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17年前の今日を振り返る【センター試験があった日】♯447
おはようございます。
17年前の今日、2005年の1月15、16日にセンター試験がありました。
昨日、今日と行われる大学入試共通試験とまさかの同じ日程ということで、なんだかふっと思い出されることがあります。
受験生の応援の気持ちを込めて、懐かしい思い出を振り返りながら書いていきたいと思います。
おこめさん→10年の公立中学校勤務を経て独立。公立学校を外側から支えるために、オンライン塾を設立・運営。子ども~大人までを対象としたライフビジョンコーチとしても活動。半年の育休を取得した2児のパパ。
https://lit.link/okome800
▼センター試験当日
それまでやってきた1年分の思いを出し切ることだけを考えて、この日を迎えました。
友達との時間よりもとにかく一人の時間を確保して、ひたすらにテストに向き合い続けた二日間でした。
一つも悔いを残したくない、その思いだけで当日の時間を過ごしていた気がします。
というのもこのセンター試験には人並み以上の思い入れがあったからです。
▼それまでの一年間
ぼくは、高校3年生の受験に失敗しています。
センター試験の結果があまりに悪く、国公立のボーダーどこにもかかることができなくて(教育系)二次試験を受けることすら放棄してしまっていました。
そこから甘えた自分を叩き直すためにも、母が進めてくれたお遍路の旅に出たのでした。
1週間で四国のお遍路1~23番札所までまわるものでしたが、それでも当時のぼくにとっては刺激たっぷりの1週間でした。
「コツ、コツ」と杖をつく音だけがひたすら聞こえる中、ぼんやりと自分のそれまでの人生やこれからのことを考えたりしていました。
そんな一週間から帰ってきて、いよいよ浪人生活が始まったのです。
それまで無理矢理に積み上げてきたものを一端ないものとして、基礎の基礎から勉強し直しました。(河合塾にお世話になっていました)
わからない問題があったらわかるまでとことん先生に聞き続ける。
授業時間以外はひたすら自習室にこもり続ける。
塾への行き帰りも耳でリスニングの勉強、お風呂でも単語の勉強
時間という時間をほとんど勉強に捧げました。
塾への道には 誘惑がたくさんありました。
それでも一緒に通っていた仲間たちと声を掛け合って勉強一色にしていたのでした。
成績はというと、
受ける模試受ける模試で、すべて判定はE
どれだけ勉強しても、です。
1/1にうけたセンター直前模試に関しても同じ判定で正直絶望しかけていました。
それでも自分ができることは努力することだけ
そう思ってセンター試験当日の空き時間さえも必死で勉強し続けていました。
▼家に帰ってきて
新聞を見ながら自己採点をします
一つの教科が終わる度に少しガッツポーズ
数学IA・ⅡB、英語、国語、化学、物理、現代社会と
最後の教科の採点が終わった瞬間
自然と涙がこぼれていました。
ずっとずっと応援し続けてくれた母に報告し、二人で泣きながら抱き合いました。
結果はこれまでとったことのなかった程の点数でした。
▼諦めないこと、自分ができることを愚直にやること
ぼくがやったのはただ、これだけでした。
とにかく思いを込めて最後の瞬間まで丁寧に試験に向き合いました。
その時に出せるすべての力を出し切ることだけでした。
試験は最後まで何が起きるかわかりません。
二日目の今日、精一杯頑張ってきてください。
受験生の皆さんを心から応援しています。