入院2日目 採血とたくさんの先生

今日は朝食前に採血があって、その後はずっとヒマ……だと思ってたんですが。

先生や看護師さんが入れ替わり立ち替わりいろいろな説明にきて、思ったよりゆっくりできません。
手術前日だしあたりまえか……。

麻酔科の先生からはけっこうボリューム感のある説明があり、乗り物酔いはする?とか家族で全身麻酔かけたことある人いる?とかいろいろ質問されました。
全身麻酔ってやっぱり大変なことなんですね。
盲点としては、気道に管を挿入する際、ぐらついてる歯があると抜けることがあるんだそうです。

全身麻酔で起こりうる症状は色々あるそうですが、麻酔事故で死亡する確率は、麻酔専門医が常駐する病院では飛行機事故と同じくらいだとか。
怖がる必要まったくないですね。
私は怖いですけど。
なんだったら手術より麻酔のほうが怖いです。

意識を失って、万が一そのまま死んじゃったら……と思うとめちゃくちゃ怖くないですか???
ほんとにそれきりで人生終わっちゃうんだ!?て感じですし、始末できなかったアレとかコレとかが遺品整理で明るみに出てしまうのかと思うと、死んでも死にきれません。
でも麻酔かけられたら強制的に意識はなくなっちゃうわけですよ。
怖くないです?????

※これだけ怖がっておいてあれですが、本当に麻酔は安全です。
麻酔によって生命を失う可能性は0.01%程度と書類の最後に書いてありました。

夕方くらいに看護師さんがきて鼻毛を剃るように言われます。
鼻からの手術ですもんね。
鼻毛シェーバー?みたいなものでジョリジョリしました。

夕食後にはもう点滴の針を留置。
いまのところ朝イチの手術予定だそう。
集中力が必要な手術は朝イチにやるとかいう話を聞いたことがあるので、ひょっとしたらすごく丁寧にやる必要があるからあえて朝イチなんですかね。

いや、雑にやっていい手術なんてないと思いますが、やっぱり小さいですよね。下垂体。
もともと8ミリくらいしかないんだもん。
そこから1センチ2センチの腫瘍を剥がしていく手術って、やっぱりチマチマチマチマした感じになるんじゃないでしょうか。
取り残しがあるとまた大きくなっちゃうかもしれないし、かといって下垂体まで切っちゃったらホルモンの機能が低下しちゃうし、時間がかかると患者の体に負担がかかるし……。

なんか、先生のおっしゃってた「丁寧にやれば大丈夫」はかなり次元の高い話だなという気がしてきました。
輪廻でいうと5万回くらい先の話ですかね……マニ車買わなきゃ……。

胸には不安と緊張、耳には耳栓をして眠りにつきます。
すごいいびきも何か言ってる声も、耳栓越しだといくぶんマイルドでそこそこ眠れました。


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