おはこやは自ら学ぶ力をつける場所へ 前編【まだ埋められてない課題がある】#736
おはようございます。
11/3 自分が所属しているコワーキングスペースにて会員さんインタビューを受けました。普段はいろんな人の今やっている事業やその思い、これからのことなどを聞くのに徹しているのですが、昨日はひたすらに話す側として時間を過ごさせてもらいました。自分のことを話して聞いてもらえるとすごく嬉しい気持ちになりますね。だからこそやっぱり聞き役に徹したい、そう感じました。おこめさんです。
おまたせしました。
ようやく新しく始めるおはこやのサービスについて紹介する日がきました。
ただ書いていて思ったのが、
めっちゃ長い
です。
なので、急遽前編・後編に分けてお送ります。
今日は 今回の流れに至った背景や思いの部分について
明日は 具体的なサービス内容 お願いの内容について です。
最後まで読んでくれたらすごく嬉しいです。
おこめさん→10年の公立中学校勤務を経て独立。学習習慣作りのオンライン塾を設立・運営。子ども~大人までを対象としたライフビジョンコーチとしても活動。半年の育休を取得した朝活とゴミ拾い大好き2児のパパ
▼学校と塾との目指す子ども像のズレ
学校では 自ら考え、自ら学んでいける力をつけたいと奮闘していました。
目先の点数よりも、その失敗すらバネに成長していけるような
そんな生徒を育てたい そう思って授業づくりやクラス活動を進めていました。
例えばテスト前に学校側で配るテスト計画表も
自分で目標点を決めて、そのために必要な行動をあげて、それをいつやるのかを落とし込んでいく
そういったことを授業時間を使ってたてさせ、
学校にくる度にすべての生徒の家庭学習の様子にフィードバックをしていました。
自分で考え、自分で計画・実行し、振り返る力
そういった力はテストの点数をあげる効果以上に 長期的にその子の力になると思ってやってきました。
しかし、学校だけの支援では十分とはいえないのも現実でした。
計画をたてさせるにあたっての目標は ほとんどの場合 「なんとなく」です。
なぜその点数を目指したいのか、なんのために勉強をするのか
そういったことを一人ひとりと考えていく時間は到底ありません。
また立てた計画が妥当かどうか、
その子が家庭でどれくらいのことをどのようにして実行したのか
そういう部分もタッチできません。
結果的に 計画通りにやったけど、点数はあがらい子もいて
「やっぱり計画たてるのは意味がない」
そうやってその行動自体の意味を見失い 本当に大切な力を身につける機会をなくしてしまうこともありました。
一方、塾に通う生徒の中にはテストの点数をあげることばかりに目が向き、いつしか子どもにもその価値観が浸透し、「点数さえあがればいい」「点数があがらないことに価値はない」そういう感覚をもっている子が少なからずいました。
結果に最短で向かうためのもっとも効率のいい方法は研究し尽くした 一人ひとりの学力にあったテキストと学習計画をわたし、そのとおりに生徒に実行させることです。(もしくは個別最適化されたわかりやすい授業動画を提示する)
そこに子どもの意思は関係ありません。
そのとおりにやりさえすれば点数はあがる
そういう仕組みです。
では本来子どもに必要な 自ら学び取る力 はいつどこで育まれるのでしょうか。
既存の塾や現在の学校のシステムだけでは補いきれていない課題がここにありました。
▼最短で点数をあげることに対する疑問
これは自分自身の中高の経験からも来ています。
中学時代は、塾に通っていました。
塾に通うとそれだけで通っていない人よりも週に何時間も多く勉強しています。
宿題をする時間も合わせるともっとです。
塾に真面目に通い、先生の話をよく聞き、出された宿題をちゃんとやる
基本的にほとんどこれだけで中学時代は点数がよく、クラスでも5本の指に入るくらいにいつもいました。(5本は大したことないですが)
そうこうしているうちに高校に進学し、塾をやめました。
するとまったく点数がとれません。
何をどうやっていつまでにやったらいいのか
何もわからなかったのです。
すべてを自分でやらないといけない場面になったときにはじめて
「自分で勉強する力はついてないんだ」
そう気が付きました。
でも最初に急落した成績は簡単にはとりもどせません。
自分にも自信をなくしました。
どうせ無理 とか 自分はおちこぼれ
そんな思いを抱えながら迎えた受験はうまくいくはずもなく、志望校には落ちてしまいました。
こうして浪人生活をおくることになった4月に転機が訪れました。
母親と予備校近くのコンビニに、一年間の塾代を振込にいったときです。
何十万円という札束を見たのはこれがはじめてでした。
汗水垂らしてはたらいてくれた大金を自分のために今ここに入れてくれるんだ
そう思ったのです。
先生になりたい という夢はもっていたものの
どこか勉強に対して本気になりきれてない(諦めてしまっていた)自分から
そんなことはどうでもよくなって
ただただ「これ以上、母親を悲しませたくない」
そんな思いが溢れてきました
そこにぼくなりの勉強をする意味が見つかったのです。
塾に通いはじめてからは 何がわからないかもわからない自分は何から始めたらいいのかわかりませんでした。
それでも一年間のカリキュラムで高校3年間をクリアできるはずなので、「予習復習を毎日ちゃんとやるところからはじめよう」そう考えて、毎日必ずそれに取り組みました。
やる時間を計画し、実行する
ひたすらそれの繰り返しでした。
こうした毎日を過ごす中で
だんだんと自分に自信が戻っている気がしました。
自分なんてって思っていた自分に
自信が戻ってきたのです。
それは勉強ができない、その努力も続かないと思っていた自分が
勉強できる、ちゃんと続けることができている
そういう体験がそう思わせてくれたのです。
勉強で失った自信は結果ではなくその努力のプロセスから取り戻せることを学びました。
最初から結果がついてきたわけではありませんでしたが、最終的には志望校のボーダーライン+5%以上の得点をとることができて、無事に大学へ進学することができました。
勉強を続けていくためにも 自分は勉強できている という確かな自信が必要なのです。
▼そんな思いから、おはこやをリニューアルします
これまでのおはこやは 子どもたちの視野を広げる を大切に活動してきました。
この活動は今でも大切だと思っているし、土日の時間を使ってこれからも続けていこうと思っています。
とはいえ、子どもたちには目先にテストという大きな課題があることも事実です。
ぼくのこれまでの経験から その子たちに勉強を通じて 大切な自ら学ぶ力を育んでいくことに取り組みたい そう思ったのです。
詳しいサービス内容の説明は明日にしますが、すでに無料モニターを募集開始しているので興味のある方は公式LINEから説明会に申し込みをお願いします。
(説明会の日程 11/18、11/26の20時~です)
今日もここまで読んでくださってありがとうございました。
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