

さらにコーチングでは、具体的な一歩を一緒に描くという部分も大事にしています。

今回のセッションでは、授業において具体的に何ができそうか(またそれをやりたいって思った理由)を聞いてくれたことで、

子どもたちに「ありがとう」を伝えるということがでてきました。

これは手法としてただやることでは意味がなくて

どうしてそれをやりたいって思ったのか

という部分を言語化してもらえたからこそ身のある実践となります。


▼こんな素敵な時間がコーチング

誰かにアドバイスを受ける時間でもなく、ただ聞いてもらうってだけでもなく
コーチングはクライアントの思いを引き出す質問をポツポツと投げかけてくれます。

自分中心の心地よさはありつつ、自分ひとりではたどり着けない思考にもタッチすることができます。

協同で考えていく時間だからこそ、具体的な次の一歩にも力が入ります。


ぼくがコーチングを好きな理由もコーチングを広めたい理由も

こういう一人ひとりの心に寄り添う優しさ みたいなことを感じられるコミュニケーションだからだと感じます。


ぜひ皆さんも一度コーチング受けてみてください。

またコーチングを気軽に学べるスクールもはじめました。

興味がある方はぜひ!!


今日もここまで読んでくださってありがとうございました。


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